K18ペンダントトップをオーダーメイドで作る|サイズ・バチカン・チェーンの決め方
K18のペンダントトップをオーダーメイドで作るときは、大きさ・厚み・バチカンの内寸の3点を先に決めます。この3点で、見た目の存在感と地金の重さ、そしてチェーンが通るかどうかが決まるからです。
K18は地金代が費用の多くを占めるため、小さなトップでも厚みの取り方で費用が動きます。バチカンは、手持ちのチェーンや合わせる既製チェーンの端部品を測って内寸を決めます。
チェーンは当社では製造しておらず、既製品を仕入れて組み合わせます。1個だけの特注でも、オリジナルの形には設計と原型の費用がかかります。
小さくても存在感を出す設計
K18のトップは、大きさで存在感を出そうとすると地金が増えて費用が上がります。大きさより、光を受ける面の作り方で見せるのがK18向きの設計です。
| 工夫 | 効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| 輪郭をはっきりさせる | 小さくても形が読める | 細い突起は鋳造で甘くなりやすい |
| 面取りや稜線を入れる | 光を反射する面が増える | 研磨で角が丸くなる |
| 鏡面とマットを分ける | 質感の対比で立体感が出る | 境界の位置を原型で決めておく |
小さいトップほど、細部は省いたほうがきれいに仕上がります。細かい模様を詰め込むと、鋳造と研磨でつぶれて輪郭がにじみます。
原寸で印刷した紙を胸元に当てると、画面で見るより大きさを判断しやすくなります。
重さと厚みで費用と着け心地が決まる
トップの重さは、面積と厚みの掛け算で決まります。地金代はその重さに相場が掛かるため、厚みの決め方が費用に直結します。
| 厚み | 良い点 | 注意点 |
|---|---|---|
| 厚くする | 存在感が出て、変形しにくい | 地金が増え、費用が上がる |
| 薄くする | 軽く、費用を抑えやすい | 曲がりやすく、裏面がへこんで見える |
| 裏を抜く | 見た目を保って軽くできる | 縁の厚みを残す必要がある |
3Dデータの段階で概算の重さを確認します。想定より重ければ、厚みや裏抜きで調整してから鋳造に進みます。
重いトップは、細いチェーンだと引っ張られて首まわりに負担がかかります。トップの重さと、合わせるチェーンの太さは一緒に決めます。
バチカンの内寸は手持ちチェーンから決める
バチカンとは、トップの上部にあるチェーンを通す輪のことです。チェーンが通らない失敗の多くは、チェーン本体ではなく端の留め具の大きさで起きます。
手持ちのチェーンに合わせるなら、次の順で測ります。
- チェーンを通す側の端部品(引き輪やプレート)の幅と厚みを測る
- チェーン本体の太さを測る
- 通す向きと、トップが傾かないゆとりを足して内寸を決める
端部品の実寸を伝えるだけで、内寸の失敗はほぼ防げます。測り方と向きの決め方はバチカンのサイズの決め方で詳しく説明しています。
バチカンの大きさも、トップの重さに含まれます。必要以上に大きくすると、地金が増えるうえにバチカンが目立ちます。
チェーンは既製品を組み合わせる
チェーン自体は当社で製造していません。既製のチェーンを仕入れて組み合わせる形になります。
| 進め方 | 向くケース |
|---|---|
| トップだけを納品し、手持ちのチェーンを使う | すでに気に入ったチェーンがある |
| 既製チェーンを合わせて納品する | チェーンごと新しくそろえたい(ご相談ください) |
チェーン込みの完成品として納めるかは、仕様を確認したうえでご案内します。トップだけを注文する進め方はペンダントトップだけをオーダーするにまとめています。
チェーンを先に決めておくと、バチカンの内寸を迷わずに設計できます。トップのデザインより先に、使うチェーンを決めるのが順番です。
K18とK10の使い分け
同じゴールドでも、K18とK10では金の割合が違います。K18は75%、K10はおよそ42%が金です。
| 比較点 | K18 | K10 |
|---|---|---|
| 色 | 金らしい深い色 | やや淡い |
| 地金代 | 金の割合が高いぶん大きい | 抑えやすい |
| 硬さ | K10よりやわらかい | 一般にK18より硬い |
小さなトップで金の色をはっきり出したいならK18が向きます。厚みを取りたいが地金代を抑えたいならK10も選択肢です。
素材の違いは色と地金代だけでなく、長く使ったときの表情にも出ます。両者の性質の違いはK18とK10の違いで比べられます。
K18の素材としての特徴はK18ゴールドの素材ページにまとめています。
1個の特注で進める流れと納期
オリジナルのトップは、1個だけでも設計と原型の費用がかかります。流れは次のとおりです。
- 参考画像やラフ、大きさ、合わせるチェーンの情報を伝える
- 見積もりを承認する
- 3Dデータで形・バチカンの内寸・概算の重さを確認する
- K18で鋳造し、研磨と仕上げをする
- 検品して納品する
納期は仕様確定後およそ4週間が目安です。石留めや修正の回数、連休で前後し、デザインを考える期間は含みません。
初回は発注時の全額前払いです。原型の着手後にキャンセルする場合は、その時点までの費用がかかります。
まとめ
- 大きさ・厚み・バチカンの内寸を先に決めると、存在感・費用・チェーンの相性が定まる
- K18は大きさより、面の作り方と仕上げの対比で存在感を出す
- 重さは3Dデータで概算を確認し、厚みや裏抜きで調整する
- バチカンは手持ちチェーンの端部品を実測して内寸を決める
- チェーンは既製品を組み合わせ、K10との使い分けは色と地金代で判断する
合わせたいチェーンの写真と、トップの大きさの希望があれば検討を始められます。バチカンの内寸と重さの案をお返ししますので、無料相談からお送りください。