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エタニティリングをオーダーで作る|ハーフかフルか、石の数・幅・サイズ直しの可否

エタニティリングのオーダーで迷いやすいのは、ハーフかフルかの分かれ目です。将来サイズが変わる可能性があるならハーフ、号数が安定していてどの角度からも石を見せたいならフル、が基本の考え方です。

既製品で号数・幅・石の大きさが合うなら、既製品の方が早く、費用も読みやすくなります。オーダーが向くのは、幅や石の数を自分の指や手持ちの指輪に合わせたいときです。

石留めは1石ずつの手作業なので、石が増えるほど費用と日数が増えると考えてください。

ハーフかフルか:判断表

ハーフは正面側だけに石を並べ、フルは一周すべてに石を並べます。見た目以外の違いが、長く使ううちに効いてきます。

観点 ハーフ フル
石の範囲 正面側だけ 一周すべて
サイズ直し 無地の部分があり、直せる余地が残る 一周に石があり、直せないことが多い
手のひら側の傷・石の緩み 石がないので当たらない 物に当たり、石が緩むことがある
回ったとき 無地が正面に来る 見た目が変わらない
石留めの費用 石が少ない 石が多い

サイズ直しができるかは、素材・留め方・変更幅と修理店の条件で変わり、ハーフでも直せないことがあります。当社ではサイズ直しをお受けしていないため、直す前提なら購入店や修理店の条件を先に確かめます。

次に当てはまるなら、フルは避けた方がよいと考えます。

  • 妊娠・体重の変化・加齢で号数が変わる可能性がある
  • 関節が太く、付け根で回りやすい(回ってもフルなら見た目は変わらないが、石が手のひら側で当たる)
  • 手を使う仕事や家事で、手のひら側が物に当たる

直せる形の条件は、サイズ直しできない指輪のデザインとはで説明しています。

石の数は号数と石の大きさで決まる

石の数は好みで決めるものではなく、指輪の外周を1石が使う幅で割った数が上限です。石を大きくすれば数は減り、小さくすれば増えます。

石の大きさ 石の数 見え方
小さい(1.5mm前後) 多い 細かい光が連なる
中間(2mm前後) 中間 粒の光と数の両方が出る
大きい(2.5mm前後) 少ない 1石ずつが目立つ

実際の数は、号数(外周の長さ)に加えて、石座の高さ・石の間隔・留め方で変わります。ハーフは正面側だけなので、同じ石でもフルの半分程度になります。

原型設計の費用は形の細かさで決まり、石の数では変わりません。一方、石留めは1石ずつの作業なので、石の数は製作費と日数に効きます。

石を大きくして数を減らすと、石留めの点数は減ります。ただし石代や必要な地金の量が増えることがあり、総額が下がるとは限らないため、ハーフにする案も含めて総額で比べます。

幅と厚み:石を沈める深さが要る

石を留めるには、石の直径に枠の分を足した幅と、石の高さを沈める厚みが要ります。細く薄い指輪には、石を一列並べられないことがあります。

留め方 見え方 引っかかり
爪留め(共有爪) 石が大きく光る 爪が服に引っかかることがある
レール留め 両側の壁で石を挟み、すっきり見える 少ない
覆輪風の留め 石を金属で囲み、落ち着いた印象 少ない

毎日着けるなら、引っかかりの少ないレール留めや覆輪風も候補です。留め方の違いは石留めの種類と選び方で比べています。

面いっぱいに小さな石を敷き詰めるパヴェとは、石の並べ方が違います。一列に並べるエタニティとは分けて考えます。面を石で埋めるデザインに気持ちが傾いているなら、パヴェのリングをオーダーするで石の数と地金の厚みの関係を確かめられます。

石の種類:天然ダイヤかCZか

エタニティは小さな石を数多く使います。石の種類で、費用と長く使ったときの見え方が変わります。

  • CZ(キュービックジルコニア):費用を抑えられる。見た目はダイヤに近いが、長年の使用で曇りや傷が出ることがある
  • 天然ダイヤ:手持ちの石を持ち込めるほか、手配はご相談。石留めは仕様を見てご案内
  • 色石(誕生石など):硬さが石ごとに違い、柔らかい石は一周に並べると欠けやすい

毎日着ける1本なら、石の硬さと留め方の組み合わせで決めます。CZとダイヤの違いはキュービックジルコニア(CZ)とは?ダイヤモンドとの違いにまとめています。

天然ダイヤ・石の多いデザインは別途お見積もりになります。

重ね付けとサイズ直し

結婚指輪に重ねるエタニティは、幅・厚みと色を手持ちの指輪に合わせます。段差は幅・厚み・断面の違いで出るもので、色の差は配色の問題として別に考えます。

  • 手持ちの指輪の幅・厚み・断面と色を測って伝える
  • 段差を避けたいなら幅と厚みを揃える。色違いの重ね付けは、配色として選ぶなら失敗ではない
  • 重ねたときに石の爪が隣の指輪に当たらないよう、爪の高さを低めにする
  • 内側の刻印は、石を留めた裏側を避けた位置にする

段差は形、色の差は配色の問題として分けると、揃えるものがはっきりします。重ねる1本の揃え方は結婚10周年・記念日の指輪を作るで詳しく説明しています。

サイズが変わったあとの直しは、当社ではお受けしていません。直せるかは素材・留め方・変更幅と修理店の条件で変わるため、購入店や修理店に現物を見せて確かめます。

GEMILYAに頼む場合

本体はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種で作れます。Pt950はご相談、K14などほかの品位は対応していません。

  • 原型設計:初回のみ・デザインごと。多くは税込22,000〜44,000円程度で、形の細かさで変わります
  • 原型の3D出力:データ制作とは別の費用で、初回のみ
  • 1個ごとの製作費:地金・重さ・石の数と石留めで変わるため、内容を伺ってからご案内します
  • 内側の刻印:1か所税込3,000円程度が目安で、仕様により変わります

石を持ち込む場合は、石の直径と数を先にお知らせください。1本からの進め方は特注・小ロット製作にまとめています。

まとめ

  • 号数が変わる可能性があるならハーフ、安定していて一周見せたいならフル
  • 石の数は外周÷1石の幅でほぼ決まる。石留めは1石ずつで、数が費用と日数に効く
  • 石を大きくして数を減らしても、石代や地金が増えて総額が下がるとは限らない
  • 細く薄い指輪には石を一列並べられないことがある。引っかかりが気になるならレール留め
  • サイズ直しは素材・留め方・変更幅で変わり、当社では受けていない。フルは直せないことが多い

号数と、手持ちの指輪に重ねるならその幅・厚み・色、希望する石の大きさとハーフかフルかを添えてご相談ください。石の数の見当と留め方の候補、総額の比べ方をご案内します。

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