PTA役員の退任お礼・先生への記念品|金券以外で残る名入れの小物
PTAの退任お礼や先生への記念品でまず決めるのは、品物ではなく誰のお金で、誰に渡せるかです。会則と学校の決まりを確かめたら、多くは名入れの既製品で足ります。
オリジナルの形を金属で作るのは、PTAの共通のモチーフを決めて毎年使い回す場合です。
この記事は、PTA本部や謝恩会の委員を引き受けた方に向けたものです。
向いているケース・向かないケース
| 状況 | 向く選択 |
|---|---|
| 退任する役員数名に、同じ品を毎年渡している | 共通の形を1つ作り、毎年刻印だけ変える |
| 今年だけ、少人数に気持ちを残したい | 名入れの既製品 |
| 先生への贈り物の決まりをまだ確かめていない | 確認が先。花・手紙を含め、受け取れるものを確かめてから用意する |
| PTAの予算で買うが、会則に記念品の規定がない | 総会や運営委員会で決めてから |
| 渡す日まで1か月を切っている | 既製品にする |
| 役員全員に高価な品を配りたい | 向かない。1人あたりの上限から見直す |
オリジナルの形を起こす価値が出るのは、毎年同じ形を使い続けるときです。今年だけの数個なら、既製品に名前と年を入れる方が早く、負担も小さく済みます。
先に確かめること:会則と学校の決まり
PTAの記念品は、お金の出どころと渡す相手で確かめる先が変わります。
| 確かめること | 確認先 |
|---|---|
| 記念品にPTA会費を使えるか、上限はあるか | 会則・予算書・前年度の役員 |
| 先生が品物を受け取れるか | 学校(教頭・事務)か先生本人 |
| 保護者の有志として渡す場合の学校の方針 | 学校 |
| のし・表書きの慣例 | 前年度の役員の記録 |
公立学校の先生には、在職中の金品の受け取りについて決まりが設けられている場合があります。内容は学校や自治体で異なるため、断定せず直接確かめます。品物を受け取れないと言われたら、手紙や寄せ書きなら受け取れるかを確かめて切り替えます。
先生へクラスや保護者から記念品を贈る場合の確認と辞退されたときの対応は、恩師の退職記念品をクラス一同で贈るで詳しく扱っています。
予算と人数の組み立て
会費から出すか、有志で集めるかで、決め方が変わります。
- 会費から出すなら、予算書の枠と前年度の実績に合わせる
- 有志で集めるなら、1人あたりの上限を先に決め、出せる人だけで成り立つ額にする
- 退任する役員の人数と、先生の人数を分けて数える
- 予備を1〜2個見込む(人数の変動、渡し忘れ)
合計から品を決めるのではなく、1人あたりの上限から逆算します。
会費で買う場合は、総会や運営委員会で承認を受け、議事録に残します。品名・単価・数・購入先は引き継ぎの記録にも書き、次年度の役員が同じ判断をしやすくしておきます。
既製品に名入れで足りる場合が多い
退任のお礼は、品物より「誰からの感謝か」が伝わることが大切です。既製品で十分なことが多く、次の条件なら既製品を選びます。
- 渡す人数が数人で、今年限り
- 渡す日まで1か月を切っている
- PTAや学校のモチーフを形にする必要がない
- 相手の好みが分からず、無難な品にしたい
名入れ対応の既製品を扱う店や通販で、名前・年度・「PTA一同」を入れてもらえば、オリジナルの形を起こす費用はかかりません。文言の組み立て方は記念品の名入れ・刻印の文例が使えます。
金属のオリジナルは、既製品では足りない理由がはっきりしてから選びます。
作るなら、毎年使える共通の形を1つ決める
役員の退任は毎年あります。作るなら、学校やPTAを表す共通の形を1つ決め、年度と名前は刻印で入れ替えます。
| 決めること | 考え方 |
|---|---|
| モチーフ | 校舎の輪郭・校木・校章の代わりになる図柄 |
| 品目 | キーホルダー・小さなチャーム・プレート |
| 刻印 | 表に共通の文字、裏に年度と名前 |
