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実務ノウハウ更新 約5分で読めます

結婚指輪のデザインが気に入らない|作り直すか、重ねる1本を足すか、購入店に相談するか

結婚指輪のデザインが気に入らないなら、まず購入店に「変えられる範囲」を聞き、それで足りなければ「重ねる1本を足す」か「作り直す」かを選びます。この順番で考えると、むだな費用をかけずに済みます。

買ってから「シンプルすぎた」「幅が合わない」と感じるのは珍しいことではありません。ただ、結婚指輪は配偶者と対のものなので、1人の判断で変えにくいのが悩みどころです。

不満の中身を言葉にし、元の指輪を手放さずに済む方法から順に試すのが基本です。

最初に購入店へ:変えられる範囲を聞く

いちばん手間が少ないのは、作った店で変えられる範囲を使い切ることです。店ごとに規定があるため、できるかどうかは聞いてみないと分かりません。

不満 購入店で相談できること
シンプルすぎる 石の追加・同ブランドの重ねる1本・刻印の追加
仕上げが好みでない 鏡面からマットへ、などの仕上げ直し
幅や形が合わない 同ブランドの別デザインへの交換・下取り
傷が目立つ 磨き直しなどで改善できるか

「気に入らない」のではなく「物足りない」なら、足す加工で解決することがあります。石を1粒入れる、刻印を加えるだけで印象が変わる形もあるため、作り直す前に確かめておきます。

サイズ直しや仕上げ直しなどの加工は、購入店か修理店が窓口です。GEMILYAでは行っていません。

重ねる1本を足す:元の指輪を変えずに印象を変える

結婚指輪はそのままにして、隣に重ねる1本を足す方法です。元の指輪を手放さず、配偶者の指輪にも手を付けないため、いちばん切り出しやすい選択肢です。

  • 幅は結婚指輪と同じか細くする
  • 石や爪が隣の指輪に当たらないかを、重ねた断面で確かめる
  • 地金の色は結婚指輪にそろえる方向で選ぶ
  • 自分の分だけ足してもよい。2人でそろえる必要はない

「自分の分だけ、記念日に1本足したい」という言い方なら、相手の指輪を否定せずに済みます。幅・厚み・断面の測り方と石の留め方は結婚指輪に重ねる1本の作り方で詳しく説明しています。

不満の理由がデザインではなく、仕事で指輪を着けにくいことにあるなら、ネックレスやバングルなど指輪以外で2人がそろえる方法を結婚指輪の代わりに2人で作るもので比べています。

作り直す:自分の分だけか、2本ともか

重ねる1本では足りないなら、作り直しです。進め方は3つに分かれます。

進め方 向く2人
自分の分だけ作り直す 配偶者は今の指輪が気に入っている
2本とも作り直す 2人とも不満がある・記念日に合わせたい
元の指輪はしまい、普段用を別に作る 元の指輪を手放したくない

作り直すときは、何が嫌だったかを要素に分けます。幅・厚み・断面(甲丸か平打ちか)・仕上げ・石の有無・地金の色。この中で「変えたいもの」と「残したいもの」を分けると、新しい指輪の仕様が決まります。

元の指輪のよかった点を1つ残すと、作り直しても対の印象が保ちやすくなります。幅だけ同じにする、地金の色だけそろえる、といった残し方です。

購入店の指輪の形をそのまま写して作ることは、権利または許諾を確認できる場合に限ります。好きな理由を要素に分けてオリジナルにする方法はブランド品に似たデザインはオーダーできる?にまとめています。購入したブランドの指輪がすでに廃盤の場合は、幅・色・仕上げ・刻印をそろえて形を写さずに作る方法を廃盤の結婚指輪と同じ形は作れる?で説明しています。

配偶者への切り出し方

言い出しにくい理由は「相手が選んだものを否定することになる」からです。伝え方を変えると、話が進みやすくなります。

  • 「嫌い」ではなく「こうしたい」で伝える(石を足したい・細い1本を重ねたい)
  • 記念日や誕生日を理由にする
  • 自分の分だけでよい、と先に言う
  • 元の指輪は手放さない、と伝える

相手の指輪はそのままで、自分の指輪に足す・変える話にすると、相手は選ぶ側に回れます。

作り直さない方がよい場合

  • 買ってから日が浅い。購入直後なら、先に購入店で交換や加工の条件と期限を確かめ、そのうえで急いで作り直す必要があるかを考える
  • 不満がサイズだけ。サイズ直しで済むなら、購入店か修理店へ
  • 不満が傷や曇りだけ。磨き直しなどで改善できる場合があるため、購入店で確かめる
  • 配偶者が今の指輪に強い思い入れがある。重ねる1本の方が合う
  • 費用を抑えたい。オリジナルの形は1個でも原型設計費がかかるため、既製品の重ねる1本の方が安く済むことがある

作り直しが向くのは「形そのものが合わない」と分かっているときです。物足りない・傷が気になる、であれば足す加工や磨き直しで改善できることがあります。

GEMILYAに頼む場合

GEMILYAで受けるのは、新しい指輪の製作です。お手持ちの結婚指輪の修理・サイズ直し・仕上げ直しは行っていないため、購入店か修理店にご相談ください。

  • 新しい指輪の地金はPt900・K18・K10・SV925から選べます(真鍮・ステンレスも可)
  • 費用は、初回だけの原型設計(多くは税込22,000〜44,000円程度・デザインごと)と、1本ごとの製作費に分かれます。製作費は内容を伺ってからご案内します
  • 2本とも作り直す場合でも、同じデザインなら原型設計は1デザイン分です
  • 元の指輪の形を写すことは、権利または許諾を確認できる場合に限ります。幅・厚み・色をそろえる方向で作ります
  • 天然ダイヤなどの石留めは、石の大きさと留め方を見てご案内します

今の指輪の正面・横・内側の写真と、幅・厚み・号数をお送りいただければ、そろえる要素と変える要素を整理してご提案します。1個の特注の条件と進め方は特注・小ロット製作、Pt900で1組を自分でデザインする場合の考え方はプラチナの結婚指輪を自分でデザインして作るをご覧ください。

まとめ

  • 順番は購入店で変えられる範囲、重ねる1本、作り直しの順。元の指輪を手放さない方法から試す
  • 物足りないだけなら、石や刻印を足す加工で解決することがある
  • 重ねる1本は自分の分だけでよく、配偶者に切り出しやすい
  • 作り直すなら、変えたい要素と残したい要素を分ける。権利または許諾を確認できない形の複製は受けられない
  • 日が浅い・サイズだけ・傷だけ、なら作り直す前に購入店で確かめる

不満の中身と今の指輪の写真を添えてご相談ください。重ねる1本と作り直しのどちらが合うかから、一緒に整理します。

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