ギター・弦楽器・ピアノを弾く人の結婚指輪|弾くとき邪魔にならない形と着け方の選び方
楽器を弾く人の結婚指輪は、演奏中だけ外して決まった場所にしまうのがいちばん楽器にも指輪にも安全です。そのうえで「外すとなくしそう」「ふだんは着けていたい」なら、着ける手や形を変える方法があります。
選び方は、楽器のどこに指輪が当たるかで決まります。結婚の前なら、指輪を選ぶ段階で薄さや断面を決めておくと、あとで困りにくくなります。
楽器ごとに当たる場所を確かめる
同じ「邪魔になる」でも、楽器によって指輪が当たる場所は違います。
| 楽器 | 左手の指輪 | 右手の指輪 |
|---|---|---|
| ギター・ベース | ネックの裏に当たりやすい | 弾き方によりボディや弦に触れる |
| バイオリン・チェロ | 指板側やネックに触れやすい | 弓を持つ指に当たることがある |
| ピアノ | 隣の指や鍵盤のふちに触れることがある | 同じ |
ネックの裏に当たると、楽器の塗装に傷が付くことがあります。指輪の傷と楽器の傷のどちらを避けたいかで、選び方も変わります。
自分の演奏でどこが触れるかは、弾き始める前に、指輪を着けたまま楽器を構えて確かめます。ネックを握る・弦や鍵盤に指を置くところまでで、指輪と楽器の距離を見てください。ゆっくり弾いても接触すれば傷は付くため、当たりそうだと分かった時点で指輪を外し、それ以上は着けたまま弾かないほうが安全です。
4つの選び方
演奏中の指輪の扱いは、大きく4つに分かれます。
| 選び方 | 向いている人 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 演奏中だけ外す | 楽器を傷つけたくない | しまう場所を1つに決める |
| 弦を押さえない手に着ける | 弦を押さえる手に着けると当たる(右利きなら右手、左利きの奏者は逆) | 反対の手の当たりと、号数の違い。ピアノは両手を使うので効きにくい |
| ネックレスに通す | 指に何も着けたくない | 演奏の動きで胸元が揺れる |
| 薄く低い指輪にする | 演奏中も着けていたい | 当たらないとは限らない |
反対の手に移す場合、左右の指で号数が違うことがあるため、移す前に移す先の指で測り直してください。
ネックレスに通す方法は指輪をネックレスにするで、チェーンの選び方まで説明しています。
弾きながら着けるなら:形の決め方
演奏中も着けていたい場合は、ネックを握る・弦を押さえる・鍵盤の上で指を広げる、という楽器ごとの動きに合わせて形を決めます。
- 外側:ネックの裏を滑る面になるので、高さを抑えた平打ちか、角を丸めた甲丸にする
- 内側:コードを押さえるたびに指の付け根が深く曲がるため、内側を丸めた内甲丸にすると食い込みにくい
- 幅:ピアノのように指を大きく開く楽器では、細めのほうが隣の指に当たりにくい
- 石:外に出る石は弦やネックに引っかかるので付けず、入れるなら内側に
- 仕上げ:マットは小さな傷が目立ちにくい一方、ネックとこすれる所から艶が出てムラになりやすく、仕上げ直しが要ることがある
石を外側に付けると、ネックや弦に当たる点が増えます。記念の石を入れたいなら、内側に入れる方法があります。内側の形は内甲丸とは、指輪の形の種類は指輪の製作にまとめています。
ネックに当たる高さを下げようとして板を薄くしすぎると、楽器のケースを握る、弦を張り替えるといった力でも輪がゆがむことがあります。どこまで薄くできるかは素材によって違うため、楽器と弾き方を伺ってから形を見直します。
作らないほうがよい場合
次のような場合は、新しく作るより先に別の方法を考えます。
- 演奏中は外すと決められる:今の指輪のままでよい
- 楽団や教室で、演奏中の装身具に決まりがある:決まりに従う
- 購入店の指輪の幅を細くしたい:幅を細くする直しはできないことが多い。作り直す前に、まず購入店に可否を確かめる
- 2人とも指輪に強いこだわりがない:指輪以外のペアも選べる
指輪以外でそろえる方法は結婚指輪の代わりに2人で作るもので品目ごとに比べています。
GEMILYAで作る場合
演奏する楽器と弾き方、指輪が当たっている場所を教えてください。ネックや鍵盤に当たりにくい高さと断面を、形を作る前の図面で確かめます。本体を作れる地金は、SV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種です。1個の特注の進め方は1個の特注〜小ロット製作にまとめています。
- 原型設計:初回のみ・デザインごと。形の細かさで変わり、多くは税込22,000〜44,000円程度
- 原型の3D出力:データ制作とは別の費用で、初回のみ
- 1個ごとの製作費:素材・幅・刻印などを伺ってからご案内
- 刻印:1か所税込3,000円程度が目安で、仕様により変わる
2人の指輪の形が違う場合は、設計データもそれぞれ必要になることがあります。お手持ちのブランドの指輪と同じ形を写す製作はお受けしていません。似せずに雰囲気をそろえる方向でご提案します。
まとめ
- 演奏中だけ外してしまう場所を決めるのが、楽器にも指輪にもいちばん安全
- 楽器ごとに、左手と右手のどこに当たるかを先に確かめる
- 弦を押さえない手に移すなら、移す先の指で号数を測り直す
- 着けたまま弾くなら、低い平打ちか甲丸、内甲丸、石なしが候補
- 指輪にこだわらないなら、ネックレスや指輪以外のペアも選べる
2人のうちどちらが楽器を弾くのか、どの楽器なのかが分かれば、形の候補を絞り込めます。お問い合わせの際に添えてください。
この記事の内容で、製作を考えている方へ
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