形見の指輪をリメイクする|石を生かして新しい枠を作る進め方
形見の指輪のリメイクは、「指輪の形のまま残すか」「石だけを生かして新しい枠を作るか」を最初に決めると迷いが減ります。サイズやデザインが合わないだけなら、形を変えずに使う方法もあります。
石を生かすなら、既製の枠に石を移す方法と、オリジナルの枠を一から作る方法があります。前者は手軽で、後者は形と大きさを石に合わせて決められます。
この記事では、祖母や母の指輪を受け継いだ方に向けて、リメイクの選び方と、頼む前に決めておくことを順に説明します。
まず「どこまで変えるか」を決める
知恵袋では、祖母の指輪をどんなアクセサリーにすればよいか、という相談がありました。石が大きく指輪では派手に感じるため、ペンダントにする方向で決めています。
| 選び方 | 形見の残り方 | 向く人 |
|---|---|---|
| 指輪のまま着ける | 元の姿がすべて残る | 号数が合う指がある |
| チェーンに通して持つ | 元の姿が残る | 指に着けられない、仕事で外す |
| 石を既製の枠に移す | 石が残る | 一粒の石を手軽に使いたい |
| 石に合わせて新しい枠を作る | 石が残り、形は新しくなる | デザインを今の好みにしたい |
迷っているなら、先に「チェーンに通す」で数か月使ってみる方法もあります。形を変えるのは、その後でも遅くありません。通し方は指輪をネックレスにする方法で説明しています。
既製の枠か、オリジナルの枠か
知恵袋の回答では、宝石店にある既製の枠(空枠)に石を入れ替える方法がよく勧められていました。費用を抑えやすいためです。
| 比べる点 | 既製の枠 | オリジナルの枠 |
|---|---|---|
| デザイン | 店にある形から選ぶ | 一から決められる |
| 石との相性 | 石の大きさや形が合わないことがある | 石に合わせて設計する |
| 時間 | 短い傾向 | 設計と原型の確認が入る |
| 費用 | 抑えやすい | 1個でも設計・原型の費用がかかる |
丸い一粒の石で、定番の形でよいなら既製の枠が合理的です。石の形が珍しい、複数の石を並べたい、今の暮らしに合う形にしたい、という場合にオリジナルの枠が向きます。
ペンダントにするときの考え方
指輪からペンダントへの作り替えは、形見のリメイクでいちばん多い選び方の1つです。指輪の号数を気にせずに済み、毎日着けやすくなります。
- 石が大きい場合は、ペンダントのほうが落ち着いて見える
- 石の裏側が肌に当たる形は、着け心地を確かめる
- チェーンの太さと、トップを通す輪(バチカン)の内側を合わせる
- 誕生石や名前の刻印を、裏面に足すこともできる
バチカンの大きさの決め方は、バチカンのサイズの決め方にまとめています。
預ける前に記録すること
形見は替えがききません。知恵袋には「リフォームの途中で石がすり替えられないか心配」という相談もありました。預ける側でも記録を残しておくと安心です。
- 石を正面・横・裏から、拡大して写真に撮る
- 石の欠けや傷の有無を、写真と一緒にメモする
- 刻印(地金の品位や名前)があれば、読める角度で撮る
- 鑑別書や保証書が残っていれば、一緒に保管する
古い石は、目に見えない欠けがある場合があります。石を枠から外すと割れることもあるため、外す作業ができるかは現物を見て判断します。
記入例:リメイクの相談メモ
石の大きさや色は説明用の例です。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 元の品 | 祖母の指輪(地金はプラチナと思われる) |
| 石 | 緑の石1粒・楕円・縦約8mm |
| 希望 | ペンダントにして毎日着けたい |
| 残したいもの | 石。裏に祖母のイニシャル |
| 元の枠 | 手元に残したい/処分してよい |
気をつけること(ここにまとめます)
- 形見の扱いは、ほかの家族とも話してから決める。形を変えると元に戻せない
- 古い指輪の地金を新しい枠に使えるかは、店によって扱いが違う
- 石の種類が分からない場合、推測で扱いを決めない
- 費用は、既製の枠かオリジナルか、石を外す手間で大きく変わる
GEMILYAに頼む場合
当社では、石をお預かりして新しい枠をオリジナルで作る形でご案内しています。
- 元の指輪の写真と、希望の形(指輪かペンダントか)を送る
- 石を枠から外す作業を含めて受けられるか、写真を見てご案内する
- 原型(3Dデータ)で石との大きさの釣り合いを確かめる
- 仕様確定後、およそ4週間で製作・納品
元の地金を溶かして新しい枠に使う方法は、受けられるかを個別に確認します。石の持ち込み全般の注意は、石を持ち込んでアクセサリーを作るにまとめています。
まとめ
- 最初に「指輪のまま残すか、石だけ生かすか」を決める
- 丸い一粒で定番の形なら既製の枠、形を自由に決めたいならオリジナルの枠
- ペンダントにすると号数を気にせず毎日着けやすい
- 預ける前に、石の写真と欠けの有無を記録しておく
元の指輪の写真があれば、どこまで変えるかの案から一緒に考えられます。無料相談からお送りください。