グッズで指輪を作るときのサイズ問題|フリーサイズ・号数の絞り方
グッズで指輪を作るときに最初に決めるのは、デザインではなく「号数をいくつ用意するか」です。キーホルダーや缶バッジと違い、指輪は買った人の指に入らなければ使えません。
選べる道は3つあります。予約で号数を集めてから作る、フリーサイズにする、指輪以外の形にするのどれかです。数が読めない物販ほど、号数を固定した在庫は売れ残りやすくなります。
この記事では、タレント・作品・企業のグッズ担当の方に向けて、指輪グッズのサイズの決め方を順に説明します。号数そのものの意味や測り方はリングサイズ(号数)の基礎知識にまとめています。
3つの進め方を判断表で比べる
まず、販売の形に合う進め方を選びます。
| 進め方 | 向く販売 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 予約で号数を集めて作る | 通販・受注期間を取れる企画 | 受注から届くまで時間がかかる |
| フリーサイズ(開いた輪) | イベント当日の手渡し販売 | 合う範囲を必ず書く。何度も曲げると傷む |
| 号数を絞って在庫を作る | 過去の販売実績がある企画 | 端の号数が売れ残りやすい |
| 指輪をやめてペンダントにする | 号数の管理をしたくない | 「指輪がほしい」層は取りこぼす |
初めての指輪グッズで数も読めないなら、予約で号数を集める形がいちばん失敗が小さくなります。在庫を持たない作り方は、グッズの在庫リスクを抑える作り方で詳しく説明しています。
予約で号数を集めるときの決めごと
予約販売では、注文時に号数を選んでもらいます。受け付ける前に、次を決めておきます。
- 選べる号数の範囲(全号数を開けるか、範囲を区切るか)
- 号数の測り方の案内(紙や糸は概算になる点も書く)
- 号数違いの交換を受けるかどうか
- 受付締め切りから発送までの期間
号数違いの交換は、受けるかどうかを販売前に決めて書いておくことが大切です。オーダーで作る指輪は、号数ごとに別の品なので、後から作り直しになることがあります。
フリーサイズにするときの設計
フリーサイズは、輪の一部を開けて、手で少し広げたり狭めたりできる形です。号数を1つにまとめられるため、イベント物販で選ばれます。
| 決めること | 内容 |
|---|---|
| 基準の号数 | 開いた部分を閉じたときの大きさ |
| 合う範囲 | 「何号から何号程度」と販売ページに書く |
| 開いた部分の形 | 端が指に当たらないよう丸める |
| 素材と太さ | 細すぎると曲げるたびに形が崩れやすい |
金属は、同じ場所を何度も曲げると弱くなります。「自分で合わせたら、あとはなるべく動かさない」と案内カードに書いておくと、折れや歪みの問い合わせを減らせます。
号数を絞って在庫を作るときの内訳
在庫を持つ場合は、号数ごとの数を決める必要があります。決め方の目安は次のとおりです。
- 買う人の年代・性別の割合を、過去のグッズの購入者から見る
- 着けてほしい指を決める(人差し指と薬指では号数が変わる)
- 中心の号数を厚く、端の号数を薄くする
- 端の号数は「予約で追加」に回し、在庫を持たない
同じ形の追加は、原型が残っていれば初期費用をかけずに作れます。初回で全号数をそろえようとしないほうが、売れ残りを抑えられます。
よくある失敗
| 失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 号数を均等に作り、端の号数が大量に残った | 中心を厚くし、端は予約で受ける |
| フリーサイズの範囲を書かず、入らないと苦情が来た | 合う範囲を販売ページと台紙に書く |
| 号数違いの交換を約束し、作り直しが続いた | 交換の条件を販売前に決めて書く |
| 当日の試着用を用意せず、号数で迷う人が買わなかった | 号数ごとの見本を物販に置く |
気をつけること(ここにまとめます)
- 号数の数え方は日本と海外で違います。海外の購入者がいる場合は、内周のmm表記も添えます
- 細いリングに模様や石を全周に入れると、サイズ直しはさらに難しくなります
- タレントや作品のロゴ・名前を入れる場合は、権利者の許諾を事前に確認します
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、グッズの指輪も本体を鋳造で作ります。号数ごとの数量や、フリーサイズの開き方を決める段階からご相談いただけます。
- 本体の地金は真鍮・SV925・K10・K18・Pt900・ステンレスの6種類
- 2〜99個は小ロット、100〜999個は中ロットとしてご案内
- 原型は最終の発注から6か月保管。予約で追加を受けるなら初回に伝える
- 納期は仕様確定後およそ4週間が目安
芸能事務所・タレントのグッズの進め方は、タレントグッズ担当の方へにまとめています。
まとめ
- 指輪グッズは、デザインより先に「号数をいくつ用意するか」を決める
- 数が読めない初回は、予約で号数を集めてから作ると失敗が小さい
- フリーサイズは合う範囲を書き、何度も曲げないよう案内する
- 在庫を持つなら中心の号数を厚く、端は予約で受ける
- 号数違いの交換の条件は、販売前に決めて書いておく
販売の形と想定の数量、着けてほしい指を添えてご相談ください。号数の分け方から一緒に考えます。