結婚指輪で手荒れする・指輪の下が赤い|原因の切り分けと、肌に当たる面を変えて作る1本
結婚指輪の下だけが赤くなる、痒いときは、症状が出ている間はその指輪を着けるのを控え、皮膚科で原因を切り分けることから始めます。
指輪の下の荒れには、金属に反応するアレルギーと、水や洗剤が指輪の下に残ることなどによる刺激が考えられ、どちらかで指輪の扱い方が変わります。アレルギーでないと分かり、医師から着けてよいと言われた場合に、外す場面や乾かし方、肌に当たる面の形を変える工夫を順に整理します。
まず皮膚科で、原因を切り分ける
原因を見立てるのは医師の役割です。作り手や販売店には判断できません。
| 考えられること | 皮膚科で確かめること |
|---|---|
| 金属アレルギー | パッチテストで、反応する金属があるか |
| 水や洗剤の刺激 | 水仕事や手洗いとの関係 |
| 手湿疹・アトピーの悪化 | 治療の進め方と、指輪を着けてよいか |
金属アレルギーと分かった場合は、素材の選び方が中心になります。その進め方は金属アレルギーでも結婚指輪を着けたいで説明しています。
荒れた指輪の素材・表面のメッキ・着けていた場面をメモして受診すると、医師に状況を伝えやすくなります。
指輪の形が、荒れやすさに関わる場面
アレルギーでない手荒れでも、指輪の形が影響する場面があります。指輪の下は乾きにくく、水や洗剤が残りやすいと考えられています。
- 幅が広い指輪は、覆う肌の面が広い
- 内側の彫りや刻印の溝に、石けんや汚れがたまりやすい
- 石の裏側の穴に、洗剤が残ることがある
- 内側が平らで角があると、肌に当たる面が広くなる
- きつい指輪は締め付け、ゆるい指輪は擦れが起きやすい
形を変えても荒れないとは言えませんが、肌に当たる面や汚れがたまる場所は、形で減らせます。
今の指輪で、まずできること
赤みや痒みが治まり、医師から着けてよいと言われたあとに、今の指輪のままで試せることがあります。医師の指示があれば、そちらを優先してください。
- 食器洗いや掃除など、水仕事のときは外す
- 手を洗うときは指輪を外して洗い、手と指輪の両方を十分に乾かしてから着け直す
- ハンドクリームや薬を塗るときは、外してから塗る
- 外した指輪の置き場所を決め、なくさないようにする
外している間も身に着けていたいなら、チェーンに通して首に下げる方法があります。指輪をネックレスにするで、チェーンの選び方を説明しています。
手指の消毒が多い仕事なら、指輪をしたままアルコール消毒は大丈夫?も参考になります。
肌に当たる面を変えて作る1本
今の指輪で工夫しても気になる場合は、肌への当たり方を考えた1本を作る方法があります。
| 決めること | 選び方の例 |
|---|---|
| 幅 | 控えめにして、覆う面を減らす |
| 内側の形 | 内甲丸にして、肌に触れる面を減らす |
| 内側の刻印 | 入れない、または外側や側面に移す |
| 石 | 石なし、または裏の開きが小さい留め方 |
| 表面 | SV925・K18・K10・Pt900・ステンレスは、メッキに頼らず地金の色で仕上げる |
内甲丸(うちこうまる)は、内側の面に丸みを付けた形です。抜き差しが楽になる一方、同じ号数でも少しゆるく感じることがあり、詳しくは内甲丸とはで説明しています。
真鍮はメッキをかけずに地金のまま仕上げることもできますが、空気や汗で変色しやすい素材です。メッキをかけた場合も、すり減ると下の真鍮が肌に触れます。
これらは肌への当たり方を変える工夫で、荒れないことを約束するものではありません。症状がある間に新しい指輪を着けてよいかは、医師の指示に従ってください。
作らない方がよい場合
次のときは、新しく作る前に別の道を考えます。
- 原因がまだ分かっていない(先に皮膚科へ)
- 金属アレルギーで、避ける必要がある金属成分がまだ分かっていない
- 湿疹が出ていて、治療中で指輪を控えるよう言われている
- 水仕事のときに外す習慣で、荒れが落ち着いた
- 今の指輪の内側の刻印を消したい・磨き直したい(購入店や修理店へ相談する)
外す習慣で落ち着いたなら、作り直さずに今の指輪を大切にするのも、十分な答えです。
GEMILYAに頼む場合
当社では、肌への当たり方を考えた指輪を1個の特注(一点もの)でお作りします。結婚指輪なら、相手の指輪の色や幅の希望を参考に、形を写さないオリジナルとして、自分の分の内側の形を考えることもできます。相手の指輪が既存のブランド品の場合、その外観の複製・改変をお受けできるのは、お客さまが権利をお持ちのデザイン、または権利者から許諾を得ているものに限ります。
- 地金は、SV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種から選べます
- 真鍮は地金のままだと変色しやすく、メッキをかけてもすり減ると真鍮が肌に触れるため、肌トラブルがある方には他の地金を中心にご案内します
- 原型設計は初回のみ・デザインごとにかかります。多くは税込22,000〜44,000円程度で、形の細かさで変わります
- 2本の形が違えば、設計データはデザインごとに必要です
- 原型の3D出力は別の費用で、初回のみです
- 特注品1個の製作費は、原型設計費とは別にかかり、地金・重さ・仕上げを伺ってからご案内します
- 地金の割金などの成分は、ご相談時に確認してお伝えします
「荒れない指輪」はお約束できません。皮膚科で分かったことを伺い、形の候補を一緒に考えます。
まとめ
- 赤みや痒みが出ている間はその指輪を控え、皮膚科でアレルギーか刺激かを切り分ける
- 幅・内側の溝・石の裏が、水や洗剤の残りやすさに関わる
- 水仕事では外し、手洗いも外して行い、十分乾かしてから着け直す
- 作るなら、幅を控えめに、内甲丸、刻印は内側に入れない、が考え方の軸
- 治療中や原因が分からない間は、作らずに待つ
皮膚科で分かったことと、今の指輪の写真を添えてご相談ください。LINEでの短いご相談からでも大丈夫です。
この記事の内容で、製作を考えている方へ
参考画像と、作りたい個数をLINEでお送りください。まず1個から作りたい・販売を検討中・贈り物の1個など、今の段階のままご相談いただけます。