指輪が入らなくなったら|サイズ直しか、作り直しか、別の使い方かの判断表
指輪が入らなくなったら、最初に購入店か修理店でサイズ直しができるかを聞いてください。数号の差なら、切って地金を足す方法で直せることが多いからです。
直しにくいのは、号数の差が大きいとき、全周に石や模様があるとき、2色の地金を組み合わせた形のときです。その場合は、同じ雰囲気で新しく作る、別の指に着ける、ネックレスにする、という選択肢を比べます。
この記事では、結婚指輪や思い出の指輪が入らなくなった方に向けて、どれを選ぶかの判断表と、作り直すときの注意をまとめます。
まず「指が太くなったのはどこか」を確かめる
知恵袋には、関節が太くなって結婚指輪が通らなくなった、という相談がありました。この場合、指の付け根は昔のままで、関節だけを通らなくなっていることがあります。
- 関節も付け根も太くなった:号数を上げれば解決しやすい
- 関節だけ太くなった:号数を上げると、付け根でくるくる回る
- むくみの出る時間帯がある:朝と夕方で測って差を見る
関節だけの場合は、店で測るときに「通すときがきつい」「付け根では回りたくない」と両方伝えてください。号数の測り方はリングサイズ(号数)の基礎知識にまとめています。
判断表:どの方法を選ぶか
| 状況 | 向く方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 数号の差で、模様が一部だけ | サイズ直し | 切って足す場所が残っている |
| 号数の差が大きい | 作り直しも比べる | 足す量が増えるほど形が崩れやすい |
| 全周に石・模様・2色の地金がある | 作り直し・別の使い方 | 切って継ぐ場所がない |
| 内側一周に刻印がある | 直す前に刻印の扱いを確認 | 継ぎ目で文字が欠けることがある |
| 購入店が閉店した | 修理店で相談、または作り直し | 購入店でなくても直せる場合がある |
| 指輪として着けなくてもよい | 小指に着ける・ネックレスにする | 形に手を加えずに残せる |
号数の差が大きいほど、「直す」より「作り直す」に近い作業になります。知恵袋でも、大きく上げる場合は修理ではなく作り直しに近い、という回答がありました。
直しにくい形の理由は、サイズ直しできない指輪のデザインで詳しく説明しています。
手を加えずに残す方法
大事な指輪ほど、形を変えたくないこともあります。その場合は、着け方を変えます。
- 小指など、入る指に着ける(落としやすい指では、きつさを確かめる)
- チェーンに通してネックレスにする
- 新しい指輪と重ね付けせず、保管して記念日だけ着ける
ネックレスにするときは、チェーンが指輪の内側にこすれて傷が付くことがあります。通す前に、チェーンの太さと指輪の重さの釣り合いを見てください。
作り直すときに決めること
同じ雰囲気で新しく作る場合は、元の指輪のどこを残すかを先に決めます。
| 決めること | 記入例(説明用) |
|---|---|
| 残したい特徴 | 平らな断面、つや消し、幅3mmくらい |
| 新しい号数 | 関節を通る号数を店で測った結果 |
| 刻印 | 元の日付をそのまま入れ直す |
| 元の指輪 | 手元に残す(溶かさない) |
| 石 | 元の指輪から外して使うかは相談 |
有名ブランドの指輪と同じ形を作り直すことはできません。自分で考えたデザインや、元の指輪の雰囲気を参考にした別の形にします。考え方はブランド品に似たデザインはオーダーできる?にまとめています。
気をつけること(ここにまとめます)
- サイズ直しができるか、どこまで上げられるかは、指輪の形と素材で変わります。必ず現物を見てもらって判断してください
- 結婚指輪や形見の指輪は、直したあとに元へ戻せない作業もあります。家族と相談してから決めます
- 元の指輪を溶かして新しい指輪の地金に使う方法は、店によって扱いが違います
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、お手持ちの指輪のサイズ直しや修理はお受けしていません。入らなくなった指輪の代わりに、新しい指輪を1本から作る形でご案内します。
- 地金はSV925・K10・K18・Pt900・真鍮から選べます
- 元の指輪の写真と、残したい特徴を送ってください
- オリジナルの形は、1本でも設計・原型の費用がかかります
- 元の指輪から外した石を使いたい場合は、石の持ち込みとしてご相談ください
1本だけの特注の進め方は1個から作れる小ロット製作のページにまとめています。
まとめ
- 入らなくなったら、まず購入店か修理店でサイズ直しができるか聞く
- 号数の差が大きい・全周に石や模様がある指輪は、作り直しも比べる
- 関節だけ太くなったなら、通すときと付け根の両方を伝えて号数を決める
- 形を変えたくないなら、別の指やネックレスで残す方法もある
- 作り直すときは、残したい特徴と新しい号数をメモにまとめる
新しく作る方向で考えたいときは、元の指輪の写真と新しい号数を添えてご相談ください。どの特徴を残すかを一緒に整理します。