本文へ移動
GEMILYA
実務ノウハウ約4分で読めます

自分のイラストをアクセサリーにする|著作権の確認と立体にするときの線の太さ

自分のイラストは、金属のアクセサリーにできます。ただし金属では色が出せないため、絵を「線」と「高さ」と「仕上げの違い」に置き換えて表します。

プラ板やレジンは色をそのまま残せる反面、安っぽく見えると感じる方もいます。金属にすると重さと光沢が加わる代わりに、元の絵の描き直しが必要になります。

この記事では、自分で描いた絵をアクセサリーにしたい作家の方に向けて、表し方の選び方と、権利の確認でつまずきやすい点を整理します。

金属でのイラストの表し方は4つ

どれを選ぶかで、元の絵をどこまで描き直すかが変わります。

表し方 見え方 向くイラスト
透かし(線画を抜く) 線だけが残り、すき間から肌が見える 輪郭のはっきりした線画
浮き彫り(レリーフ) 絵が盛り上がり、陰影が出る 顔や動物など、立体感を出したい絵
シルエット 外形だけを切り抜く ポーズや形に特徴がある絵
刻印 平らな面に細い線で描く 細かい線画、背景のある絵

刻印は元の絵にいちばん近く仕上がりますが、平面的な印象になります。重さと立体感を出したいなら、透かしか浮き彫りが向きます。

色の代わりになる仕上げ

金属でも、仕上げを組み合わせれば絵に濃淡を付けられます。

  • 鏡面とマット:同じ金属でも光り方が変わり、塗り分けの代わりになる
  • いぶし(SV925):凹んだ線を黒く残し、線画らしさが出る
  • 部分メッキ:金色と銀色など、場所によって色を分けて見せられる

色数の多いイラストは、どの色を残すかを先に決めておくと描き直しが楽になります。

線が潰れない描き直し方

イラストを縮小すると、線どうしのすき間が埋まります。原寸で印刷して、線が見分けられるかを最初に確かめます。

  • 細すぎる線は太くするか、凹みとして彫る線に変える
  • 線どうしが近すぎる所は、どちらかを省く
  • 目や模様など、本体から浮いた部品は、どこかでつなげる
  • 塗り分けていた部分は、高さか仕上げ(鏡面とマット)の違いで分ける

透かしの場合、つながっていない部品は落ちてしまいます。線画の目や口が輪郭から離れていると、形を保てません。

細い線の扱いは、手書き文字のネックレスを作るの「きれいに形になる書き方」も参考になります。

失敗しやすい例

失敗 起きること 直し方
原画を縮小しただけで送る 細部が潰れて別の絵に見える 原寸で描き直す前提で相談する
色の違いだけで描き分けていた 金属にすると区別がつかない 高さや仕上げの違いに置き換える
画像の解像度が低い 線の位置が読み取れない 元のデータか、高解像度で書き出す

画像の準備の仕方は、ロゴの画像しかない場合のデータ準備で説明しています。

権利で確認すること

自分で一から描いたイラストなら、アクセサリーにする相談はそのまま進められます。迷いやすいのは、次のような場合です。

状況 依頼者側で確認すること
人に描いてもらったイラスト アクセサリーにして販売してよいか、数量・期間・報酬を描いた人と取り決める
共同で作ったキャラクター 商品化について、関わった全員の合意があるか
既存の作品のキャラクターを自分で描いた 元の作品の権利者の許諾があるか
他の作家の絵柄に寄せて描いた 元の作品と見比べて、写しになっていないか

人に描いてもらった絵は、描いた時点の約束しだいで使える範囲が変わります。商品化の前に、使い方と報酬を書面で取り決めておくと、あとで揉めにくくなります。

権利の判断は当社ではできません。判断に迷う場合は、専門家にご相談ください。考え方の整理はアクセサリーデザインの権利の基礎にまとめています。

当社でお受けできない例

  • 既存の作品のキャラクターを描いたイラストで、権利者の許諾がないもの
  • 他の作家の作品を写した、またはなぞったイラスト
  • 描いた人との取り決めがなく、販売用に数量で作るもの

1個の特注から販売用の数量まで

まず1個作って、仕上がりを見てから販売用の数を決める進め方もできます。

  • 自分用・見本:1個の特注(一点もの)。オリジナルの形は1個でも設計・原型の費用がかかる
  • 販売の様子見:2〜99個の小ロット。原型は最終のご発注から6か月お預かり
  • 作家として定番にする:同じ原型から追加で作る

まとめ

  • 金属では色が出せないため、イラストを線・高さ・仕上げの違いに置き換える
  • 表し方は透かし・浮き彫り・シルエット・刻印の4つから選ぶ
  • 原寸で印刷し、潰れる線と浮いた部品を描き直す
  • 人に描いてもらった絵は、商品化の範囲と報酬を書面で取り決める
  • 既存作品のキャラクターや他の作家の絵の写しは、許諾がなければお受けできない

元のイラストと、作りたいアイテム・大きさの希望を添えてご相談ください。どの表し方が絵に合うかからご提案します。

この記事の内容で、製作を考えている方へ

参考画像と、作りたい個数をLINEでお送りください。試作だけ・販売を検討中・贈り物の1個など、今の段階のままご相談いただけます。

作りたいものが決まっていなくても大丈夫です

「こんなものは作れる?」の一言だけでも構いません。LINEまたはメールフォームから、気軽にご相談ください。

LINEで相談フォームで相談