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実務ノウハウ約4分で読めます

手書き文字のネックレスを作る|筆跡の雰囲気を残す作り方

手書きの文字は、ネックレスの形にできます。大切な人の筆跡や子どもの書いた名前を、筆跡の雰囲気を残して金属にする方法です。

作り方は大きく2つです。文字の形をしたトップ(鋳造)にする方法と、プレートに文字の凹凸を表す方法です。

プレゼント用など1個だけ作る場合は、1個の特注(一点もの)として相談できます。オリジナルの形なので、1個でも原型データの制作費がかかります。

この記事では、2つの違いと、きれいに仕上げるための書き方と準備を紹介します。

2つの作り方の違い

どちらも手書きの雰囲気は残せます。違うのは、文字が形そのものか、プレート上の模様かです。

作り方 見た目 向いている文字
文字の形をしたトップ 文字の輪郭をもとにした形がトップになる 名前、短い言葉
プレートに文字の凹凸を表す プレートの表面に文字が浮き出る・くぼむ 長めのメッセージ

文字の形をしたトップでは、離れた文字や点を支えるつながりが必要です。プレートに文字を表す場合は、文字どうしをつなぐ必要はありません。

当社のロストワックス鋳造では、文字の形や凹凸を原型データに組み込んで形にします。完成品の表面に彫る刻印とは別の方法です。刻印の手法の違いはアクセサリー刻印の種類で紹介しています。

きれいに形になる書き方

手書きの線は、金属にしたとき細すぎると折れやすくなります。書くときに次の点を意識すると、仕上がりが安定します。

  • 太めのペンで書く: 細いボールペンより、サインペンが向く
  • 文字どうしをつなげる: 文字の形をしたトップでは、離れた部分を支えられない
  • 小さな点や細い払いを避ける: 金属では再現しにくい
  • 何枚か書いて選ぶ: 気に入った1枚を使う

細い線は、原型データを作る段階で少し太らせることがあります。筆跡を完全に写すのではなく、筆跡の雰囲気を残すように整えます。

払い・傾き・文字の間隔など、残したい特徴があれば画像に印を付けて伝えてください。

画像の準備(記入例)

文字は、白い紙に書いて真上から撮影するのがおすすめです。依頼のときは次の項目を添えてください。

項目 記入例
文字の内容 子どもの名前(ひらがな3文字)
作り方 文字の形をしたトップ
仕上がりの横幅 2cmくらい
素材 SV925
チェーン 手持ちのものに合わせたい

影や紙のしわが写ると、線の形が読み取りにくくなります。明るい場所で、文字が画面いっぱいに入るように撮りましょう。

素材と仕上げの選び方

素材は、色味や仕上げで検討します。細い部分の強度は、素材だけでなく線の太さ・厚み・つなぎ方も含めて確認します。

  • SV925: 白く明るい。いぶしで文字を黒く際立たせられる
  • K18・K10: 金の色味。上品な印象になる
  • Pt900: 落ち着いた白。長く着ける記念品に
  • 真鍮: 金色に近く、経年の変化も楽しめる

ステンレスやチタンの本体は当社では作れません。いぶしの仕上げはいぶし加工のロゴ入りシルバーが参考になります。

チェーンとの組み合わせ

文字の形をしたトップは、両端にチェーンをつなぐ形と、上部に輪を付けて下げる形があります。

  1. 両端につなぐ: 文字が横一列にきれいに見える
  2. 上部の輪で下げる: 既製チェーンに通しやすい

当社ではチェーンは製造していないため、既製品と組み合わせます。ネックレス全体の考え方はネックレスの製作ページをご覧ください。

家族分など同じ形を複数作る場合は、同じ原型データから作れます。

文字の大きさと読みやすさ

手書きの文字は、小さくするほど読みにくくなります。文字数は、次の点を見ながら決めましょう。

確認項目 見ること
文字の複雑さ 細い線や小さな点が多くないか
仕上がりの寸法 実際の大きさで読みやすいか
構造 線の厚みと、文字どうしのつながり

長いメッセージを入れたいときは、文字の形をしたトップより、プレートに表す方法が向いています。

迷ったときは、紙に実際の大きさで文字を書いてみてください。ただし、紙で読めても、金属で作れるかは線の太さや厚みしだいです。

文字物の設計の考え方は、イニシャルネックレスの企画も参考になります。

残された手紙の文字を使うとき

亡くなった家族の手紙やメモの文字を使う場合は、原本を傷めない方法で画像を用意します。次の点に気をつけましょう。

  • 原本は送らず、スキャンか写真で渡す
  • 文字の一部だけを切り出したいときは、範囲を伝える
  • にじみやかすれは、どこまで直すかを相談して決める

かすれた線は、そのままでは金属にしにくいことがあります。雰囲気を残しながら線を整えるため、データの段階で形を一緒に確かめます。

まとめ

  • 手書き文字は、文字の形をしたトップか、プレートに文字の凹凸を表す形でネックレスにできる
  • 筆跡は完全に写すのではなく、筆跡の雰囲気を残すように線を整える
  • 1個の特注(一点もの)でも、原型データの制作費がかかる
  • 白い紙に太めのペンで書き、真上から撮った画像を用意する
  • 細い部分の強度は線の太さ・厚みで確認し、チェーンは既製品と組み合わせる

プレゼント用の1個でも、販売用に何種類か作りたい場合でも大丈夫です。書いた文字の写真を添えて、LINEかメールフォームからご相談ください。

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