町内会・子供会の記念品を金属で作る|敬老の日・入学卒業・周年の分け方と不公平にならない配り方
町内会や子供会の記念品を金属で作るなら、初回だけかかるデータ作りの費用を含めた見積もりで、既製の名入れ品と比べて決めます。毎年同じ形を使い続ければ初回の費用を薄められ、1回きりや少人数でも、予算と「会だけの形にしたい」という目的が合えば候補になります。
もう1つ先に決めておきたいのが、配る相手の線引きです。会費で用意する品は、誰に配るかが曖昧だと、品物の良し悪しより先に不公平の声が出ます。
自治会長や子供会の役員として記念品を任された人に向けて、品目の選び方、配る範囲の決め方、費用の見え方を順に説明します。
行事ごとに品目を分ける
同じ地域の記念品でも、受け取る人の年代で向く物が変わります。1つの品で全部の行事を済ませようとしない方がまとまります。
| 行事 | 受け取る人 | 向く品目 |
|---|---|---|
| 敬老の日 | 高齢の会員 | 大きめのキーホルダー、卓上の小さなプレート |
| 入学・卒業 | 小学生と保護者 | 保護者に渡し、高学年なら通学かばんに付けるチャーム |
| 子供会の6年生送り | 卒業する6年生 | 町名や子供会の印を入れたキーホルダー |
| 町内会の周年 | 会員世帯 | 記念年を刻んだプレート、メダル |
高齢の方には、小さな文字と細い留め具を避けます。ピンバッジの留め具は指先で扱いにくいため、輪に通すだけのキーホルダーや置くだけのプレートの方が使われやすくなります。
配る範囲は品物より先に決める
町内会・子供会は会費で運営する団体です。会費を払っていない世帯や未加入の家庭の子どもをどう扱うかは、地域によって考え方が分かれます。
- 対象を「会員世帯の〇歳以上」「会員世帯の6年生」のように文章で決める
- 未加入・会費未納の世帯の扱いを、役員会や総会で先に決めて記録に残す
- 転入・転出の時期で迷う人の扱いも、基準日を1つ決めておく
- 会計報告に「記念品費」として人数と金額を載せる
線引きは品物を選ぶ前に、会の決まりとして決めておきます。担当者が配る場で個別に判断すると、あとで説明がつかなくなります。規約や会計の扱いで迷う場合は、自治会の連合会や地域の窓口に相談します。
初回費用を人数で割ってみる
金属でオリジナルの形を作ると、初回だけ原型設計の費用がかかります。多くは税込22,000〜44,000円程度(税抜2万〜4万円)で、形の細かさで変わります。
この費用を配る人数で割ると、金属が合うかどうかが見えます。原型設計費はデザインごとに1回なので、配る人数が多いほど1人あたりの負担は小さくなり、10人ほどの会では大きく残ります。
ここに原型の3D出力(初回のみ)、量産用のゴム型(初回のみ・税込6,000円程度が目安で、仕様により変わります)、1個ごとの製作費が加わります。初期費用を含む見積もりを、既製の名入れ品の費用と並べて比べると、会の予算に合うかが判断しやすくなります。1人あたりの予算が小さく人数も少ない場合は割高になりやすいため、同じ形を何年も使って初回の費用を薄める方法も検討します。
毎年同じ形を使う方法
町名や会の印だけを形に入れ、年や名前は刻印にしておくと、翌年以降も同じ形が使えます。
- 形に入れる:町名、子供会の名前、地域の印
- 刻印で入れる:年度、「祝 卒業」などの短い言葉、名前(任意)
起こしたデータと原型は当社で保管して追加生産に使います。原型のお預かりは最終のご発注から6か月なので、年1回の行事では期間を過ぎることがあります。翌年に同じ形で作るときに何が必要か、どんな費用がかかるかは、保管の状況を確かめて個別にご案内します。
- 年を入れない本体を数年分まとめて作っておく
- 翌年の発注時に、同じ形で作るための費用を確かめて見積もりを取る
- 原型の返却を希望する。処分の前に必ずご連絡し、ご希望があればお返しします(送料はご負担ください)
- 3Dデータのお渡しを希望する場合は、形式と費用を個別にご案内します(有償)
まとめて作る場合は、翌年以降の分を今年の会費で払うことになります。複数年分の購入は、総会の承認や予算書への記載が要るかを会の規約で確かめます。毎年続く記念品の回し方は永年勤続表彰の記念品を金属で作るも同じ考え方です。
子ども向けで気をつけること
子供会には幼児や低学年の子どもも参加します。金属の小さな部品は、口に入れたり飲み込んだりするおそれがあります。
- 幼児や低学年には小さな部品のある品を配らない。保護者に渡す
- 角や縁を丸め、引っかかりのない形にする
- 子ども向けの品は、玩具の安全基準などを参考に、配る側で使い方を確かめる
金属の記念品で、子どもの安全を約束することはできません。対象の年齢が低いなら、金属以外の品にする判断も大切です。
金属にしない方がよい場合
次のような場合は、タオルや図書カード、既製の名入れ品の方が会のためになります。
- 今年だけの行事で人数も少なく、初期費用を含めた見積もりが既製の名入れ品より大きく上回る
- 1人あたりの予算が小さく、会だけの形にする目的も特にない
- 対象に幼児が多い
- 市区町村の紋章や学校の校章を入れたい。権利を持つ自治体や学校の許諾を得られない場合は入れない
自治体の紋章を使う場合の確かめ方は自治体ノベルティ・市章入りグッズを金属で作るにあります。孫から祖父母へ個人で贈る敬老の日の品は敬老の日・初孫の記念に孫から祖父母へが別にあります。
GEMILYAに相談する場合
本体の地金はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種です。地域の記念品では、真鍮にメッキを掛ける仕様が候補になります。キーホルダーの環は既製の部品を組み合わせます。
- 原型設計:多くは税込22,000〜44,000円程度。初回のみ・デザインごと
- 原型の3D出力:データ制作とは別の費用で、初回のみ
- 刻印:1か所税込3,000円程度が目安で、仕様により変わる
- 1個ごとの製作費:内容を伺ってからご案内
1個ごとの製作費がどのくらい変わるかは、素材や石留め・メッキなど工程の組み合わせによって一つひとつ異なります。ご希望の数量やご予算をお聞かせいただければ、数量ごとのお見積もりと、ご予算に近づける工夫をご一緒に考えます。法人や団体の記念品の進め方は法人ギフト・周年記念品の製作にまとめています。
まとめ
- 行事ごとに受け取る人の年代で品目を分ける
- 配る範囲は品物より先に、会の決まりとして記録に残す
- 初期費用を含む見積もりを、既製の名入れ品と並べて比べる
- 数年使うなら、年や名前は刻印で入れて同じ形を使い回す
- 幼児が多い、または見積もりが予算と目的に合わないなら金属にしない
町名や会の印の案、配る人数、行事の日が分かれば、LINEやフォームから気軽にご相談ください。金属が合うかどうかから一緒に確かめます。
この記事の内容で、製作を考えている方へ
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