恩師の退職記念品をクラス一同で贈る|人数割り・刻む文言・辞退されたとき
恩師の退職記念品をクラス一同で贈るなら、1点をみんなで出し合い、先に「受け取ってもらえるか」を確かめるのが基本です。学校や立場によっては、金品を受け取らない決まりがある場合があります。
受け取ってもらえるなら、人数で割って1人あたりの負担を小さくし、学校名・在職期間・クラス名を刻んだ1点に、寄せ書きや手紙を添えます。辞退されたときは、無理に渡さず言葉だけを届ける形に切り替えます。
卒業したクラスの幹事、在校生の代表、保護者の有志として記念品をまとめる方に向けて、確認の順番、人数割り、品目、文言、辞退されたときの対応を順に説明します。
最初に確かめる:受け取ってもらえるか
品物を選ぶ前に、渡せるかどうかを確かめます。公立学校の先生には、在職中の金品の受け取りについて決まりが設けられている場合があります。
- 退職の時期と立場(在職中か退職後か)で扱いが変わることがある。学校か先生本人に、受け取れるかを先に聞く
- 保護者の有志として贈る場合は、学校の方針も確かめる
- 受け取れないと言われたら、記念品ではなく手紙や寄せ書きにする
- 同窓会など卒業後の集まりで渡すなら、当日の運営側と相談する
決まりの中身は学校や自治体で異なるため、断定せず直接確かめます。確認が取れてから品物を決める順番にすると、作ったのに渡せない、という失敗がなくなります。
クラスの有志ではなくPTAとして先生や役員へのお礼を用意する場合は、会則や予算の承認も関わってきます。PTA役員の退任お礼・先生への記念品で、確かめる順番と毎年引き継げる形の決め方を確認できます。
1点を有志で贈る:人数割りの組み立て
クラス一同の記念品は、1人ずつに配るものではなく、先生への1点です。人数が多いほど1人あたりの負担は小さくなります。
| 決める順番 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 1人あたりの上限を先に決める(無理のない額) |
| 2 | 参加人数を確定し、合計の上限を出す |
| 3 | 合計に収まる品目と仕様を選ぶ |
| 4 | 参加しない人が出ても困らないよう、予備を見込む |
合計から品を決めるのではなく、1人あたりの上限から逆算します。参加を強制せず、出せる人だけで集めても成り立つ金額にしておくと、集金の負担が幹事に残りません。
集金の締切は、渡す日から逆算して決めます。順番は次のとおりです。
- 品目と仕様を決め、見積もりを確定する
- 1人あたりの額を知らせ、集金を締め切る
- 発注する。仕様確定から完成までおよそ4週間、そこに配送の日数を足す
発注日から逆算すると、集金の締切は渡す日の2か月ほど前になることもあります。
品目は退職後の暮らしで使えるもの
先生は退職後、スーツを着る機会が減ることがあります。学校で使うものより、家や外出で使える品を選びます。
| 品目 | 向く先生 | 刻む場所 |
|---|---|---|
| 小さな金属プレート・銘板 | 飾っておきたい | 表面 |
| ペンダント・チャーム | アクセサリーを着ける | 裏面 |
| キーホルダー | 車や鍵を持ち歩く | 平らな面 |
| ネクタイピン・ラペルピン | 退職後も式典に出る | 裏面 |
退職記念品の品目の選び方は、退職記念品に名入れのオリジナルアクセサリーで詳しく扱っています。卓上に飾るプレートの仕様は金属プレートの記念品を作るが参考になります。
先生が普段どんなものを身に着けているかを、クラスの誰かが思い出せるかどうかで候補を絞ると外しません。
刻む文言の例
小さな金属に入る文字は少なく、クラス全員の名前は入りません。名前は寄せ書きに回し、金属には「何の記念か・いつ・誰から」を短く刻みます。
| 要素 | 例 |
|---|---|
| 何の記念か | 退職記念・ご退職によせて |
| いつ | 2027.3・2027年3月 |
| 誰から | 3年2組一同・2020年度卒業生一同 |
