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バングル・ブレスレットのサイズの決め方|内周と開口部の基礎

リングには「号数」という共通のものさしがあります。ところがバングルやブレスレットには、号数ほど統一されたサイズ表記が普及していません。

だからこそ、作る側が寸法の基準を自分で決める必要があります。基準があいまいなまま発注すると、「きつくて入らない」「ゆるくて落ちる」が起こります。

この記事では、サイズを決めるための用語と測り方を整理します。あわせて、小ロットで現実的なサイズ展開の絞り方も解説します。

サイズを表す3つの用語

腕まわりの商品では、外側ではなく内側の寸法が基準になります。まず用語をそろえましょう。

用語 意味 主に使う場面
内周 内側をぐるりと一周した長さ チェーン型・クローズドバングル
内径 内側の差し渡しの距離 バングルの縦横の幅
開口部 オープンバングルの開いた部分の幅 着脱のしやすさの判断

同じ商品でも、内周で言うか内径で言うかで数字は大きく変わります。どの寸法の話をしているかを常に明示するのが、認識違いを防ぐ第一歩です。

バングルは真円ではなく、楕円に近い形も多くあります。その場合は縦と横の内径を分けて考えます。

手首の測り方とゆとりの考え方

サイズの出発点は、想定するお客さまの手首の実寸です。メジャーで手首の一番細い部分を測ります。

  • チェーン型: 手首実寸に、ゆとり分を1〜2cm程度足すのが目安
  • クローズドバングル: 手のひらをすぼめて通すため、手の甲まわりも測る
  • オープンバングル: 手首実寸に近い内周でも、開口部から装着できる

ゆとりの量は、商品の見せ方で変わります。ぴったり沿わせるか、揺れを楽しむかを先に決めると数字が絞れます。

ゆとりが大きいほど楽に着けられますが、手を下げたときに手の甲側へ落ちて回転します。正面にモチーフがある商品では、回転のしやすさも試作で確認しましょう。

腕の太さは個人差が大きい部分です。特定の「平均値」を前提にせず、想定するお客さま像から逆算してください。

開口部の決め方(オープンバングル)

オープンバングルは、開口部から手首の側面を差し込んで着けます。開口部の幅は、着けやすさと落ちにくさの綱引きです。

  • 広い開口部: 着脱が楽。ただし細い手首では外れやすい
  • 狭い開口部: 外れにくい。ただし着けるとき手首が痛くなりやすい
  • 手首は円ではなく平たい楕円のため、薄い側面の厚みを基準にする

毎回大きく広げて着ける前提の設計は、金属疲労による変形や破損につながります。開かずに着けられる開口幅を、試作で必ず確かめてください。

端部の形も着けやすさに影響します。先端に丸みを持たせると、差し込むときの引っかかりと肌当たりがやわらぎます。

素材の硬さによっても、たわみ方と変形のしやすさは変わります。強度の考え方は壊れにくいアクセサリーの設計ポイントもあわせてご覧ください。

サイズ展開の絞り方

サイズを何種類作るかは、在庫と直結する経営判断です。展開ごとの向き不向きを整理します。

展開 向くケース 注意点
フリーサイズ1種 チェーン型+アジャスター 調整幅の設計が前提
1サイズのみ オープンバングル 想定手首の幅を明記する
2〜3サイズ 定番として育てる商品 在庫と型代が増える

小ロットの立ち上げ期は、1サイズ+調整の仕組みから始めるのが現実的です。売れ行きとお客さまの声を見てから、サイズを追加しても遅くありません。

チェーン型ならアジャスターで数cmの幅を吸収できます。バングルでも、商品ページに内周・内径を明記すれば、購入前のミスマッチを減らせます。

サイズ展開と在庫の考え方は、リングの号数展開とも共通します。リングサイズ(号数)の基礎知識が参考になります。

OEMでサイズを伝えるときの整理

仕様の伝え方が具体的なほど、試作の精度が上がります。見積もりや打ち合わせの前に、次を整理しておきましょう。

  • 型(チェーン型・オープン・クローズド)とおおよそのデザイン
  • 基準にする寸法(内周か内径か)とその数字
  • 想定するお客さま像と、ぴったり・ゆったりの方向性
  • サイズ展開の数と、アジャスターの有無

数字が決めきれない場合は、参考にしたい市販品の実測値を伝える方法もあります。留め具や可動部まで含めた設計の全体像は、ブレスレット・バングルOEMの解説で詳しく扱っています。

対応できる型や素材はブレスレット・バングルのOEMページからも確認できます。

まとめ

  • サイズは外側でなく、内周・内径・開口部の内側基準で考える
  • 出発点は想定するお客さまの手首実寸+ゆとりの設計
  • オープンバングルは開かずに着けられる開口幅を試作で確認する
  • 立ち上げ期は1サイズ+調整の仕組みに絞ると在庫を抑えられる
  • OEMではどの寸法の数字かを明示して伝える

手元にあるのが「作りたい形のイメージだけ」でも問題ありません。無料相談から、参考画像や想定するお客さま像をお聞かせください。

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