| 数 | 役員数+予備。先生の分は別に数える |
- 校章・学校のロゴは、学校の許可を確認できる場合に限る。校章を使わず、学校名の文字と年度で作る方法もある(学校名を入れてよいかも、念のため学校に確かめる)
- 原型とデータは最終のご発注から6か月間お預かりし、期間内に同じ仕様で作り足す場合は初回だけの費用がかからない。ゴム型は消耗品で、劣化していれば作り直しの費用がかかることがある
- 毎年の発注では保管期間を過ぎるため、数年分の本体をまとめて作る方法もある。納品済みの本体に後から名前と年度を刻めるかは、お預かりして加工できるか、仕上げへの影響、費用と納期を確認してから決める
- 刻印は1か所税込3,000円程度が目安で、仕様により変わる
- 製作は仕様確定後およそ4週間。総会や離任式から逆算する
毎年の発注で原型をどう扱うかは、永年勤続表彰の記念品の「毎年の発注と原型の保管」と同じ考え方です。
共通の形に一人ずつの名前を刻んで人数分をそろえる段取りは、舞台の座組に贈る千秋楽・クランクアップの記念品でも、渡す日から逆算する日程とあわせて整理しています。
謝恩会の記念品:先生全員・園児全員に贈るとき
幼稚園や保育園の謝恩会では、先生全員への記念品と、園児全員への記念品を分けて用意することがよくあります。数え方と渡し方を先に決めておくと、当日の取り違えが減ります。
| 決めること | 考え方 |
|---|---|
| 先生の人数 | 担任だけか、園長・事務・バスの先生まで含めるか |
| 園児の分 | 誤飲のおそれが少ない大きさを選び、保護者を通して渡す。金属の品で安全を約束することはできず、材質や品目だけでは安全かを判断できないため、保護者が管理して飾る品にするのも一つの選択肢 |
| のし | 表書きは「御礼」「記念品」などが使われる。前年度の記録か園に確かめる |
| 渡し方 | 先生へは謝恩会の場で代表が渡す。園児へは帰りの会などで園を通して配る |
先生への品は、園に受け取れるかを一声かけてから形を決めます。園への記念品として1つ贈る形にすると、受け取りやすくなることもあります。
保護者会で集金して卒園記念品を作る日程の組み方は、卒業記念品・部活の引退記念の卒園記念品の節で整理しています。
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、PTAや学校の共通のモチーフを1個の特注から小ロットまで製作します。
- 費用は、原型設計(多くは税込22,000〜44,000円程度・初回のみ・デザインごと・形の細かさで変わる)、原型の3D出力(別の費用・初回のみ)、1個ごとの製作費の3段。製作費は素材・大きさ・個数を伺ってからご案内する
- 本体を作れる地金はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種。予算を抑えるなら真鍮+メッキ、長く使う品ならSV925から検討する
- キーリングなどの金具は既製の部品を組み合わせる
- 校章の複製は、学校の許可を確認できる場合に限る
1個からの進め方は特注・小ロット製作にまとめています。
まとめ
- 先生への品は、花や手紙も含めて受け取れるものを確かめてから用意する
- 会費で買うなら総会などで承認を受け、品名・単価・数を引き継ぎの記録に残す
- 今年限りの数個なら、名入れの既製品で足りる
- 作るなら毎年使える共通の形を1つ決め、年度と名前は刻印で入れ替える
- 校章は学校の許可が要る。使わないなら、学校名の文字と年度で形にできる
毎年の役員の人数と、離任式や総会の日付を添えてご相談ください。共通の形の案と、数年分をどう作り分けるかの進め方をお返しします。
この記事の内容で、製作を考えている方へ
参考画像と、作りたい個数をLINEでお送りください。まず1個から作りたい・販売を検討中・贈り物の1個など、今の段階のままご相談いただけます。