| 一言 | ありがとうございました・Thank you |
文例は次のように組み合わせます。学校名・日付・組は架空のものです。
ご退職によせて 2027.3 ○○高校 2020年度卒業生一同
在職期間を入れるなら「1990-2027」のように年だけにすると短く収まります。刻印は1か所税込3,000円程度が目安で、仕様により変わります。文例の組み立て方は記念品の名入れ・刻印の文例にまとめています。
辞退されたとき
受け取れない、と言われることは珍しくありません。先生の立場を守るための断りなので、押し返さないのが礼儀です。
- 品物は渡さず、寄せ書きや手紙だけを渡す
- 「気持ちだけで十分」と言われたら、その言葉どおりに受け取る
- こちらから改めて打診はしない。先生から「退職後なら」と時期の話があったときだけ、その時期に確かめる
- 作ってしまった品は、クラスの誰かが代表で保管するか、同窓会で改めて相談する
作り始める前に意向を聞いておくと、作ったのに渡せない事態を減らせます。それでも事情が変わることはあるため、辞退されたらその判断を尊重します。
同窓会の記念品とは分けて考える
退職記念品と同窓会の記念品は、目的も贈る相手も違います。混ぜると、どちらも中途半端になります。
| 場面 | 贈る相手 | 品の数 |
|---|---|---|
| 退職記念 | 先生1人 | 1点 |
| 同窓会 | 先生と参加者 | 先生に1点、参加者に配布 |
同窓会で先生に渡す場合の進め方は、同窓会の記念品を作るで扱っています。退職記念をきっかけに同窓会を開くなら、先生の1点を先に進め、参加者分は出欠が決まってから考えます。
金属で作らない方がよい場合
記念品は金属でなくてもかまいません。次のときは別の形を選びます。
- 学校の決まりで、品物を受け取れない
- 渡す日まで1か月を切っていて、製作の期間が取れない
- 参加人数が少なく、1人あたりの負担が大きくなる
- 先生が身に着けるものを好まず、花や手紙の方が喜ばれそう
- 先生が受け取れるかどうか、まだ確かめていない
手紙と寄せ書きだけでも、クラス一同の記念品として十分に成り立ちます。品物は添えるもの、と考えると判断しやすくなります。
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、先生への1点を特注で製作します。1点でもオリジナルの形には原型の費用がかかるため、予算の上限と合わせてご検討ください。
- 費用は、初回だけの原型設計(多くは税込22,000〜44,000円程度・形の細かさで変わる)と、原型の3D出力(初回のみ・別の費用)、1個ごとの製作費に分かれます。製作費は素材・大きさ・刻印の内容を伺ってからご案内します
- 既製品に文字を刻むだけで足りる場合は、購入する店か刻印を扱う店が窓口です。GEMILYAで受けるのは、形から作る特注です
- 校章・学校名・学校のロゴを入れる場合は、用途と表示の仕方を添えて学校に確認し、許可を確認できる場合に限ります
- 納期は仕様の確定後およそ4週間が目安です。学校への確認、見積もりの確定、集金の期間はその前に見込んでください
退職日が近いときは、刻む内容と予算の上限を先にお知らせください。特注・小ロット製作に1点の進め方をまとめています。
まとめ
- 先に学校か先生本人に、受け取れるかを確かめてから品物を決める
- 1人あたりの上限から逆算し、集金の締切は発注日から決める
- 品目は退職後の暮らしで使えるもの。全員の名前は寄せ書きに回す
- 辞退されたら押し返さず、改めての打診もしないで、手紙や寄せ書きだけを渡す
- 同窓会の記念品とは目的が違うため、分けて進める
渡す日、クラス名と在職期間、参加人数の見込みが分かる段階でご相談ください。受け取りの確認が済んでいれば、刻む内容の案からお返しします。
この記事の内容で、製作を考えている方へ
参考画像と、作りたい個数をLINEでお送りください。まず1個から作りたい・販売を検討中・贈り物の1個など、今の段階のままご相談いただけます。