ラペルピンをオリジナルで作る|結婚式・式典・社名入りで変わる選び方
オリジナルのラペルピンは、着ける場面で大きさと留め具が決まります。結婚式なら小ぶりで、胸の花やチーフと重ならないもの。式典や表彰なら全員同じ形で、遠目にも分かるもの。社名やロゴを入れて毎日着けるなら、それはほぼ社章です。
作り方はどの場面でも共通で、表の飾りを金属で鋳造し、裏の針と留め具は既製の部品を組み合わせます。
この記事では、結婚式や式典、記念品としてラペルピンを作りたい方に向けて、場面ごとの選び方を説明します。
ラペルピンとは、どこに着けるか
ラペルピンは、ジャケットの襟(ラペル)に着ける小さな飾りです。左襟のボタン穴(フラワーホール)に挿すか、襟の布に針を刺して留めます。
似たアイテムとの違いは、着ける場所です。
| アイテム | 着ける場所 | 大きさの傾向 |
|---|---|---|
| ラペルピン | ジャケットの襟 | 小さめ |
| ブローチ | 胸元や襟、帽子など | 大きめも多い |
| ネクタイピン | ネクタイ | 細長い |
大きめで服の生地に重さがかかるものはオリジナル金属ブローチ製作、ネクタイに着けるものはネクタイピン・カフス製作で説明しています。
場面ごとの選び方
同じラペルピンでも、場面で決めるべきことが変わります。
| 場面 | 大きさ・形 | 先に決めること |
|---|---|---|
| 結婚式の新郎 | 小ぶり、2人のイニシャルや花 | 胸の花・チーフと併用するか |
| 結婚式の親族・ゲストへの記念 | 全員同じ形 | 人数と渡す日 |
| 式典・表彰・周年 | 遠目に分かる大きさ | 年や回数の入れ方 |
| 社名・ロゴで毎日着ける | 社章として作る | 服と留め具 |
知恵袋には、結婚式の披露宴でラペルピンを着けたいという相談がありました。回答は「ラペルピンとポケットチーフの両方を使うとうるさくなる」というものでした。新郎の胸元は、飾りを1点に絞ると決めておくと形も選びやすくなります。
40代の夫に贈りたいが年配の人のほうが似合うのでは、という相談もありました。回答では、小ぶりなものから始めるとよい、とされています。似合うかどうかは年齢より、大きさで調整できます。
社名入りで毎日着ける場合は、社章・ピンバッジを鋳造で作るの進め方が合います。
留め具は既製品から選ぶ
裏の留め具は、当社で製造するものではなく、既製の部品を組み合わせます。服と着け方で選びます。
- ピン+キャッチ:襟に針を刺して裏で留める。いちばん一般的
- ネジ式:ボタン穴に通して裏から締める。穴のある襟向け
- チェーン付き:2か所で留め、間をチェーンでつなぐ飾り型
どの留め具をどの位置に付けられるかは、本体の形を見てから確認します。社章でよく使う留め具の違いは、社章の留め具の種類にまとめています。
本体の仕様で気をつけること
小さな部品なので、少しの差が着け心地に出ます。
| 項目 | 気をつけること |
|---|---|
| 重さ | 重いと襟が垂れて傾く。裏を抜いて軽くする |
| 細部 | 小さな文字や細い線はつぶれやすい |
| 素材 | 記念に長く残すならSV925・K10・K18、数が多いなら真鍮 |
| 色 | 地金の色・メッキ・いぶしから選ぶ |
結婚式の記念なら、式のあとも着けられる控えめな形にすると、引き出しにしまわれずに済みます。
記入例:結婚式のラペルピン
説明用の記入例です。
- 用途:結婚式で新郎と父2人が着ける(3個)
- デザイン:2人のイニシャルを組み合わせた小さな紋
- 素材と仕上げ:SV925、いぶし
- 留め具:ピン+キャッチ(既製品)
- 刻印:裏に挙式日
- 納品希望日:挙式の2週間前
同じ形を3個作る場合は、原型は1つで済みます。1個だけの特注でも、オリジナルの形には設計・原型の費用がかかります。
よくある失敗
| 失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 大きく作り、襟で傾いた | 試作を実際の服に着けて確かめる |
| 花・チーフと重なり、胸元がにぎやかになった | 胸元の飾りを1点に絞る |
| 細いロゴがつぶれた | 線の太さを決めてから原型に進む |
| 留め具を決めずに作り、服に合わなかった | 着る服を先に決めて留め具を選ぶ |
気をつけること(ここにまとめます)
針や留め具などの既製部品の手配と取り付けは、本体の形と数量を見てから確認します。会社のロゴや団体の紋章を入れる場合は、使ってよいかを依頼者側で確認してください。
- 結婚式の日程が近い場合は、先に納品希望日を伝える
- 1人ずつ違う名前を刻む場合は、相談時に確認する
GEMILYAに頼む場合
- 場面・人数・渡す日と、デザイン案を送る
- 大きさ・素材・留め具を見積もりで確認する
- 原型(3Dデータ)で形と細部を確かめる
- 仕様確定後、およそ4週間で製作・納品
まとめ
- ラペルピンは着ける場面で大きさと留め具が決まる
- 結婚式の新郎は、胸元の飾りを1点に絞る
- 社名入りで毎日着けるなら、社章として作る
- 重さと細部は、試作を服に着けて確かめる
場面と人数、デザインのイメージがあればご相談ください。大きさや素材の決め方から一緒に考えます。