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社章を1個だけ作る・紛失したときの追加|型が残っているかで変わる進め方

社章を1個だけ追加したいときは、最初に、元の製作会社に型やデータが残っているかを確かめます。残っていれば、その会社に追加を頼むのがいちばん早く、費用も抑えやすい方法です。

型もデータも残っていない場合は、手元の社章を見本にして作り直します。この場合は1個でも原型の費用がかかります。

社員の紛失で1個だけ追加したい総務の方や、初めて少数の社章を作る小さな会社の方に向けて、状況別の進め方を整理します。新しく社章をデザインして作る話は社章・ピンバッジを鋳造で作るにまとめています。

まず「何が残っているか」で分かれる

進め方は、元の型・データ・現物のどれが手元か元の会社に残っているかで決まります。

残っているもの 進め方
元の会社に型がある 元の会社に追加を頼む
型はないがデータがある データから作り直す
現物の社章だけ 現物を見本に作り直す
何も残っていない ロゴデータから新しく作る

元の会社が分からないときは、社章の裏の刻印や、過去の請求書・発注記録を探します。総務の前任者や、社章を配った時期の担当者に聞くと見つかることがあります。

元の会社に頼むほうがよいケース

向いていないケース(作り直さない方がよい場合)

  • 元の会社に型が残っていて、追加の注文を受けてもらえる
  • 他の社員の社章と、色やつやを完全にそろえたい
  • 社章がプレス(金型で打ち抜く製法)で作られていて、型が生きている

この場合は、元の会社に追加を頼むのが筋です。型が残っているのに作り直すと、同じものに原型の費用を二重に払うことになります。

作り直しが向いているケース

  • 元の会社が廃業した、または型を処分したと言われた
  • 元の会社が少数の追加を受けていない
  • この機会に、裏の留め具を変えたい

現物から作り直す流れ

型もデータも無い場合は、手元の社章を見本に原型を作ります。

  1. 手元の社章を表・裏・横から撮影し、寸法を測る
  2. ロゴの元データがあれば一緒に用意する
  3. 3Dデータを作り、形・寸法・留め具の位置を3D画像で確認する
  4. 原型を出力し、鋳造・仕上げ・メッキをする

現物を測ってデータにする方法は、ジュエリーの3Dスキャンとはで解説しています。細かい文字や浅い模様は読み取りにくいため、ロゴの元データがあると仕上がりが安定します。

社章のデザインの権利が誰にあるかは、作ったときの契約で決まります。外部のデザイナーに頼んだ社章では、デザイナー側に権利が残っていることもあります。作り直しの前に、会社の承認に加えて、契約上の権利者と再製作してよい範囲を確かめてください。

1個でもかかる費用と、そろえ方

1個だけでも、オリジナルの形は設計・原型の費用がかかります。

  • 原型設計:多くは税込22,000〜44,000円程度(税抜2万〜4万円・目安)。初回のみ
  • 製作費:素材・メッキ・留め具で変わるため、内容を伺ってからご案内
  • 送料:1,000円(目安)

原型は最終のご発注から6か月お預かりします。期間内に同じ仕様で作り足すなら、原型の費用はかかりません。

紛失はまた起きます。1個作るなら、予備を数個まとめて作っておくと、次の紛失時に待たずに渡せます。2〜99個は小ロットで、1個からの進め方は小ロット製作のページにまとめています。

既存の社章と見た目をそろえるコツ

新しく作った1個は、長く使われた社章より光って見えがちです。

  • メッキの色は、手元の社章を見本として一緒に送る
  • 長く使った社章は表面がくすんでいる。新品と並ぶ前提で考える
  • 留め具の種類も、既存の社章に合わせるか決めておく

留め具の選び方は社章の留め具の種類が参考になります。

紛失時に社内で決めておくこと

社章を入館や身分の確認に使っている会社では、紛失は作り直しだけの問題ではありません。

決めること 例
紛失の届け出 誰に、いつまでに伝えるか
費用の負担 会社か本人か
予備の管理 誰が何個保管するか

社内の規程があれば、それに従ってください。作り直しの日程は、仕様確定後およそ4週間が目安です。3D画像の確認や社内承認の期間は別に見込みます。

学校の校章バッジを1個だけ作り直したいとき

在校生が校章バッジをなくした、卒業生がもう一度持ちたい、というご相談もあります。考え方は社章と同じで、まず今も買えるかを確かめます。

  • 在校生:学校指定の品なら、購買や指定の販売店で買い直すのが早い
  • 卒業生・取り扱いが終わった:学校の許可を得られた場合に、手元の現物や写真を見本に作り直しを検討する
  • 校章は学校が管理していることが多く、作り直すには学校の許可が要る。許可の有無を確かめてからご相談ください

作り直す場合は、1個でも原型設計の費用がかかります。校章バッジの写真と、学校に確かめた内容をLINEやフォームで送っていただければ、進め方をご案内します。

まとめ

  • まず元の製作会社に、型やデータが残っているかを確かめる
  • 型が残っているなら、元の会社に追加を頼むのが近道
  • 残っていなければ、手元の現物とロゴデータから作り直す
  • 1個でも原型設計の費用がかかるため、予備をまとめて作るのも手
  • メッキの色は手元の社章を見本に送り、くすみの差も見込む

手元の社章の写真と、何が残っているかを添えてご相談ください。作り直せるか、どこまでそろえられるかをお伝えします。

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