フープピアスをオーダーする|太さ・直径・開閉の仕組みの決め方
フープピアスをオーダーするときに決めるのは、直径・太さ・開閉の仕組みの3つです。形は輪だけと単純ですが、この3つの釣り合いで、見た目も着け心地も大きく変わります。
いちばんの注意点は重さです。輪の太さを上げると、重さは見た目以上に増えます。太いフープを地金で作るなら、断面や裏側の形で軽くする工夫を最初から考えます。
この記事では、K18やシルバーでフープピアスを作りたい方と、商品として展開したいブランドの方に向けて、決める順番を説明します。
直径と太さの釣り合い
フープの印象は、直径と太さの組み合わせで決まります。
| 組み合わせ | 印象 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 小さい直径×細い | 耳に沿う、毎日向き | 細すぎると変形しやすい |
| 小さい直径×太い | ころんとした存在感 | 重さが耳たぶの一点にかかる |
| 大きい直径×細い | 揺れて軽やか | 引っかけやすい |
| 大きい直径×太い | 強い存在感 | 重さが最も増える。軽くする工夫が必須 |
直径は、耳たぶから下にどれだけ出るかで考えます。顔の輪郭や髪の長さで似合い方が変わるため、手持ちのフープや紙の輪を耳に当てて確かめるのが確実です。
太いフープを軽くする方法
輪の太さを2倍にすると、断面の面積はおよそ4倍になります。重さも同じように増えます。軽くする方法は次のとおりです。
| 方法 | 内容 | 向く形 |
|---|---|---|
| 平たい断面にする | 正面から見ると太く、横から見ると薄い | 正面の存在感を出したい |
| 裏側を削る(裏抜き) | 耳に向く側をくぼませる | 太く見せたい |
| 半円の断面にする | 表は丸く、裏は平ら | 肌当たりもよくしたい |
| 中を空洞にする | 管のような作り | 鋳造では作りにくい形 |
市販の太いフープには、中が空洞の管で作ったものが多くあります。中空の管の形は鋳造では作りにくいため、鋳造で作るなら、平たい断面や裏抜きで軽くするのが現実的です。重さと着け心地の考え方はアクセサリーの重さと着け心地の設計で詳しく説明しています。
開閉の仕組みを選ぶ
フープピアスは、耳に通す部分と、それを留める部分でできています。主な方式は次のとおりです。
| 方式 | 仕組み | 気をつけること |
|---|---|---|
| 差し込み式 | 輪の端の細い線を、反対側の受けに差し込む | 線が細いと曲がりやすい |
| 中折れ式 | 輪の一部が蝶番で開き、カチッと閉じる | 可動部のため既製の部品を使うことが多い |
| ポスト+キャッチ | 輪の上にポストを付け、裏からキャッチで留める | 輪がぶら下がる形になる |
耳に通る線の部分は、細くて力がかかります。鋳造で作った細い線は、曲げ伸ばしに弱いことがあります。耳に通す部分を既製の金具にするか、地金で作るかは、形が決まった段階で確かめます。ポストとキャッチの種類はピアスのポスト・キャッチの種類にまとめています。
K18で作るときの考え方
検索でも「K18 フープピアス」はよく調べられています。耳に長く触れる部分を金の地金にしたい、という理由が多い素材です。
- K18は重い素材。同じ形でもシルバーより重くなる
- 太いフープほど、軽くする工夫と合わせて考える
- 耳に通す部分まで同じ地金にするかを、先に決める
金属アレルギーが心配な場合の考え方は、医学的な判断ではなく素材の選び方として、金属アレルギーに配慮したアクセサリー作りにまとめています。
記入例:フープピアスのオーダー
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 直径 | 耳たぶから少し下に出る大きさ(手持ちの品の寸法を添付) |
| 太さと断面 | 正面は太め、横からは薄い平たい断面 |
| 開閉 | 差し込み式。耳に通す部分の作り方は相談したい |
| 素材 | K18イエロー |
| 重さ | 片耳で軽さを優先、毎日着けたい |
| 数 | 両耳1ペア |
よくある失敗
| 失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 太さを上げたら重く、耳たぶが下がった | 平たい断面や裏抜きで軽くする |
| 耳に通す線が細く、すぐ曲がった | 線の太さか、既製の金具を検討する |
| 大きい直径で、服や髪に引っかけた | 普段の服装に合わせて直径を決める |
| 左右で開く向きがそろっていなかった | 左右の向きを指示に書く |
気をつけること(ここにまとめます)
- フープピアスは、耳に通す部分が細く、何度も開け閉めする品
- 着けたまま寝る・運動するなど、強い力がかかる使い方は避ける
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、フープの本体を鋳造で作ります。耳に通す部分や中折れの仕組みなどの金具は、既製の部品を組み合わせることが多く、形が決まった段階で組み合わせを確認します。
- 本体の地金は真鍮・SV925・K10・K18・Pt900・ステンレスの6種類
- オリジナルの形は、1個でも設計・原型の費用がかかります
- 納期は仕様確定後およそ4週間が目安
まとめ
- フープピアスは、直径・太さ・開閉の仕組みの3つを決める
- 太さを上げると重さは大きく増える。平たい断面や裏抜きで軽くする
- 中空の管の形は鋳造では作りにくい
- 耳に通す部分を既製の金具にするか地金にするかを、先に確かめる
- K18は重い素材なので、軽くする工夫と一緒に考える
手持ちのフープの寸法や、好みの太さの写真を添えてご相談ください。重さの目安から一緒に決めます。