ロザリオをオーダーメイドで作る|クロスとメダイを作り、珠とつなぎは既製品で
ロザリオをオーダーメイドで作るなら、オリジナルにするのはクロス(十字架)とメダイ(中央のメダル)に絞るのが現実的です。珠やつなぎの金具は、既製品の中から選んで組み合わせます。
全部を一から作ろうとすると、珠の穴あけやつなぎの作業など、部品ごとに別の技術が必要になります。いちばん目に留まるクロスとメダイに思いを込め、ほかは信頼できる既製品で支える形が、仕上がりと日程の両方で無理がありません。
この記事では、洗礼や堅信のお祝い、家族への贈り物としてロザリオを作りたい方に向けて、部品ごとの考え方をまとめます。
ロザリオの部品と作り方の判断表
ロザリオは、いくつかの部品をつないでできています。部品ごとに、オリジナルにするか既製品にするかを決めます。
| 部品 | 役割 | 作り方の目安 |
|---|---|---|
| クロス | 先端に下がる十字架 | 金属でオリジナルにしやすい |
| メダイ | 輪とクロスをつなぐ中央のメダル | 金属でオリジナルにしやすい |
| 珠 | 祈りを数える玉 | 既製品(天然石・ガラス・木など)から選ぶ |
| つなぎ | 珠どうしをつなぐピン・チェーン | 既製品を使う |
| 組み立て | 全体を1本にする作業 | 誰が行うかを最初に決める |
クロスとメダイは、形・大きさ・刻印を自由に決められる部分です。名前や日付を裏に入れると、その人だけのロザリオになります。
クロスとメダイで決めること
クロスの形は、縦横の比率と腕の太さで印象が変わります。メダイは、表の図柄と裏の刻印を決めます。
| 決めること | 記入例(説明用) |
|---|---|
| クロスの大きさ | 縦30mm×横20mmくらい、腕の太さ3mm |
| クロスの仕上げ | 鏡面、角は丸める |
| メダイの形 | 楕円、縦15mmくらい |
| メダイの表 | 自分で描いた花の図柄 |
| メダイの裏 | 洗礼名と日付 |
| 素材 | SV925、いぶしなし |
| つなぎの穴 | 上下に1つずつ、既製の丸カンが通る大きさ |
つなぎの穴の位置と大きさは、使う既製品の金具が決まってから決めます。穴が小さすぎると、組み立ての段階で通りません。
石を並べたクロスにしたい場合は、石付きクロスペンダントを作るで石の数と配置の決め方を説明しています。
図柄は「自分で用意したもの」にする
メダイの図柄に、聖人や聖母の姿を入れたいという相談は多くあります。このとき、既存のメダイや宗教画の写真をそのまま写すことは避けてください。作られた時期によっては、作者の権利が残っていることがあります。
- 自分や家族が描いた絵をもとにする
- 図柄ではなく、言葉や記号(花・鳩など)で表す
- 既存の品を参考にする場合は、形を写さず要素だけを取り出す
参考画像の扱い方は、ブランド品に似たデザインはオーダーできる?にまとめています。
よくある失敗
| 失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| クロスが重く、首や手で扱いにくい | 大きさと厚みを先に決め、重さを確認する |
| メダイの穴が金具に合わず組み立てられない | 金具を先に決めてから穴を設計する |
| 洗礼式に間に合わなかった | 日程から逆算し、組み立ての時間も入れる |
| 裏の刻印の綴りを間違えた | 洗礼名の綴りを教会や本人に確かめる |
気をつけること(ここにまとめます)
- ロザリオの珠の並びや使い方、祝福を受けるかどうかは、信仰に関わることです。所属する教会や、贈る相手のご家族に確認してください
- アクセサリーとして身に着けることについては、考え方が人によって違います。贈る場合は、相手の受け止め方を考えて選んでください
- 既存の図柄の権利の有無は、この記事では判断できません。迷うものは使わないか、権利者に確認してください
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、クロスとメダイの金属部分を、1個から鋳造して作れます。地金はSV925・K10・K18・Pt900・真鍮・ステンレスの6種類です。
- 珠・チェーン・つなぎの金具は製造していません。既製品を使う前提です
- 珠を含めた全体の組み立てまで受けられるかは、使う部品が決まった段階で個別に確認します
- 手描きの図柄や、刻印したい言葉の綴りをお送りください
- オリジナルの形は、1個でも設計・原型の費用がかかります。納期は仕様確定後およそ4週間が目安です
1個からの製作の流れは1個から作れる小ロット製作のページにまとめています。
まとめ
- オリジナルにするのはクロスとメダイに絞り、珠とつなぎは既製品を使う
- クロスは大きさと腕の太さ、メダイは表の図柄と裏の刻印を決める
- つなぎの穴は、使う金具を決めてから設計する
- 図柄は自分で用意したものにし、既存の品を写さない
- 珠の並びや祝福など信仰に関わることは、教会や家族に確認する
贈る日と、クロスやメダイに入れたい言葉・図柄の案を添えてご相談ください。金属部分の形を一緒に詰めていきます。