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アクセサリーの受注生産のやり方|予約販売との違いと納期の伝え方

アクセサリーの受注生産は、注文を受けてから作る方式です。作り置きの数量を抑えられるので、売れ残りのリスクを小さくできます。

その代わり、お客さまは商品を待つことになります。発送時期を正しく伝え、約束を守れる段取りを組むことが成功の条件です。

この記事では、予約販売との違い、始める前の準備、発送時期の決め方を順に解説します。

受注生産と予約販売の違い

似た言葉ですが、見ている点が違います。受注生産は「いつ作るか」、予約販売は「いつ注文を受け付けるか」の言葉です。

言葉 意味 向いている場面
受注生産 注文を受けてから作る方式 作り置きを抑えたい定番品
予約販売 発売・発送より前に注文を受け付ける売り方 発売日が決まっている新作
在庫販売 先に作って並べる売り方 すぐ届けたい売れ筋

そのため、受注生産と予約販売は併用できます。発売前に予約を集め、受け付けた数だけ作るのが併用の例です。

予約販売でも、先に作った在庫を発売日に送る場合は受注生産には当たりません。

始める前に決めておくこと

この記事では、基本の仕様を販売前に決め、注文を受けてから作る方式を扱います。販売の前に、次の項目を固めておきます。

  • 確定した仕様: 素材、大きさ、仕上げ、金具
  • 選べる範囲: サイズ展開、色の選択肢
  • 受付期間: 常に受けるか、期間を区切るか
  • 発送時期: 注文からどれくらいで届けるか

仕様を固めるには、先にサンプルを作って確かめるのが確実です。販売前のサンプルでも、新しい形には原型データの制作費がかかります。

原型データは当社で最終のご発注から6か月保管し、期間内の同じ仕様なら追加の原型代はかかりません。

発送時期の決め方(記入例)

お客さまに伝える発送時期は、製作期間に余裕を足して決めます。次の表は説明用の例です。

項目 記入例
受付期間 月初から月末まで
工場への発注 翌月の第1週にまとめて発注
製作期間 仕様確定後およそ4週間が目安
検品・梱包 届いてから数日
お客さまへの案内 受付終了から6週間前後で発送

製作期間は数量・石留め・メッキ・連休で前後します。お客さまへは、ぎりぎりではなく余裕を持たせた時期を伝えましょう。

工場への発注をまとめる

注文が入るたびに1個ずつ発注すると、手間も送料も増えます。受付期間を区切って、まとめて発注する方法が扱いやすくなります。

  1. 受付期間を決めて注文を集める
  2. 素材・サイズ別に数量を集計する
  3. 集計表をそのまま工場に送る
  4. 届いたら注文ごとに検品して発送する

数量を増やして下がるのは、主に原型の費用を個数で割った分です。一方、1個ごとの研磨やメッキの費用は数量で大きくは変わりません。

在庫を抑える考え方はグッズの在庫リスクを抑える作り方でも紹介しています。

支払いとキャンセルの考え方

当社への支払いは、初回のお取引は全額前払いです。お客さまの代金が実際に入金される時期が発注に間に合うか、決済サービスの条件を確認しましょう。

当社への正式なご発注のあとは、すぐ3Dデータの制作など費用のかかる作業に入るため、キャンセルできません。ご発注前のご相談・お見積もりは無料です。お客さまの注文を締め切り、数量を確定させてから発注します。

  • 販売ページに「受注生産」と、注文後の変更・キャンセルの条件を明記する
  • サイズ違いなどの交換に応じるかを決めておく
  • 遅れる場合の連絡方法を決めておく

販売ページの書き方は商品説明の書き方が参考になります。取引条件は品質と取引条件をご確認ください。

受注生産で起きやすいトラブルと対策

受注生産は待ってもらう売り方なので、連絡のずれが不満につながりやすくなります。よくある場面と対策を表にしました。

起きやすいこと 考えられる原因 対策の例
届くのが遅いと言われる 発送時期が伝わっていない 注文時と発注時に2回知らせる
サイズが合わない 測り方の案内が足りない 販売ページに測り方を載せる
写真と色が違う 撮影の光で色が変わる 条件をそろえて撮影し、仕上げの説明も添える
注文の取り違え 集計の確認漏れ 注文番号と素材・サイズ・数量を照合する

発送時期の連絡は、遅れそうなときほど早めに入れるのが信頼につながります。

受注生産に向く商品・向かない商品

すべての商品が受注生産に向くわけではありません。次の目安で分けてみてください。

  • 向く: 定番の形、サイズや素材を選べる商品、名入れの商品
  • 向かない: 急ぎのギフト需要が多い商品、季節の行事に合わせる商品

向かない商品は、少量を先に作って在庫で持つ方法と組み合わせます。

たとえば、定番の形は受注生産にして、ギフト向けの人気色だけ少量を在庫で持つ方法です。待てるお客さまと急ぐお客さまの両方に対応できます。

販売前に形を確かめたいときは、サンプルを1個作っておくと、写真撮影にも使えます。数量の考え方は1個から作れる小ロット製作をご覧ください。

まとめ

  • 受注生産は注文を受けてから作る方式で、作り置きを抑えられる
  • 予約販売は発売・発送前に注文を受け付ける売り方で、受注生産と併用できる
  • 仕様と発送時期は販売前に固めておく
  • 受付期間を区切ってまとめて発注すると扱いやすい

受注生産で売りたい商品がまだ形になっていなくても大丈夫です。売り方の構想と一緒に、LINEかメールフォームから相談してください。

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