ロケットペンダントをオーダーする|開閉する仕組みと中に入れるもの
ロケットペンダントをオーダーするときに最初に知っておきたいのは、ふたを開け閉めする仕組みが、普通のペンダントより1段難しいことです。ふたと本体をつなぐ蝶番(ちょうつがい)と、閉じておく留めの2つが動く部分になります。
動く部分は、1つの型から一体で鋳造できません。本体とふたを別々に作り、蝶番と留めで組み立てる形になります。だからこそ、中に入れるものと大きさを先に決めることが、オーダーの出発点です。
この記事では、写真やメッセージを入れるロケットペンダントを作りたい方に向けて、開閉の仕組みと決める順番を説明します。
ロケットの仕組み:3つの部品
| 部品 | 役割 | 作り方の考え方 |
|---|---|---|
| 本体とふた | 中身を収める器 | それぞれ鋳造で作れる |
| 蝶番 | ふたを開く軸 | 小さな可動部。既製の部品を組み合わせることが多い |
| 留め | 閉じた状態を保つ | 爪で引っかける、はめ込むなどの方式がある |
蝶番と留めは、開け閉めのたびに力がかかる部分です。細すぎると緩んだり、ふたが勝手に開いたりします。可動部の設計の難しさは、製造が難しいデザイン例と代替案でも説明しています。
中に入れるものから内寸を決める
ロケットの大きさは、外側のデザインからではなく、中に入れるものから決めます。
| 入れるもの | 決めること |
|---|---|
| 写真 | 見せたい部分(顔だけか、全身か)と、切り抜く大きさ |
| 手書きのメッセージ | 文字の量と、紙を折るかどうか |
| 髪の毛など小さな記念品 | 量と、ばらけないようにする包み方 |
| 遺骨・遺灰 | 開け閉めするロケットより、閉じる前提の形が向く |
内寸は、入れるものより少し余裕を持たせるのが基本です。ぴったりだと、写真の端がふたに挟まります。写真は、透明なカバーや保護の膜をかけると傷みにくくなります。
遺骨を納める場合は、ふたの密閉や肉厚の考え方が変わります。遺骨・メモリアルペンダントのオーダーを参照してください。
厚みと重さ、バチカンの位置
ロケットは、本体とふたの2枚に、中身の空間を足した厚みになります。普通のプレート型のペンダントより、厚く重くなりやすい形です。
- 写真1枚なら、中の空間は薄くてよい
- 2枚向かい合わせに入れる形は、厚みが増す
- 重くなるほど、チェーンとバチカン(チェーンを通す輪)に力がかかる
- 蝶番が上か横かで、バチカンを付けられる位置が変わる
蝶番が首側に来ると、開けるたびにトップが傾きます。蝶番は横、バチカンは上、という組み合わせがよく選ばれます。
開かない形にする代案
可動部を作らないなら、形の自由度が上がり、壊れる心配も減ります。
| 代案 | 向く人 |
|---|---|
| 写真の代わりに、シルエットや名前を刻む | 写真でなくても、その人だと分かればよい |
| 外側に日付や言葉を刻む | 中身より、記念の言葉を残したい |
| 閉じたままの形にする | 一度入れたら開けなくてよい |
記入例:ロケットのオーダー
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 入れるもの | 子どもの写真1枚(顔が分かる範囲) |
| 形 | 楕円、外側に誕生日を刻む |
| 開き方 | 横開き、蝶番は左側 |
| 素材 | SV925 |
| チェーン | 手持ちのチェーンを使う、太さは測定済み |
| 着け方 | 毎日着けたい、軽さを優先 |
よくある失敗
| 失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 写真が入らず、端を切り落とした | 写真の大きさから内寸を決める |
| ふたが勝手に開いて中身を落とした | 留めの方式と強さを確認する |
| 厚く重くなり、毎日は着けなかった | 入れるものを1つに絞り、薄くする |
| 入浴中も着けて、中の写真が濡れた | ロケットは水を防げない前提で外す |
気をつけること(ここにまとめます)
- ロケットは、閉じても水や湿気を完全には防げない
- 写真は色あせることがあるため、元の写真は別に残しておく
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、本体とふたを鋳造で作ります。蝶番や留めなどの可動部は、既製の部品の組み合わせを含めて、形が決まった段階で個別にご相談ください。受けられる形かどうかを確認してご案内します。
- 本体の地金は真鍮・SV925・K10・K18・Pt900・ステンレスの6種類
- チェーンは製造していません。手持ちのチェーンに合わせる場合は太さを測って伝えます
- オリジナルの形は、1個でも設計・原型の費用がかかります
- 納期は仕様確定後およそ4週間が目安
ネックレスとして作るときの全体像は、ネックレスのページにまとめています。
まとめ
- ロケットは、蝶番と留めの2つの可動部があり、一体では鋳造できない
- 大きさは、外側のデザインより先に、中に入れるものから決める
- 内寸は少し余裕を持たせ、写真は保護してから入れる
- 厚みと重さが増えやすいので、入れるものは絞る
- 可動部が心配なら、刻印やシルエットで開かない形にする代案もある
入れたいものの大きさと、形のイメージを添えてご相談ください。開け閉めの仕組みから一緒に決めます。