閉校・統合の記念品を金属で作る|校章と開校年〜閉校年を刻み、配る相手で品を分ける
学校が閉校や統合で無くなるとき、記念誌のほかに「手元に残る品」を用意したいという声はよく上がります。金属で作るなら、全員に配る小さな品と、来賓や教職員に渡す少数の品を分けて考えると、予算と日程が組みやすくなります。
刻む内容は、校章・校名・「開校年〜閉校年」の3つが基本です。校章を使うには、学校を管理する側の確認が要ります。
閉校の実行委員会やPTA、同窓会で記念品を担当する方に向けて、品目の分け方から閉校式に間に合わせる日程、金属で作らない方がよい場合までを順に整理します。
配る相手で品を分ける
閉校の記念品は、受け取る人の幅が広いのが特徴です。在校生の子どもから、何十年も前の卒業生、地域の方まで含まれます。
| 受け取る人 | 向く品目 | 刻む内容の例 |
|---|---|---|
| 在校生 | キーホルダー・しおり | 校章、校名、閉校年 |
| 卒業生・地域の方 | ピンバッジ・小さなプレート | 校章、開校年〜閉校年 |
| 来賓・歴代校長・教職員 | 卓上のプレート・文鎮 | 校名、年数、「ありがとう」の一言 |
人数の多い配布品と少数の品を、同じ形・同じ大きさにそろえると、原型を何種類も作らずに済みます。少数の品だけ大きさを変える場合は、別に原型が要ることがあるため、形を伺ってご案内します。素材や仕上げだけを変える案もご相談ください(仕様を見てご案内します)。
文鎮のように重い品は、地金の量がそのまま費用に響きます。重さと大きさは、形を伺ってからご案内します。
校章を使う前に確かめること
校章は、学校の設置者が管理していることが一般的です。公立なら設置者(市区町村や都道府県)の教育委員会、私立なら学校法人が問い合わせ先の目安になります。
- 校章の複製は、権利または使用の許諾を確認できる場合に限る
- 閉校後は窓口が分かりにくくなるため、閉校前に確認を済ませる
- 校歌の歌詞を刻む場合も、作詞者側の権利の確認が要ることがある
- 確認が間に合わない場合は、校名と年数の文字だけで作る
校章が無くても、校名と「開校年〜閉校年」が刻まれていれば閉校の記念になります。自治体の紋章を使う手続きの流れは自治体ノベルティ・市章入りグッズを金属で作るが参考になります。
刻む文字は「年数」を主役にする
閉校の記念品で、いちばん意味を持つのは学校が続いた年数です。小さな金属に入る文字には限りがあるため、優先順位を決めておきます。
- 校名(正式名称か、地域で呼ばれていた略称か)
- 開校年と閉校年(西暦か和暦かをそろえる)
- 校章(確認が取れた場合)
- 一言(「ありがとう」など。閉校の事情と関係者の気持ちに合わせて選ぶ)
閉校を区切りとして前向きに送り出したい地域もあれば、惜しむ気持ちが強い地域もあります。一言を祝いの言葉にするか、感謝の言葉にするかは、実行委員会や同窓会で先に話し合っておくと迷いません。
統合の場合は、統合先の校名を入れるかどうかで意見が分かれます。無くなる学校だけの記念にするか、新しい学校への引き継ぎも込めるかを先に決めると、統合先の名前を入れるかどうかも決まります。
文字数と書体の考え方は記念品の名入れ・刻印の文例にまとめています。
閉校式から逆算する日程
閉校式は年度末に行われることが多く、記念品は秋から冬に決める流れになります。
| 時期の目安 | すること |
|---|---|
| 閉校式の5〜6か月前 | 品目と配る範囲、予算の枠を決める |
| 4〜5か月前 | 校章の確認、刻む文字の確定 |
| 3か月前まで | 形と数量を確定して発注 |
| 閉校式 | 配布。予備は数個残す |
製作は仕様の確定後およそ4週間が目安です。形を決める期間と、委員会での承認の期間は別にかかります。
協賛金を集めてから数を決める場合は、協賛の締め切りを発注の確定より前に置くと日程が崩れません。後から希望した卒業生に作り足すことも考えて、配布の窓口を決めておきます。
金属で作らない方がよい場合
- 予算が少なく、1人あたりの額を抑えたい。記念誌や記念写真を全員に配る方が行き渡る
- 閉校式まで3か月を切っていて、形を決める期間・委員会の承認・仕様確定後およそ4週間の製作・配送を含めると間に合わない。既製品の在庫と名入れの納期を確認して選ぶ
- 在校生に幼い子どもが多い。小さな部品は誤飲の心配があるため、紙や布の記念品を選ぶ
- 校章の確認が取れず、文字だけでは委員会の合意が得られない
- 地域が品物より、記念碑や植樹など学校の跡地に残る形を望んでいる
全員分を金属にせず、来賓・教職員の少数の品だけを金属にするという分け方もよく収まります。子ども向けの品は、子ども用製品の安全の基準を確かめたうえで、渡すときに保護者へ一言添えます。
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、来賓向けの数点から、在校生・卒業生への配布分まで製作します。本体の素材は、SV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスから選べます。
- 費用は、初回だけの原型設計(多くは税込22,000〜44,000円程度・形の細かさで変わる)、原型の3D出力(初回のみ)、1個ごとの製作費に分かれます
- 配布分のように数量を作る場合は、量産用のゴム型(初回のみ・税込6,000円程度が目安で、仕様により変わります)もかかります
- 1個ごとの製作費は、素材・大きさ・刻印の内容を伺ってからご案内します
- 刻印は1か所税込3,000円程度が目安で、仕様により変わります
- 校章は、権利または使用の許諾を確認できる場合に限ってお受けします
1個ごとの製作費がどのくらい変わるかは、素材や石留め・メッキなど工程の組み合わせによって一つひとつ異なります。ご希望の数量やご予算をお聞かせいただければ、数量ごとのお見積もりと、ご予算に近づける工夫をご一緒に考えます。
卒業のたびに作る記念品との違いは卒業記念品・部活の引退記念をオリジナルの金属チャームで作るを、法人や団体としての発注の流れは法人ギフト・記念品の製作をご覧ください。
まとめ
- 全員に配る小さな品と、来賓・教職員への少数の品を分けて考える
- 校章は教育委員会や学校法人に、閉校前に確認する。間に合わなければ文字だけで作る
- 刻む文字は校名と「開校年〜閉校年」を主役にし、一言は閉校の事情と関係者の気持ちに合わせて選ぶ
- 閉校式の5〜6か月前から動き、3か月前までに数量を確定する
- 予算や日程が合わなければ、記念誌・写真や既製品への名入れで十分
閉校式の日付、配る相手とおおよその人数、校章の確認の状況を添えて、まずは気軽にご相談ください。決まっていないことが多い段階でも、進め方の見通しをお返しします。
この記事の内容で、製作を考えている方へ
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