金が高いうちに売る?作り直す?|手持ちの18金を「買取」と「作り直し」で比べる
着けていない18金で、思い入れも薄いなら売るのが素直な答えです。着け続けたい、または誰かに渡したいなら作り直しが向きます。
作り直しは「得をする」方法ではありません。金は手元に残りますが、原型設計費と製作費が別にかかります。
金額で比べるなら、売る案と作り直す案それぞれの「収入−支出」を同じ表に並べます。相場の予想はせず、比べ方だけを整理します。
先に答えが出る判断表
| 状況 | 向く選択 |
|---|---|
| 着けていない・思い入れが薄い | 売る |
| 着けたいがデザインが古い | 作り直す、または売って新しく作る |
| 傷やサイズだけが問題 | 修理店・購入店で直す |
| 家族に渡したい | 作り直す(刻印を引き継ぐ) |
| ブランド品で状態がよい | 売る(ブランドの評価が付くことがある) |
「売って、その代金で新しい地金の品を作る」も選択肢の一つです。溶かしてそのまま使う方法は、品位が混ざる・目減りするなどの理由で選ばれにくいためです。理由は金のアクセサリーを溶かして作り直せる?で説明しています。
買取で受け取る金額が決まる仕組み
買取の金額は、おおむね次の要素で決まります。数値は店と日によって変わるため、ここでは仕組みだけを示します。
- 品位(K18・K14など)ごとの買取単価 × 査定対象の重さ(金の部分だけ)
- 控除や手数料が引かれるかは店ごとに違う。別途の手数料を取らない方式もある
- 石や金以外の部品は対象外になることが多く、メッキ品は金として数えられない
- ブランド品は、金としての価値とは別の評価が付くことがある
- 刻印がない品は、品位を検査してからの金額になる
同じ品でも店で金額が変わるため、2〜3店で査定を取るのが一般的です。品位の見方は品位刻印の意味で確認できます。
作り直しで出ていく費用と、手元に残るもの
作り直しは「金を売らない代わりに、加工の費用を払う」選択です。
| 費用 | いつかかるか | 備考 |
|---|---|---|
| 原型設計費 | 初回のみ(デザインごと) | 形の細かさで変わる |
| 製作費(鋳造・仕上げ等) | 1個ごと | 素材・重さ・仕上げで変わり、内容を伺ってから案内 |
| 地金代 | 新しい地金で作る場合 | 重さ × その日の相場。正式発注時に再計算 |
| 元の金の扱い | 他店で売る場合 | 代金を製作予算に充てる(GEMILYAは買取なし) |
手持ちの金を他店で売れば、その代金を新しい品の予算に充てられます。それでも原型設計費と製作費は残るので、「金が手元にあるから安く作れる」とは考えないでください。
費用の全体像と見積もり例は料金の考え方にまとめています。
説明用の記入表:案ごとに収支を出す
迷っているなら、案ごとに「収入−支出」を出して並べます。空欄のまま店に持っていき、査定と見積もりで埋めてもらう使い方もできます。
| 項目 | 売る場合 | 作り直す場合 |
|---|---|---|
| 収入 | 査定額 | 元の品を他店で売るなら査定額。売らないなら0 |
| 支出 | なし | 原型設計費+製作費+地金代+送料 |
| 収入−支出 | +査定額 | 支出が収入を上回る分が持ち出し |
| 手元に残るもの | 現金 | 新しい品(元の形・刻印は失う。刻み直しは可) |
2つの案の資金差は、売る場合の受取額と、作り直す場合の持ち出しの合計です。作り直す案の持ち出しで既製品を買えるかどうかも、同じ紙に書き添えると判断が早くなります。
作り直しが向かないケース
次に当てはまるなら、作り直しより別の道のほうが合います。
- 既製品で好みの形があり、作り直しの費用と変わらない
- 傷・サイズ・留め具の不具合だけで、形は気に入っている(修理店へ)
- 品位が分からない、またはメッキ品の可能性がある
- 急いで現金が必要で、仕上がりを待てない
- 家族で分けたいが、金の量が少ない
修理で済む内容なら、修理店や購入店に先に相談します。形見を人数分に分ける考え方は形見の金を兄弟姉妹で分けるで整理しています。
相場と「いつ決めるか」
相場は日々動きます。予想はできませんが、決め方の手順は決められます。
- 査定と見積もりをできるだけ同じ日時に取り、日時・適用品位・単価を書き留める
- 査定と見積もりの有効期限を確かめ、期限内に決める
- 正式発注時に地金代が再計算されることを、比較の条件に入れておく
日時・品位・単価・有効期限をそろえないと、比較の前提がずれます。同じ日でも、店の価格改定や見積もりの条件で数字は変わります。
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAは買取を行っていません。作り直す場合は新しい地金で作る前提でご案内し、お手持ちの金を溶かして使えるかは品物を拝見して個別に確認します。元の金を売る場合は他店へ売却し、その代金を製作予算に充ててください。
- 本体を作れる地金はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種
- オリジナルの形は1個でも原型設計費(多くは税込22,000〜44,000円程度)がかかる。初回のみ・デザインごとで、形の細かさで変わる
- 製作費は1個ごとに別にかかり、内容を伺ってからご案内する
- 地金代は重さ × その日の相場で、正式発注時に再計算する
- 刻印を引き継ぐ場合は、元の文字を写真で送る
まとめ
- 着けない・思い入れが薄いなら売る。着け続けたいなら作り直す
- 買取は品位別の単価 × 査定対象の重さが基本。控除・手数料は店ごとに確認
- 案ごとに「収入−支出」を同じ紙に並べ、作り直す案の持ち出しを既製品の価格とも比べる
- 修理で済む・品位が不明・金の量が少ない場合は作り直しに向かない
- 査定と見積もりは日時・品位・単価・有効期限をそろえ、正式発注時の再計算も見込む
作り直したい品の写真と重さが分かれば、無料相談から概算の考え方をご案内できます。
この記事の内容で、製作を考えている方へ
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