ホワイトゴールドの黄ばみとロジウム加工|ロジウムなしという選択
ホワイトゴールドが黄ばんで見えるのは、多くの場合、地金が変色したからではありません。表面にかけたロジウムメッキがすり減り、下の地金の色が出てきたためです。
ホワイトゴールドの地金は、金に白い金属を混ぜて白く寄せたもので、真っ白ではなく少し黄みのある色です。そのため市販品の多くは、仕上げにロジウムメッキをかけて明るい白にしています。
この記事では、ホワイトゴールドの指輪やネックレスを持っている方、これから作る方に向けて、黄ばみの正体と、ロジウムをかけるか・かけないかの決め方を説明します。
黄ばみの正体はメッキのすり減り
ロジウムは白く硬い金属で、プラチナに近い色が出せます。ただし、表面の薄い膜なので、こすれる場所から少しずつ減っていきます。
| 見え方 | 起きていること |
|---|---|
| 指輪の内側や手のひら側だけ黄色っぽい | よくこすれる場所のメッキが減った |
| 全体が少しくすんでいる | 小傷や汚れで光り方が落ちた |
| 部分的に茶色・黒っぽい | 汚れや付着物の可能性。メッキの減りとは別 |
知恵袋でも、ロジウム仕上げの結婚指輪を長く着け続けて、裏側から黄みが出てきたという声が見られます。黄みは不良ではなく、ロジウム仕上げのホワイトゴールドでは起こりうる変化です。
どれくらいで黄ばむのか
黄ばむまでの期間に決まった年数はありません。次の条件で大きく変わります。
- 毎日着けるか、時々か
- 指輪か、こすれにくいネックレスか
- 手作業や家事のときも外さないか
- メッキの前の下地の整え方
指輪は物に当たる回数が多く、内側と手のひら側から先に減ります。ネックレスのトップは、こすれる場所が少ないぶん長く白さが残りやすい傾向です。
黄ばんだときの戻し方
ロジウムメッキは、かけ直すことで白さを戻せます。一般には、購入した店やジュエリーの修理を扱う店で「新品仕上げ」「再メッキ」として受け付けています。
- 表面を磨いて傷を整え、もう一度ロジウムをかけるのが一般的な流れ
- 磨く工程で地金がわずかに減るため、何度も繰り返すと細くなる
- 石が付いているものは、石の種類によって工程が変わる
家庭用の銀磨きの布や研磨剤で白さを戻すことはできません。メッキの残りを削ってしまい、かえって黄みが広がることがあります。
ロジウムなしで作るという選択
これから作るなら、最初からロジウムをかけない選択もあります。地金のやわらかい白を、そのまま色として使う考え方です。
| 仕上げ | 向く人 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ロジウムあり | 明るい白、プラチナに近い色が欲しい | 使ううちに黄みが出る。かけ直しを前提にする |
| ロジウムなし | 少しあたたかみのある白でよい | 最初から真っ白ではない。黄みの出方を現物で確認する |
| Pt900にする | メッキなしで白を保ちたい | 重く、地金代が上がりやすい |
メッキに頼らず白い色を長く保ちたいなら、ホワイトゴールドよりPt900が向きます。2つの違いはプラチナとK18どっちを選ぶで比べています。
色の仕組みそのものは、イエロー・ピンク・ホワイトゴールドの違いで説明しています。
オーダーで伝える項目の記入例
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| アイテム | 結婚指輪、毎日着ける |
| 素材 | K18ホワイトゴールド |
| 仕上げ | ロジウムなしの地金の色を見て決めたい |
| 比較したい素材 | Pt900 |
| 気になる点 | 内側の黄ばみを避けたい |
迷っている場合は「ロジウムあり・なしで迷っている」と書けば十分です。用途を聞いたうえで、どちらが合うかを一緒に決められます。
気をつけること(ここにまとめます)
- 割金の配合は作り手によって違い、同じK18ホワイトゴールドでも地金の白さには幅がある
- 黄ばみまでの期間や、かけ直しの頻度は使い方で変わるため、年数で約束できない
- 茶色・黒っぽい変化は、メッキの減りではなく汚れや付着物のこともある
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、K18をイエロー・ピンク・ホワイトの各色で作れます。ホワイトゴールドには、ロジウムメッキをかけるかどうかを選べます。
- ロジウムあり・なしは、用途と好みの白さを伺ってから決める
- メッキなしで白を保ちたい場合は、Pt900との比較もご案内する
- オリジナルの形は、1個でも設計・原型の費用がかかる
金やプラチナで作る流れは、K18・プラチナのOEM製作にまとめています。
まとめ
- ホワイトゴールドの黄ばみは、多くがロジウムメッキのすり減り
- 地金はもともと少し黄みのある白で、メッキで明るい白にしている
- 黄ばんだら再メッキで戻せるが、家庭の研磨剤では戻らない
- ロジウムなしで、地金のやわらかい白を使う選択もある
- メッキなしで白を保ちたいならPt900を検討する
作りたいアイテムと好みの白さを添えて、無料相談からお送りください。ロジウムあり・なしの違いから一緒に確認します。