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GEMILYA
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社章・ピンバッジを鋳造で作る|立体ロゴ・素材・数量の決め方

社章や記念ピンは、ロストワックス鋳造でロゴの凹凸や立体的なモチーフを表現できます。これは、ろうで作った形をもとに鋳型を作り、溶かした金属を流して固める製法です。

裏側には、服に留めるための既製のピン金具を組み合わせます。

板を打ち抜くプレスや色を流し込む加工とは得意な表現が違うため、形と数量で選びます。この記事では、社章やイベント用ピンバッジの担当者に向けて、仕様と発注数量の決め方を解説します。

鋳造とプレスは、欲しい立体感から選びます

鋳造は、厚みの変化や丸みを含む形を考えやすい製法です。ロゴを浮き上がらせたり、モチーフ全体にふくらみを持たせたりする企画に向いています。

プレスは、金属の板を型で打ち抜き、必要に応じて凹凸を付ける方法です。一般的な比較は次のとおりです。

比較点 ロストワックス鋳造 プレス・打ち抜き
立体表現 厚みの変化や丸みを表現しやすい 板状の輪郭や浅い凹凸に向く
少量からの開始 少量の製作も検討しやすい 専用の型が必要な場合は初期費用の検討が重要
平面を大量に作る場合 立体表現が必要かを確認する 同じ平面的な形を多数作る用途で候補になる

GEMILYAはロストワックス鋳造に対応し、プレス加工には対応していません。薄く平らな形を多数配る企画では、他の製法も含めて依頼先を比較するとよいでしょう。

鋳造でも、ロゴの細部をどこまで残せるかは形によって異なります。ロゴ全体の寸法と、優先して見せたい部分を一緒に伝えます。

色はメッキ・いぶし・表面仕上げで考えます

当社では、メッキや表面仕上げで見た目の差を作り、SV925(シルバー925)の本体ではいぶしも選べます。メッキは表面を別の金属で覆う加工、いぶしは銀の表面を黒くして陰影を出す仕上げです。

方法 表現の方向 指定すること
メッキ・部分メッキ 金属色を付ける、一部だけ色を変える 色名と加工する範囲
いぶし 凹凸を黒い陰影で見せる 黒く残したい部分
表面仕上げ 光沢や細かな模様で差を出す 光らせる面と落ち着かせる面

表面仕上げには、鏡のように光る鏡面と、光沢を抑えるマットがあります。一定方向の細い筋を付けるヘアラインも選択肢です。

エナメル・七宝など、色を流し込む加工には対応できません。印刷にも対応していないため、ロゴの指定色をそのまま載せる前提では進められません。

色数を減らしてもロゴが伝わるか、凹凸と光沢で区別できるかを検討します。部分メッキを希望する場合は、色の境界を図に示してください。

裏のピン金具は、服と取り付け位置まで確認します

本体の形だけでなく、着ける服や留め方も先に決めます。裏のピン金具は既製部品を使う前提で、適合する部品と取り付け方法を確認します。

一般的な金具には、次のようなものがあります。いずれも、採用できるかは本体との組み合わせ次第です。

  • バタフライ式:裏の留め具のつまみを押して、ピンから外す形式です。
  • ねじ式:ねじを回して留める形式です。
  • ブローチ式:横向きの針を受け側に掛けて固定する形式です。

取り付け位置が偏ると、着用時にロゴが傾くことがあります。表の上下方向と裏の金具位置を、同じ図で確認すると行き違いを防げます。

厚い上着と薄いシャツでは、留めやすさや布の引っ張られ方が異なります。想定する服で、着脱のしやすさ、傾き、針先の収まりを確かめます。

どの形式でも落下や紛失を完全に防げるわけではありません。配布時には、装着後の留まり具合と、留め具の緩みを確認するよう案内します。

素材は社章の位置付けと仕上げから選びます

社章では、日常的に着けるものか、節目に贈るものかで素材の選び方が変わります。本体素材と表面の色は分けて指定すると、完成品の認識をそろえやすくなります。

素材 選ぶときの考え方
真鍮+メッキ 真鍮は銅と亜鉛を主成分とする金属です。希望する金属色と合わせて検討します
SV925 シルバー925と呼ばれる銀素材です。銀の質感や、いぶしによる陰影を生かす候補です
K18 18金と呼ばれる金素材です。記念性と素材そのものを重視する社章で検討します

金色のメッキを施した真鍮と、K18の本体は別の仕様です。社内資料や配布時の案内でも、両者を混同しない表記にします。

本体を銀素材にしても、既製のピン金具まで同じ素材とは限りません。本体と金具を別々に確認し、必要な素材条件を伝えます。

真鍮を候補にする場合は、真鍮の素材ページも参考になります。

数量は配布対象と追加予定を分けて決めます

社員向けの社章なら、現在の配布対象と今後の入社予定を整理します。周年記念ピンなら、対象者と配布機会を決めてから数量を集計します。

  • 1個は「1個の特注(一点もの)」として扱います。
  • 2〜99個は小ロットです。
  • 100〜999個は中ロットです。
  • 1,000個以上は量産です。

最低ロットはありませんが、オリジナルの形は1個でも設計・原型の費用がかかります。原型とは、製品の形の基準になる立体の見本です。

原型・型などの初期費用は、製作数量で割って考えられます。ただし、余剰在庫を増やさないよう、単価だけで数量を決めないことが大切です。

当社では、原型を最終のご発注から6か月保管します。期間内に同じ仕様で追加製作する場合は、原型代がかかりません。

複製用のゴム型は消耗品で、劣化すると作り直しの費用がかかることがあります。追加時は前回の仕様と必要数を伝え、費用と納期を改めて確認します。

100個以上の発注は、中ロット・量産のページもご覧ください。

ロゴデータと社内決裁の条件をそろえます

ロゴは、正面の画像だけでは厚みや裏面の形が決まりません。細い線や小さな文字について、立体化に伴う調整を認められる範囲も整理します。

データの用意に迷う場合は、ロゴ画像からアクセサリーを依頼する準備を参考にしてください。

複製・改変の依頼は、依頼者が権利を持つものか、権利者の許諾があるものに限ります。使用範囲が不明な場合は、権利者や専門家へ確認してください。

社内決裁では、誰が何を確認して承認するかまで決めておきます。

決裁項目 そろえる情報
数量・配布日 配布対象、予備数、手元に必要な日
素材・外観 本体と金具の素材、寸法、色、裏面の向き
見本の確認 確認担当者、承認期限、修正事項
費用・支払い 見積もりの対象範囲、支払い時期

数量製作に先立ち、仕上がりを確かめるために作る1個を試作と呼びます。試作では、ロゴの読みやすさや色に加え、服に着けた状態も確認します。

製作納期は仕様確定後およそ4週間が目安です。デザイン検討や社内承認の期間は含まないため、配布日から別に確保します。

初めてのお取引は、発注時に銀行振込で全額前払いです。決裁に必要な条件は、発注仕様シートで整理できます。

まとめ

  • 鋳造は、ロゴの凹凸や丸みを持つ社章・ピンバッジの候補です。
  • 色はメッキやいぶし、表面仕上げで検討します。
  • 既製のピン金具は、位置・向きと実際の服での留まり方を確認します。
  • 数量は配布対象と追加予定から決め、原型の保管条件も確認します。
  • ロゴ・素材・数量・配布日・承認担当者をそろえて相談します。

希望するロゴと使用場面がまとまったら、お問い合わせから製作条件をご相談ください。

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