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GEMILYA
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帯留めをオーダーで作る|三分紐用の金具・シルバー/真鍮・誕生石の留め方

帯留めをオーダーするとき、先に測っておきたいのは手持ちの紐の幅と厚みです。三分紐と普通の帯締めでは通す金具の内寸が違い、合わない金具では紐が通りません。

金具は既製品を組み合わせ、本体の形をSV925や真鍮で鋳造して裏に留めるのが基本の作り方です。手持ちのブローチを帯留めにしたいだけなら、金具の交換を扱う修理店や購入店に相談する方が早く済みます。

ここでは作る場合の決め方を、金具・素材・重さ・石の順に説明します。

先に決める:作るか、既製品や金具交換で足りるか

帯留めは小さな品物ですが、オリジナルの形は1個でも原型から作ります。作らなくて済む場合を先に外しておきます。

状況 向く対応
手持ちのブローチを帯留めとして使いたい 帯留め金具への交換を修理店か購入店へ相談
好みの帯留めが既製品にある 既製品。三分紐用か帯締め用かだけ確かめる
家紋・誕生石・名前など自分だけの形にしたい 1個の特注で作る
教室や店の記念に同じ形を人数分 小ロットで作る

帯留めは「何に通すか」で金具が決まり、「何を表すか」で本体が決まります。家紋を入れる場合の線の太さと権利の考え方は、家紋のアクセサリーを作るにまとめています。

ブローチの針を外して帯留め金具を付ける加工は、当社ではお受けしていません。ブローチと帯留めは裏の作りが違うため、最初から帯留めとして設計する方が、帯に沿う形になります。

着物に合わせて髪飾りも同じ家紋や柄でそろえたいなら、金属のかんざしの形の選び方と長さの制約を金属のかんざしをオーダーで作るで説明しています。

三分紐用か帯締め用か:金具の内寸を紐の実測値と照らす

帯留め用の紐は、幅で呼び分けられています。三分紐は幅がおよそ9mmで、帯留めを通す紐の定番です。

通す紐 幅の目安 金具
二分紐 およそ6mm 細い紐用の小さな金具
三分紐 およそ9mm 帯留め金具の定番
四分紐 およそ12mm やや広い金具
普通の帯締め(平組・丸組) 四分紐より広いものが多く、紐ごとに幅も厚みも違う 実測した幅と厚みに合う帯締め用の金具

普通の帯締めは、三分紐用の金具を通りません。帯締めにも使いたいなら、幅広の金具を選ぶか、三分紐と帯締めのどちらを主にするかを決めておきます。

  • 手持ちの紐の幅と厚みを定規で測り、相談時に伝える
  • 金具は既製品から、紐の幅と厚みに合う内寸のものを選び、本体の裏に留める
  • 金具の高さは紐の厚みで決まり、高すぎると帯から浮く

金具は、紐の幅と厚みの実測値を金具の内寸と照らして選びます。幅が合っていても厚みで通らないことがあるため、どちらも測って伝えてください。金具は当社で製造しておらず、既製品の中から本体に合うものを組み合わせます。

本体の素材:シルバー925か真鍮か

着物に合わせる帯留めは、白い金属か金色かで印象が変わります。費用と手入れの違いもあわせて選びます。

素材 見た目 気をつけること
SV925 白い金属。いぶしで黒い陰影を付けられる 黒ずむので、布に包んで保管
真鍮+メッキ 金色・銀色を選べる 擦れる箇所からメッキが減る。帯に触れる面の仕上げは相談
K10・K18・Pt900 地金そのものの色 重さと費用が上がる。小さな本体向き

和の柄や家紋は、SV925にいぶし(くぼみを黒く残す仕上げ)を入れると線が立ちます。

真鍮にメッキをかける場合、どこが先に擦れるかは帯への当たり方と裏の形で変わります。裏側をメッキなしにするか、帯に触れる面を滑らかにして擦れを減らすかは、帯への色移りや手入れのしやすさもあわせて、形を伺ってご案内します。

1個作るときの素材の選び方は、1個作るなら素材はどれ?で比べています。

重さと大きさ:帯への負担

帯留めは帯の正面に乗り、紐1本で支えられます。重いと紐が下がり、帯に跡が残ることがあります。

  • 大きく見せたいなら、裏側を空洞にして軽くする
  • 帯地に引っかからないよう、縁と角を丸める
  • 裏面は平らで滑らかにし、帯に当たる面に突起を作らない
  • 縦横の寸法は、手持ちの帯留めや写真を添えて伝える

見た目の大きさと重さは別に設計できます。裏を抜いた形は、型から出すときの形にも関わるので、3Dデータの段階で裏側まで確認します。

誕生石の留め方

誕生石を入れる場合、帯留めならではの条件があります。帯地に触れる位置にあるため、爪が引っかかりにくい覆輪留めが候補です。

留め方 特徴 帯留めでの向き
覆輪(ふくりん)留め 石の周りを金属の縁で包む 引っかかりが少なく向く
爪留め 数本の爪で石を押さえる 石は光るが、爪が帯地に触れる

石留めは1石ずつの手作業で、石が増えるほど費用と日数が増えます。留め方の違いは石留めの種類と選び方で説明しています。

石は手持ちのものを持ち込めます。渡し方と準備は石を持ち込んでアクセサリーを作るをご覧ください。天然石の手配や天然ダイヤの石留めは、石の種類と大きさを伺ってからご案内します。

真珠やオパールのような柔らかい石は、帯との擦れで傷みやすいため、石の位置を帯から少し浮かせる設計を検討します。

GEMILYAに頼む場合

本体はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種で作れます。金具は既製品を本体に合わせて組み合わせます。

  • 原型設計:初回のみ・デザインごと。多くは税込22,000〜44,000円程度で、形の細かさで変わります
  • 原型の3D出力:データ制作とは別の費用で、初回のみ
  • 1個ごとの製作費:素材・重さ・金具・石留めで変わるため、内容を伺ってからご案内します
  • 裏の刻印:1か所税込3,000円程度が目安で、仕様により変わります

当社で起こしたデータと原型は、最終のご発注から6か月間お預かりし、同じ形の作り足しに使います。その期間内に同じデザインを作り足す場合、2個目以降は初回だけの費用がかかりません(量産用ゴム型は消耗品のため、劣化していれば作り直しの費用がかかることがあります)。

お預かりしたデザインとデータは、ご依頼の製作以外には使いません。データのお渡しをご希望の場合は、形式と費用を個別にご案内します(有償)。1個からの進め方は特注・小ロット製作にまとめています。

まとめ

  • 先に紐の幅と厚みを測る。三分紐用と帯締め用では金具の内寸が違う
  • 金具は既製品を組み合わせ、本体をSV925や真鍮で鋳造する
  • 重さは紐と帯への負担になる。裏を抜いて軽くし、縁を丸める
  • 誕生石は覆輪留めが候補。石留めは1石ずつの作業
  • 手持ちのブローチの金具交換は、修理店か購入店へ

紐の実測値(幅・厚み)、本体の寸法、入れたい家紋や石の種類を添えてご相談ください。金具の内寸との照合と、帯に乗せたときの重さまで含めてご案内します。

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