思い出の場所の座標・星座をペンダントにする|線の太さと石の置き方
記念日の場所の座標や誕生星座を1点のペンダントで贈るなら、座標は裏面に刻印し、星座は表面に点と線で表すのが基本の形です。文字は刻印、形は原型で作ると、それぞれが得意な見せ方になります。
座標だけを入れたいなら、既製のプレートやバーのペンダントに刻印する方が早く、費用も抑えられます。オリジナルの形にする意味があるのは、星座や地図の輪郭を金属の形そのものにしたいときです。
プロポーズの場所、出会った街、誕生星座を形にして贈りたい方に向けて、座標の書き方、星座の線と石の置き方、地図の限界を順に整理します。
座標はどう書くか:書き方と桁数で文字数が決まる
座標の書き方は2通りあり、どちらを選ぶかで刻む文字数が変わります。
| 書き方 | 例(説明用) | 文字数の目安 |
|---|---|---|
| 度分秒 | 35°39'29"N 139°44'28"E | 記号を含めて20字以上 |
| 小数 | 35.6582 N, 139.7414 E | 記号が少なく短い |
度分秒は見慣れた形ですが、「°」「′」「″」の記号は小さな刻印で潰れやすく、読みにくくなることがあります。小数で書き、N・S・E・Wの文字で向きを示すと、記号が減って読みやすくなります。南緯はS、西経はWです(マイナス記号で表す書き方もあります)。
小数の桁数は、位置の細かさです。小数4桁でおよそ10m単位、3桁でおよそ100m単位の違いになります。丸めた座標を地図アプリに入れ直し、目的の場所を指すか確かめてから桁数を決めます。
- 地図アプリで場所を長押しして出る数字を、贈る本人がその場所と確かめる
- 四捨五入する桁を決め、刻む文字列を1行で書き出す
- 裏面に収まる文字数は、ペンダントの大きさと書体で決まるため、文字列を先に送って確かめる
刻印は1か所税込3,000円程度が目安で、仕様により変わります。表に日付、裏に座標のように2か所に分けると、2か所分になります。刻印の手法はアクセサリー刻印の種類にまとめています。
星座は「点と線」で表す:線の太さと星の置き方
星座は、星の位置を点、星同士のつながりを線で表します。表し方で見え方と費用が変わります。
| 表し方 | 見え方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 線を凹ませ、星も凹の点 | 落ち着いた印象。いぶしで線が浮く | 線が細いと潰れる |
| 線を凸、星を小さな金属の粒 | 光で陰影が出る | 粒が小さいと引っかかりやすい |
| 線を凹、星を石で表す | 星が光る。誕生石も置ける | 石の数だけ石留めの費用がかかる |
線は、金属にしたときに潰れない太さに直します。星座早見盤のような細い線をそのまま使うと、鋳造後に線が途切れたり埋まったりします。線を太くするか、星の数を主要な明るい星だけに絞ると、小さなペンダントでも形が残ります。
星を石で表す場合、石の数と石留めの方法で1個ごとの製作費が変わります。石留めの可否と方法は、形を見てご案内します。
星の並びそのものは誰のものでもありませんが、既製品の星座ペンダントの線の結び方、コインの縁取り、書体の組み合わせは、その商品のデザインです。他社の商品の形を写す依頼は、権利または許諾を確認できる場合を除いてお受けしていません。線引きはブランド品に似たデザインはオーダーできる?にまとめています。
地図の輪郭・コイン型はどこまで細かくできるか
地図を形にする依頼で、いちばん起きやすいずれが「細部が潰れる」ことです。
- 海岸線の入り組みや小さな島は、ペンダントの大きさでは線にならない。輪郭を簡略化する
- 道路や川を線で入れるなら、1〜2本に絞る。多いと線同士がつながって読めない
- 国や県の形は、見る人が形だけで分かる輪郭を残し、細部は落とす
- コイン型は直径と厚みが先。直径が決まると、表の星座の大きさと裏の文字数が決まる
コイン型で表に星座、裏に座標と日付を置く分け方は、1個の原型に情報を収めやすい構成です。
素材はSV925・K10・K18・Pt900から選べます。K18は地金代が重さ×その日の地金相場で決まり(正式発注時に再計算)、コインの直径と厚みを大きくするほど費用が上がります。大きさと厚みの決め方はK18ペンダントトップをオーダーメイドで作るが参考になります。
オリジナルで作らない方がよい場合
座標や星座は、既製品で十分に伝わることも多いモチーフです。
- 座標の文字だけを入れたい。既製のバーやプレートのペンダントに刻印する方が早く、費用も小さい
- 星座だけを贈りたい。12星座の既製ペンダントが多くあり、形にこだわりがなければ足りる
- 予算が原型設計の費用を下回る。オリジナルの形は1個でも設計・原型の費用がかかる
- 贈る日まで6週間を切っている。製作は仕様確定後およそ4週間で、デザインを決める期間は別にかかる
座標と星座と日付を1つの形に収めたい、地図の輪郭を金属そのものにしたいなら、オリジナルの出番です。プレゼントとして進めるときの段取りはオーダーメイドのアクセサリーをプレゼントににまとめています。
座標や星座のほかに、ぱっと見では読めない形で名前や短い言葉を入れたいなら、モールス信号・点字で言葉を入れるジュエリーで玉と線の表し方や向いている言葉の長さを説明しています。
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、座標・星座・地図の輪郭を入れたペンダントトップを、1個の特注から製作します。
- 費用は、初回だけの原型設計(多くは税込22,000〜44,000円程度・形の細かさで変わる)と、1個ごとの製作費に分かれます。製作費は素材・大きさ・石の有無を伺ってからご案内します
- 星を石で表す場合は、石の種類と数、留め方を見て製作費をご案内します
- チェーンは既製のものを組み合わせます。長さと太さの希望をお知らせください
- 原型とデータは当社で保管し、追加製作に使います。ご依頼の製作以外には使いません
- 座標の文字列、星座名、場所の地図の画像、希望の直径を添えてお送りください
ペンダントの製作全般はネックレス・ペンダントの製作ページにまとめています。
まとめ
- 座標は裏面に刻印、星座は表面の点と線で表す
- 座標は小数で書き、N・S・E・Wで向きを示すと読みやすい。丸めた座標は地図に戻し、目的地を指すか確かめる
- 星座の線は潰れない太さに直し、星は主要なものに絞る。石で表すと石の数で製作費が変わる
- 地図は細部を落として輪郭を残す。コイン型は直径が決まると文字数も決まる
- 座標の文字だけ、星座だけなら既製品への刻印で足りることが多い
座標の文字列、星座、希望の大きさと贈る日を添えてご相談ください。線の太さと石の置き方を含めて、形の案をお返しします。
この記事の内容で、製作を考えている方へ
参考画像と、作りたい個数をLINEでお送りください。まず1個から作りたい・販売を検討中・贈り物の1個など、今の段階のままご相談いただけます。