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ピアスのポスト・キャッチの種類と選び方|落下対策の基礎

お客さまから届く声で意外と多いのが「片方をなくした」という相談です。ピアスの満足度は、モチーフのデザインと同じくらい、耳の裏側にある小さな金具で決まります。

この記事では、ポスト(耳に通す軸)とキャッチ(裏で留める部品)の種類を整理します。それぞれの特徴と、落としにくくするための設計の考え方を解説します。

オリジナルピアスの仕様書で「金具はお任せ」になりがちな部分です。ここを自分で選べるようになると、商品の完成度が一段上がります。

ピアス金具の基本構造

スタッドピアスは、大きく3つの部品でできています。名前を知っておくと、OEMでのやり取りがスムーズになります。

  • モチーフ: 正面から見える装飾部分
  • ポスト: 耳たぶの穴に通すまっすぐな軸
  • キャッチ: 耳の裏側でポストを挟んで固定する部品

ポストとキャッチはセットで機能します。どちらか片方だけを変えると、保持力が落ちることがあるため、組み合わせで考えるのが基本です。

フープピアスやアメリカンピアスのように、キャッチを使わず形状で留めるタイプもあります。まずはキャッチ式のスタッドを基準に理解しておくと応用しやすくなります。

ポストの太さと長さの考え方

ポストの寸法は、着け心地と安心感に直結します。市販のピアスでは、太さ0.6〜0.8mm前後のポストが広く使われています。

太さの傾向 特徴
細め 通しやすいが、曲がりやすくキャッチが緩みやすい
標準(0.7mm前後) 既製キャッチと合わせやすい定番の範囲
太め 安定するが、ピアスホールによってはきつく感じる

長さは10mm前後が一般的な目安です。短すぎるとキャッチが留まる余白がなく、長すぎると先端が首や髪に触れます。

耳たぶの厚みには個人差があるため、想定するお客さま像も判断材料になります。厚手の耳たぶ向けにやや長めを選ぶ、といった調整はOEMで相談できる部分です。

ポストの根元は、着脱のたびに力がかかる場所です。細く見せたい場合も、接合部の強度は壊れにくさの設計とあわせて検討します。

キャッチの種類と特徴

キャッチは、コストと使い勝手のバランスで選びます。代表的な方式を押さえましょう。

種類 仕組み 特徴
シリコンキャッチ 樹脂の弾力で軸を挟む 軽く痛くなりにくいが、劣化で緩む
蝶バネキャッチ 金属の羽根で軸の溝を掴む 最も一般的。金属製で高級感が出る
シリコン入り金属 金属の内側に樹脂を仕込む 保持力と見た目を両立しやすい
ねじ式 ポストの溝にキャッチをねじ込む 外れにくいが、着脱に手間がかかる

蝶バネキャッチは、ポスト先端の細い溝に引っかかって留まります。ポスト側に溝があるかどうかで保持力が変わるため、仕様確認の際に見ておきたいポイントです。

素材は、モチーフと同系色でそろえるのが基本です。肌に長時間触れる部品なので、素材の考え方は金属アレルギーに配慮した素材選びも参考にしてください。

落下を防ぐ設計の工夫

落下対策は、キャッチ単体ではなく商品全体で考えます。設計段階でできる工夫を挙げます。

  • ポスト先端に溝のあるタイプを選び、キャッチの掛かりを確保する
  • 重いモチーフや揺れるデザインには、保持力の高いキャッチを合わせる
  • モチーフの重心を耳に近づけ、ポストが下を向く傾きを減らす
  • 予備キャッチを同梱し、緩んだときの買い替えを案内する
  • 商品ページで「定期的にキャッチの緩みを確認」と伝える

高価格帯の商品では、ねじ式のような外れにくい方式が安心材料になります。一方で毎日着け外しする商品なら、扱いやすさを優先する判断もあります。

どんな場面で着ける商品かを先に決めると、方式選びで迷いにくくなります。

OEMで金具を決めるときの確認点

OEMでは、既製の金具パーツを組み合わせる方法と、モチーフと一体で作る方法があります。既製パーツを使うと、コストを抑えつつ品質の安定した金具を選べます。

  • 金具の素材・方式・色をモチーフとセットで指定する
  • 参考にしたい市販品があれば、写真で共有する
  • 試作では着脱を繰り返し、キャッチの掛かりと緩みを確認する

金具まわりの全体像や左右差の確認は、ピアス・イヤリングOEMの解説で詳しく扱っています。

まとめ

  • ピアス金具はモチーフ・ポスト・キャッチの3点セットで考える
  • ポストは太さ0.6〜0.8mm前後・長さ10mm前後が一般的な目安
  • キャッチはシリコン・蝶バネ・ねじ式などから用途で選ぶ
  • 落下対策は溝付きポスト・重心設計・予備キャッチ同梱の合わせ技
  • 試作では着脱を繰り返して保持力を確かめる

金具の方式が決まっていなくても、作りたいモチーフのイメージがあれば十分です。無料相談から、参考画像を添えてお気軽にご相談ください。

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