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GEMILYA
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ブランド品に似たデザインはオーダーできる?|当社の線引きとオリジナルにする方法

ブランド品をそのまま、またはそっくりに写すオーダーは、当社ではお受けしていません。自分で使うだけ、という目的でも扱いは同じです。

一方で「そのブランドの何が好きか」を書き出すと、多くは細い甲丸の断面、控えめな幅、石を埋め込む留め方など、どのブランドのものでもない要素です。そこを組み合わせれば、好きな雰囲気を持つオリジナルを作れます。

この記事は、好きなブランドの指輪やピアスに近いものをオーダーで作りたい方に向けて、当社の線引きと、オリジナルに組み立て直す方法をまとめたものです。

「個人で使うだけなら大丈夫?」への答え

知恵袋には「ブランドのデザインを業者にそのまま作ってもらい、自分で使うだけなら問題ないか」という質問がありました。回答では、依頼者よりも、依頼を受けて写しを作る業者の側に問題があると指摘されています。

意匠法は、意匠権者が「業として」登録意匠などを実施する権利を持つと定めています(第23条)。依頼者が個人でも、作る側は仕事として作ることになります。

そのため当社は、使う目的で扱いを変えていません。受けられない依頼の例は次のとおりです。

  • ブランドのロゴ・刻印・象徴的なマークを入れる
  • 特定の商品を、写真を見ながら同じ形で再現する
  • 購入した品をスキャンして同じ物を作る
  • 「◯◯風」と言いつつ、輪郭と配置をそのまま使う

知恵袋の回答にもあったように、まともな工房は「そのままはできません」と答えるのが普通です。当社は「何か所変えれば大丈夫」という考え方もとりません。

好きな理由を要素に分ける

似せたい気持ちの中身は、たいてい「形のどこか」への好みです。要素に分けると、使えるものと使わないものがはっきりします。

要素 当社での扱い 伝え方
断面の形(甲丸・平打ち) 使える 名前で伝える
幅・厚み・ボリューム 使える mmで伝える
表面の仕上げ(鏡面・マット・槌目) 使える 写真の質感で伝える
石の留め方・並べ方 使える 「1粒を埋め込む」など言葉で
ブランドを象徴するモチーフ・ロゴ 使わない 入れたい理由を別の形で考える
輪郭と配置の組み合わせ全体 使わない 好きな要素を1つずつ抜き出す

断面や仕上げの名前が分からなくても大丈夫です。指輪のデザインの種類と名前を見ながら、近いものを選んでください。

記入例:好きなところを言葉にする

参考画像を送るときは、画像だけでなく「どこを見てほしいか」を添えます。説明用の例です。

  • 参考画像:好きなブランドの指輪(画像1枚)
  • 好きなところ:細い甲丸で指が長く見える、小さな石が1粒だけ埋め込まれている
  • 使わないもの:ブランドの刻印、象徴になっているモチーフ
  • 自分らしく入れたいもの:内側に記念日、石は誕生石
  • 素材:K10、普段使い

「自分らしく入れたいもの」の欄が埋まると、形は自然と別物になります。画像の伝え方は参考画像でアクセサリーを依頼するで詳しく説明しています。

「似たものを着けて偽物と言われた」を避ける

知恵袋には、高級ブランドに似たアクセサリーを買ったら、友人に「偽物っぽい」と言われたという相談もありました。回答では、象徴的なマークを真似たものほど偽物に見えやすい、と指摘されています。

作り方 人からの見え方
象徴的なモチーフを真似る 「あのブランドの偽物?」と見られやすい
輪郭だけ似せて細部を変える 本物と比べられ、粗が目立つ
一般的な要素を組み合わせる 「どこの?」に「作ってもらった」と答えられる

オーダーで作る良さは、由来を自分で説明できることです。記念日や誕生石など、自分にしか意味のない要素を1つ入れておくと、それがデザインの理由になります。

よくある失敗

依頼の段階で詰まりやすい例です。

失敗 防ぎ方
画像だけ送って「これと同じで」と頼んだ 好きなところと使わないところを書き分ける
輪郭はそのままで、石の色だけ変える案を出した 要素を1つずつ抜き出して組み立て直す
石留めや着け心地まで同じになると期待した 作り手と工程が違えば、同じにはならない

最後の点は知恵袋の回答でも触れられていました。写しを作っても、細部の作りや仕上げまでは同じになりません。

気をつけること(ここにまとめます)

権利に当たるかどうかの判断は、この記事でも当社でも行いません。意匠や商標などの判断が必要な場合は、弁理士・弁護士などの専門家に相談してください。意匠法第23条の文言は、2026-10-06 にe-Gov法令検索で確認したものです。

  • 当社の受付の線引きは、法律の判断とは別に当社が決めているもの
  • 迷う依頼は、画像と依頼内容を送っていただければ受けられるかを先にお伝えする

考え方の整理はアクセサリーデザインの権利の基礎にまとめています。

GEMILYAに頼む場合

好きな要素の書き出しから、当社でデザインを起こしてオリジナルにします。

  1. 参考画像と、好きなところ・使わないところを送る
  2. 要素を組み合わせたデザイン案と素材を確認する
  3. 原型(3Dデータ)で形を確かめる
  4. 仕様確定後、およそ4週間で製作・納品

1個の特注でも、オリジナルの形には設計・原型の費用がかかります。

まとめ

  • ブランド品をそっくり写す依頼は、個人で使う目的でも受けていない
  • 好きな理由を、断面・幅・仕上げ・石の留め方などの要素に分ける
  • ロゴや象徴的なモチーフ、輪郭と配置の組み合わせは使わない
  • 記念日や誕生石など自分の要素を1つ入れると、由来を説明できる形になる

好きなデザインの画像と「どこが好きか」のメモがあれば、ご相談ください。受けられる形かどうかを先にお伝えしたうえで、オリジナルの案を一緒に考えます。

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