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自治体ノベルティ・市章入りグッズを金属で作る|市章の使用許可と申請の流れ

市章入りのグッズでつまずきやすいのは、承認を受けた図案と、金属にした品の見た目がずれることです。多くの自治体は市章の取扱要綱を持ち、目的・方法・期間と図案を出して承認を受ける仕組みにしています。

進める順番は、規程を確かめる、金属で作れる図案を決める、申請して承認を受ける、承認どおりに作る、の4段です。

規程の中身は自治体ごとに違い、市の事業や後援事業に限る自治体も、届出で済む場合を設けている自治体もあります。

向いているケース・向かないケース

状況 判断
自治体が自分の事業のために記念品・表彰品を作る 向く。規程の範囲で進めやすい
周年や姉妹都市の交流で、市章入りの金属を贈る 向く
地元企業が市の後援事業で配る記念品に市章を入れる 自治体の承認を得られれば可
企業が自社の販売品に市章を付けて売りたい 自治体ごとに扱いが違う。販売に使えるかを先に確認
市章の細い線や多色が特徴で、形を変えられない 向きにくい。印刷やアクリルも検討
配る日まで申請と製作の時間がない 向かない。承認と製作で日数が要る

金属で作る意味があるのは、長く手元に残る記念品として市章を使うときです。大量に配るその場限りの品なら、印刷の品の方が目的に合います。

申請に書くことと添えるもの

自治体の申請書で求められる項目は、おおむね共通しています。

項目 書く内容
使用の目的 記念品・表彰品・イベントの配布など
使用の方法 金属のキーホルダー・ピンバッジなど、品目と入れる場所
使用の期間 製作から配布までの期間
数量 作る数と配る数
図案 市章の入った完成イメージ(必須の自治体が多い)

申請の図案と実際の品が違うと、承認の条件に反することがあるため、立体にしたときの見え方まで図案に含めておきます。そうした図案は製作会社に3D画像で用意してもらえますが、多くは有償の作業です。

承認に付く条件には、承認した用途以外に使わない、市が定めた形を変えない、市の信用を損なう使い方をしない、といったものがあります。マスコットキャラクターは市章とは別の規程で、商用の場合に使用料や審査を設けている自治体もあります。

立体にすると線が変わる

市章は平面の図として定められていて、「形を変えない」ことが承認の条件になることが多い図柄です。ところが金属に鋳造すると、線の太さや細部が平面どおりにはなりません。

  • 細い線は鋳造と研磨で潰れたり、太く見えたりする
  • 線と線のすき間が狭いと埋まる
  • 多色の市章は、色を凹凸や部分メッキに置き換えるか、樹脂などで色を入れる。色入れは仕様によってはお受けでき、手作業が増えるぶん費用がかかる
  • 小さなピンバッジでは、文字の入った市章が読めなくなる

この食い違いを避けるには、金属にしたときの図案で申請し、その形で承認を受けるのが一番です。線を太くする、色を凹凸に置き換える、といった変更点は図案に明記します。

ただし、変更を書いただけで認められるわけではありません。変更点を含めて担当課に確認してもらい、承認を受けることが前提です。

ロゴを金属で表す方法(立体・刻印・部分メッキ)はロゴを金属アクセサリーにする方法、ピンバッジの大きさと線の太さは社章・ピンバッジを鋳造で特注するで詳しく扱っています。

許可の範囲を書面で残す

口頭で「使っていい」と言われても、後で担当者が替わると確かめようがありません。承認は書面で受け取り、次の点を残しておきます。

  • 承認した品目と数量
  • 承認した図案(金属にした見え方を含む)
  • 使ってよい期間と、期間後に追加で作るときの扱い
  • 配る相手と配り方(販売か無償配布か)
  • 変更が出たときに、誰に連絡するか

追加で作るときに、もう一度申請が要るかどうかは先に聞いておきます。周年記念で翌年も配るなら、最初の申請で期間を長めに書くか、追加の手続きを確かめておくと止まりません。

製作会社に頼むときは、承認の書面か承認番号を伝えます。GEMILYAでは、市章やマスコットを写す依頼は、権利または許諾を確認できる場合に限ってお受けしています。

数量と日程:承認の日数を先に見込む

自治体のグッズは、配る日が先に決まっていることが多く、そこから逆算します。

段階 目安
規程の確認と図案の検討 担当課に申請から承認までの日数を聞く
申請・承認 自治体ごとに違う。余裕を見る
製作 仕様確定後およそ4週間
検品・包装・配布の準備 数量に応じて別に見込む

申請の日数は自治体が決めるもので、製作会社が短くすることはできません。配る日から、承認の日数、製作のおよそ4週間、配送と配布準備の余裕を引いた日が、図案を固める目安です。

間に合うかは、形と数量を伺って個別に確認します。

数量は、配る人数に予備を足して決めます。原型とデータは最終のご発注から6か月間お預かりし、期間内に同じ仕様で作り足す場合は初回だけの費用がかかりません。ゴム型は消耗品のため、劣化していれば作り直しの費用がかかることがあります。企業ノベルティとしての数量の組み立ては企業ノベルティに金属チャームを作るが参考になります。

自治体が発注者になる場合は、自治体の調達の手続きに従います。見積もりの取り方や支払いの条件が決まっていることが多いので、担当課に先に確かめます。

市章を使わずに「その町らしさ」を出す

市章の承認が難しい場合や、販売品にしたい場合は、市章以外の要素で地域を表す方法があります。

  • 市や町の形(輪郭)をチャームにする
  • 市の花・木・鳥をモチーフにする
  • 地名や山・川の名前を刻む
  • 伝統の文様や名産を形にする

市の花や鳥そのものは誰のデザインでもないため、自分で描き起こせば使えます。市章やマスコットのような「定められた図」と、花や形のような「題材」は、権利の扱いが違います。町の輪郭を形にする進め方は県・島の形のチャーム・キーホルダーを作るにまとめています。

GEMILYAに頼む場合

GEMILYAでは、市章やモチーフを入れたキーホルダー・ピンバッジ・チャーム・プレートの本体を、1個の特注から中ロットまで鋳造で製作します。

  • 費用は、初回だけの原型設計(多くは税込22,000〜44,000円程度。図柄の細かさで変わる)と、原型の3D出力(初回のみ・別の費用)、1個ごとの製作費に分かれる。製作費は素材・大きさ・数量を伺ってからご案内します
  • ご相談の段階では、金属にしたときに変わりやすい線や、色の置き換え方の方向をお伝えします。申請用の図案や3Dデータの作成は、正式なご発注のあとの有償の作業です
  • 本体の地金はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種。数をそろえる記念品は真鍮にメッキが中心
  • ピンやキーリングの留め具は既製の部品を組み合わせる
  • 市章・マスコット・他団体のロゴを写す依頼は、権利または許諾を確認できる場合に限る

自治体・団体の記念品としての進め方は法人ギフト・周年記念品の製作にまとめています。

まとめ

  • 規程の確認、金属で作れる図案の検討、申請と承認、承認どおりの製作の順で進める
  • 申請の図案には「金属にしたときの見え方」を含め、変更点を明記して承認を受ける
  • 承認は書面で受け取り、品目・数量・期間・追加のときの扱いを残す
  • 承認の日数、製作の4週間、配送と配布準備の余裕を見て、図案を固める日を決める
  • 承認が難しいなら、町の輪郭・市の花や鳥・地名で地域を表す

市章の図案と使いたい品目、配る日と数量を添えてご相談ください。金属にしたときに変わりやすい点と、配る日までに間に合うかの見通しをお返しします。

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