子どもの絵をアクセサリーにする|線を残すか、立体にするか
子どもの絵をアクセサリーにする方法は、線をプレートに残す、外形を切り抜く、ふくらみのある立体にするの3つです。線の揺れやはみ出しまで残したいなら、プレートに線を残す方法がいちばん絵の雰囲気を保てます。
形が単純な絵なら、外形を切り抜いたシルエットにすると、何の絵か一目で分かるアクセサリーになります。
金属にすると、絵の色はそのまま出せません。この記事では、3つの方法の選び方と、色の置き換え方、画像の準備を説明します。
プラ板やレジンと、金属の違い
知恵袋には、自分で描いたイラストをプラ板でアクセサリーにしたが、大人が着けるには少し幼く見える、という相談があります。回答では、レジンに閉じ込める方法や樹脂粘土への転写が挙がっていました。
素材ごとの向き不向きを比べます。
| 素材 | 向いていること | 気をつけること |
|---|---|---|
| プラ板 | 色をそのまま残せる、手軽 | 大人が着けると幼く見えやすい |
| レジン | 絵を閉じ込めて色を残せる | 傷や黄ばみが出ることがある |
| 金属 | 長く使える、大人も着けやすい | 色は出せず、線と形で見せる |
色を残したいならレジン、長く身に着けたいなら金属と考えると選びやすくなります。
3つの作り方の選び方
金属にする場合の3つの方法を比べます。
| 作り方 | 見た目 | 向いている絵 |
|---|---|---|
| 線をプレートに残す | 丸や四角の板に、絵の線が凹凸で入る | 顔や家族の絵など、線の多い絵 |
| 外形を切り抜く | 絵の輪郭がそのまま形になる | 動物、車、花など形のはっきりした絵 |
| 立体にする | ふくらみのある小さな置物のような形 | 1つのモチーフだけを描いた絵 |
迷ったら、絵の中で「残したいもの」を1つ決めます。全体の雰囲気ならプレート、描かれた物の形ならシルエットです。
立体にする場合は、平面の絵から厚みや裏側を作り手が想像して起こすことになります。絵の印象から離れやすいので、残したい特徴をはっきり伝えます。
色は金属でどう表すか
金属では、クレヨンや絵の具の色は再現できません。色の役割を、次のように置き換えます。
- 磨いて光る部分と、光沢を抑えた部分で描き分ける
- シルバーなら、凹みを黒くするいぶし加工で線を際立たせる
- 金色とシルバー色を部分メッキで塗り分ける
- 目や花の中心など1か所だけ、小さな石を入れる
色で描き分けていた絵は、単色になると何が描いてあるか分かりにくくなることがあります。色ではなく線で何が描いてあるか分かる絵のほうが、金属に向いています。
画像の準備
絵の画像は、次の手順で用意すると線をきれいに読み取れます。
- 明るい場所で、真上から絵全体を撮る(スキャンできればなおよい)
- 影や紙のしわが写らないようにする
- 残したい部分に印を付けた画像を別に用意する
- 仕上がりの大きさを、cmで書き添える
背景や細かな塗りまで全部を入れると、形が複雑になり線が詰まります。残す部分を絞るほど、子どもの線らしさが残ります。
縮小で起きやすい失敗
子どもの絵は、画用紙いっぱいに描かれていることが多く、アクセサリーの大きさまで大きく縮めることになります。
- 細いペンの線をそのまま縮めた: 線が細すぎて金属で再現できなかった
- 顔の目と口を小さく描いた絵を縮めた: 点が潰れて表情が分からなくなった
- 背景まで入れた: 主役の形が埋もれた
- 立体にして厚みを足した: 絵の素朴さが消え、別の作品のようになった
細い線は、金属にする段階で少し太らせることがあります。線の太らせ方や、点をつなぐ考え方は手書き文字のネックレスを作ると共通です。
依頼の記入例
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 絵 | 5歳の子が描いた家族4人の顔 |
| 作り方 | 丸いプレートに線を残す |
| 大きさ | 直径2.5cmくらい |
| 素材・仕上げ | SV925、線をいぶしで黒く |
| 使い方 | 母のネックレス、祖父母にキーホルダーも |
| 個数 | 3個 |
ネックレスとキーホルダーのように違う品を作りたい場合は、最初にまとめて伝えると、穴や金具の付け方を含めて一度に検討できます。ペットの絵や写真から作る場合は、ペットのオリジナルアクセサリーも参考になります。
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、絵の画像から原型データを起こし、ロストワックス鋳造で金属にします。
- 1個の特注から相談できる(オリジナルの形は、1個でも設計・原型の費用がかかる)
- 本体の地金は真鍮・SV925・K18・K10・Pt900から選ぶ
- 製作は仕様確定後およそ4週間が目安(デザインの検討期間は含まない)
まとめ
- 作り方は、線をプレートに残す、外形を切り抜く、立体にするの3つ
- 色を残すならレジン、長く着けるなら金属
- 金属では色を光沢・いぶし・部分メッキ・石で置き換える
- 残す部分を絞り、縮めても線が潰れない大きさを選ぶ
絵の画像と作りたいアクセサリーの種類があれば、無料相談でどの作り方が絵に合うかから確認できます。