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アクセサリーの委託販売の始め方|掛け率と手数料の違い・契約で確かめること

アクセサリーの委託販売は、店に商品を預けて置いてもらい、売れた分だけ代金を受け取る売り方です。店は在庫を買わないので置いてもらいやすく、作り手は売れ残りを引き取る前提になります。

始める前に押さえたいのは、「掛け率」と「委託手数料」が逆の向きの数字だということです。掛け率は作り手に入る割合、手数料は店が取る割合で、2つを足すと上代(店頭の販売価格)の全体になります。

この記事では、委託販売を初めて持ちかけられた作家やブランドの方に向けて、言葉の意味、条件の比べ方、契約前に確かめることを順に説明します。

掛け率と手数料は向きが逆

委託の相談でいちばん多い混乱が、この2つの取り違えです。知恵袋にも「掛け率と手数料の違いがわからない」という質問が何度も出ています。

言葉 意味 言われたときの読み方
上代 店頭での販売価格 誰が決めるかを確認する
掛け率 上代のうち作り手に入る割合 数字が大きいほど作り手の取り分が多い
委託手数料 上代のうち店が取る割合 数字が大きいほど作り手の取り分が少ない

同じ「〇割」でも、掛け率なのか手数料なのかで手取りは大きく変わります。条件を聞いたら「それは私に入る割合ですか、お店の取り分ですか」と言い直して確認すると、取り違えを防げます。

掛け率の考え方は卸と共通です。卸の場合の決め方はアクセサリーの卸価格の決め方で説明しています。

委託と買い取りを比べる

店との取引には、委託のほかに買い取りがあります。どちらが向くかは、売れ残りを誰が持つかで考えます。

比べる点 委託販売 買い取り
入金の時期 売れた後、精算日にまとめて 納品後、支払い条件に沿って
売れ残り 作り手に戻る 店が持つ
作り手の取り分 買い取りより高めに設定されやすい 委託より低めになりやすい
置いてもらいやすさ 店のリスクが小さく、始めやすい 売れる見込みがないと断られやすい

実績のないうちは委託から始め、売れ筋がはっきりしてから買い取りを相談する流れがよく見られます。

手取りから上代を決める

上代を先に決めてから手数料を引くと、思ったより手元に残らないことがあります。順番を逆にして考えます。

  1. 1個あたりの製作費(材料・加工・包装)を出す
  2. 1個あたりに残したい利益を決める
  3. 1と2を足した額が、掛け率をかけた後に残るように上代を決める
  4. その上代が、店の客層と並ぶ商品に合うかを確かめる

上代が高すぎて合わないなら、掛け率の交渉より先に仕様を見直すほうが現実的です。重さや工程の数を減らせば、製作費そのものが下がります。製作費の分け方はアクセサリーの原価率と原価計算にまとめています。

契約前に確かめる項目の記入例

条件を口約束のまま納品し、あとで話が違うともめる例は少なくありません。次の項目を書面やメールで残します。

項目 記入例(説明用)
取り分の表し方 掛け率で表す(作り手に入る割合)
上代を決める人 作り手が決め、変更は相談のうえ
精算 月末締め、翌月末に振込
売れ残り 3か月ごとに入れ替え、返送料は作り手負担
破損・紛失・万引き 店内で起きたものは店の負担
費用 出店料・棚代・什器代の有無
報告 売れた商品と在庫数を毎月メールで

レンタルボックスのように、棚の月額料金と販売手数料の両方がかかる形もあります。手数料だけで比べず、月額の費用を含めて手取りを計算することが大切です。

よくある失敗

  • 「手数料〇割」を掛け率だと思い込み、手取りが想定の半分以下だった
  • 納品後に店から「その上代では利益が出ない」と言われ、条件が変わった
  • 売れ残りの返送料と梱包の手間を考えていなかった
  • 複数の店に少しずつ置き、追加の製作が間に合わず欠品が続いた

追加を作るのに時間がかかる商品は、置く店の数を絞ります。製作は仕様の確定後およそ4週間かかるため、在庫が減ってから頼んでも間に合いません。

気をつけること(ここにまとめます)

  • 掛け率や手数料の水準は、店の業態や地域、商品の種類で大きく変わります。この記事では割合の数字を書いていません。複数の店の条件を聞き、手取りの金額で比べてください。

GEMILYAに頼む場合

  • 委託先ごとの数が少なくても、2〜99個の小ロットで作れる
  • 同じ型で追加を作れるので、売れた分を作り足す進め方ができる
  • 原型は最終発注から6か月保管し、その間の追加は原型の費用がかからない

小ロットの条件は1個の特注から99個までのページで確認できます。

まとめ

  • 掛け率は作り手に入る割合、手数料は店の取り分で、向きが逆
  • 委託は置いてもらいやすいが、売れ残りは作り手に戻る
  • 上代は、残したい手取りから逆算して決める
  • 精算・売れ残り・破損・費用・報告を、納品前に書面で決める

委託に出す商品の仕様と数量を決めたいときは、販売予定の上代を添えて無料相談からご相談ください。

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