指輪・ネックレス・ピアスが服に引っかかる|ニット・マフラー・手袋で困らない形
冬にアクセサリーが服に引っかかるときは、まずどこが引っかかっているかを確かめてください。原因になりやすいのは、立て爪の先、留め具のすき間、フープの開いた端のような「出っ張り」と「すき間」です。
着け方を変えるだけで済む場合もあり、作り直しや買い替えは最後の手段です。ふだん使いの1本を新しく持つなら、出っ張りの少ない形を選べば、冬服とも付き合いやすくなります。
引っかかる場所から原因を探す
同じ「引っかかる」でも、品目ごとに起きる場所が違います。まず次の表で当てはまる行を探してください。
| 品目 | 引っかかる場所 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 指輪 | 石を支える爪の先 | 爪が高い・先がとがっている |
| 指輪 | 指輪と指のすき間 | 冬は指が細くなり、指輪がゆるむ |
| ネックレス | 引き輪・カニカン | 留め具の開く部分に糸が入る |
| ネックレス | トップとチェーンのつなぎ目 | バチカンのすき間に糸が入る |
| ピアス | フープの端・キャッチ | 開いた端や後ろの金具にマフラーが絡む |
ニットのように目の粗い服ほど、小さなすき間でも糸が入ります。夏は平気だったものが冬だけ気になるのは、このためです。
まずは着け方で防ぐ
形を変える前に、着ける順番や場面を変えるだけで減らせることがあります。
- 指輪は、ニットを着てから最後に着ける
- 手袋をはめるときは、立て爪の指輪を外しておくか、手袋の内側の糸に爪が掛からないかを確かめる
- 立て爪の指輪は、着替えのあいだだけ外してケースに入れる
- ネックレスの留め具は、首の後ろで服の外に出ないよう位置を整える
- フープピアスの日は、マフラーより襟の高いコートを選ぶ
- 手袋を外すときは、指輪の手で指先をつままず、反対の手で手袋の手首側から引く
手袋を外すと指輪が一緒に抜けそうになる原因には、冬に指が細くなって起きるサイズのゆるみや、手袋の繊維が爪などに掛かることが考えられます。冬のゆるみへの対策は指輪がゆるい・冬に回るときの対策で詳しく整理しています。抜けやすさが一年中続くなら、サイズが合っていない可能性があります。サイズ直しは購入店にご相談ください。
婚約指輪の立て爪が引っかかるとき
立て爪は、石を高く持ち上げて光を入れる留め方です。そのぶん爪の先が服の繊維を拾いやすくなります。
| 選び方 | 向いている人 |
|---|---|
| 着替えのときだけ外す | 立て爪の見た目を残したい |
| 購入店に爪の状態を見てもらう | 引っかかりが急に増えた |
| 石を低い枠へ留め直す | ふだん使いの指輪にしたい |
| ネックレスに作り替える | 指輪として着ける場面が少ない |
急に引っかかるようになったときは、爪が浮いたり曲がったりしている合図のことがあります。石が落ちる前に、購入店や修理店で点検を受けてください。当社は修理をお受けしていません。
石を低い枠に留め直す方法は婚約指輪の石を付け替えるで説明しています。
引っかかりにくい形の選び方
新しく1本持つなら、「出っ張り」と「すき間」を減らす形を選びます。
| 品目 | 引っかかりにくい形 |
|---|---|
| 指輪 | 石を金属のふちで包む覆輪留め、石を地金に沈める伏せ込み留め |
| 指輪 | 外周の角を丸めた甲丸、石座や爪が外側に張り出さない形 |
| ネックレス | トップとチェーンが一体に近い形、すき間の小さいバチカン |
| ピアス | 端を閉じるフープ、揺れるパーツの少ない形 |
覆輪留めや伏せ込み留めは、立て爪のような爪の出っ張りがないぶん服に当たる点が少なくなります。地金を彫り起こした小さな爪で石を押さえる彫り留めは、爪が低いものの、粒の立ち方によっては細い糸を拾うことがあります。ただし石が見える面積や光り方は立て爪と変わります。留め方の違いは石留めの種類と選び方で比べられます。
引っかかりにくい形にしても、引っかからないとは言い切れません。繊維の太さや着方でも変わるためです。
フープの開閉の仕組みはフープピアスをオーダーするで詳しく扱っています。
作らないほうがよい場合
引っかかりの原因によっては、新しく作るより先にやることがあります。
- 爪の浮き・曲がりが原因:購入店や修理店での点検が先
- サイズがゆるいだけ:サイズ直しで済むことがある
- 冬のあいだだけ困る:その時期だけ外す運用で足りる
- 好きなブランドと同じ形で作り直したい:複製・改変をお受けできるのは、お客さまが権利をお持ちの製品・デザイン、または権利者から許諾を得ているものに限ります。許諾の範囲は必要に応じて書面で確認させていただきます
ブランド品の形を写さずに、着け心地や雰囲気をそろえる方向でのご提案はできます。
GEMILYAで作る場合
当社では、引っかかりにくさを考えた1本を1個の特注(一点もの)からお作りします。本体を作れる地金は、SV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種です。「ニットに引っかからない、爪のない指輪」のように困りごとから伝えていただければ、データの段階で出っ張りを見直してご提案します。
- 原型設計:初回のみ・デザインごと。形の細かさで変わり、多くは税込22,000〜44,000円程度
- 原型の3D出力:データ制作とは別の費用で、初回のみ
- 特注品1個の製作費:原型設計費とは別にかかり、素材・石留め・メッキなどを伺ってからご案内
1個の特注でも、オリジナルの形なら原型設計の費用はかかります。お持ちの石を留める場合は、石の状態を見てからのご案内になります。
まとめ
- 引っかかる場所は、爪の先・留め具・つなぎ目・フープの端に集まる
- 着ける順番や外す場面を変えるだけで減らせることがある
- 立て爪が急に引っかかるようになったら、購入店や修理店で爪の点検を
- 新しく持つなら覆輪留め・伏せ込み留め、甲丸、端を閉じるフープが候補
- サイズのゆるみや冬だけの悩みなら、作らずに済むこともある
どこが引っかかるか、写真を1枚添えてご相談ください。LINEでも気軽にお受けしています。
この記事の内容で、製作を考えている方へ
参考画像と、作りたい個数をLINEでお送りください。まず1個から作りたい・販売を検討中・贈り物の1個など、今の段階のままご相談いただけます。