ホワイトゴールドの割金はニッケルかパラジウムか|アレルギーと色の見方
ホワイトゴールドの割金は、大きくニッケル系とパラジウム系の2つに分かれます。どちらも金に白い金属を混ぜて色を白くしたもので、見た目では見分けにくく、ロジウムメッキがかかっているとさらに分かりません。
ホワイトゴールドでかぶれた経験がある人は、原因を割金と決めつけず、まず皮膚科で診断を受けます。反応する金属が分かったら、その結果をもとに候補の割金の成分を製作先に確認します。
白い色そのものが目的なら、メッキに頼らないPt900を選ぶ方が確認する項目が減ります。
向いているケース・向かないケース
ホワイトゴールドで作るべきか、別の地金にするかの判断です。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 金の軽さや価格の傾向が好きで、白い色にしたい | ホワイトゴールドが候補 |
| 白さを長く保ちたい・メッキの手入れをしたくない | Pt900の方が向く |
| 原因不明のかぶれがある | 作る前に皮膚科で原因を調べる |
| 皮膚科で反応する金属が分かっている | その金属を含まない割金か別の地金を、成分を確認して選ぶ |
| ロジウムメッキなしの地金の色が好き | ホワイトゴールドの地金色を試してから決める |
白い色が目的なら、ホワイトゴールドとPt900の両方を候補に置くのが近道です。比較はプラチナとK18(18金)どっちを選ぶ?にまとめています。
ニッケル系とパラジウム系の違い
K18のホワイトゴールドなら、金が75%で残り25%が割金です。その25%の中身が、ニッケル系かパラジウム系かで性質が変わります。内訳の割合はメーカーごとに違い、公開されないことも多いです。
| 項目 | ニッケル系 | パラジウム系 |
|---|---|---|
| 地金の色 | やや明るい白 | やや灰みのある白 |
| 硬さの傾向 | 硬めで、細い形でも形が保ちやすい | やや柔らかめ |
| 価格の傾向 | 割金が安く、地金代が抑えられやすい | パラジウムの相場で上がりやすい |
肌への反応は、どちらの系統が少ないかを一概には言えません。反応する金属が分かっているなら、その金属が割金に含まれるかを成分で確かめます。
硬さや色の違いは、割金の配合で変わるため、同じ「パラジウム系」でもメーカーで差が出ます。表は傾向であって、製品の保証ではありません。
どちらの地金も、そのままの色は真っ白ではなく、少し黄みや灰みが残ります。3色のゴールドの仕組みはイエロー・ピンク・ホワイトゴールドの違いで扱っています。
ロジウムメッキで割金が見えなくなる
市販のホワイトゴールドの多くは、表面にロジウムメッキをかけて明るい白にしています。ロジウムは白く硬い金属で、メッキが残っている間は下の割金が何であれ、同じように見えます。
- 新品の色だけでは、ニッケル系かパラジウム系か判断できない
- メッキが擦れて減ると、地金の色と肌への接触が出てくる
- ロジウムメッキの下地にニッケルを使う場合がある(割金とは別の話)
黄ばみが出る仕組みと、メッキなしで作る選択はホワイトゴールドの黄ばみとロジウム加工にまとめています。
「ロジウムメッキをかければアレルギーが防げる」とは言えません。メッキはすり減るため、下の金属が最終的に肌に触れます。
ロジウムメッキのシルバー925も、新品ではホワイトゴールドとほとんど同じ白に見えます。すり減ったあとの見え方の違いとアイテムごとの選び方は、ロジウムメッキのシルバーとホワイトゴールドの違いで比べています。
かぶれた経験があるときの確認の順番
ホワイトゴールドで荒れたとき、原因は金属とは限らず、汗や洗剤、擦れの刺激のこともあります。順番に切り分けます。
- 皮膚科で診断を受け、金属が原因か、どの金属に反応するかを調べる
- 金属が原因なら、荒れた指輪の割金・メッキ・下地が何だったかを購入店に確認する(分からないこともある)
- 診断で分かった金属を含まない割金か、別の地金(Pt900など)を、成分を確認して候補にする
素材名の印象で選ばず、診断結果と成分で突き合わせるのが確実です。「18金なら大丈夫」が言い切れない理由と、結婚指輪での進め方は金属アレルギーでも結婚指輪を着けたいにまとめています。
GEMILYAに頼む場合
本体を作れる地金はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種です。K18のホワイトゴールド(白い割金のK18に、必要に応じてロジウムメッキ)は、仕様によってはお受けできます。
- 割金がニッケル系かパラジウム系かは、ご相談時に確認してご案内します。避けたい金属があれば、最初にお知らせください
- ロジウムメッキの有無と、メッキの下地は仕様で変わります。下地を指定したい場合も先にお知らせください
- 白い色そのものが目的で、メッキの手入れを避けたい場合はPt900をおすすめします。対応範囲はK18・K10・Pt900の製作にまとめています
- 原型設計:初回のみ・デザインごと。多くは税込22,000〜44,000円程度で、形の細かさで変わります
- 原型の3D出力:データ制作とは別の費用で、初回のみ
- 製作費:1個ごとにかかり、地金・重さ・メッキの有無で変わるため、内容を伺ってからご案内します
気をつけること(ここにまとめます)
- 割金の違いによる肌の反応は一般的な傾向で、体質によって変わります。保証はできません。症状が出たら着用をやめ、皮膚科に相談してください
- 色・硬さ・価格の傾向は配合で変わり、製品ごとに差があります
- 手持ちのホワイトゴールドの再メッキや修理は、購入店や修理店にご相談ください
まとめ
- ホワイトゴールドの割金はニッケル系とパラジウム系。見た目では見分けにくい
- ロジウムメッキがかかっていると、新品では割金の違いが見えない
- かぶれたら、素材名で避ける前に皮膚科で原因を確かめる。金属以外が原因のこともある
- 反応する金属が分かったら、その金属を含まない割金かを成分で確かめる。パラジウムに反応する人もいる
- 白さを保ちたいだけなら、メッキに頼らないPt900が候補
避けたい金属(皮膚科の診断があればその結果)と、メッキの有無の希望を添えてご相談ください。割金の成分を確認したうえで、K18のホワイトかPt900かを一緒に決めます。
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