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GEMILYA
実務ノウハウ約4分で読めます

アクセサリー制作を個人で依頼|販売前にサンプル1個だけ作る進め方

販売用の商品を検討していて、数量を作る前に仕上がりを確かめたい1個は、サンプルとして依頼できます。販売の時期や数量がまだ決まっていなくても構いません。

個人・法人のどちらからもご相談いただけ、対応内容に差はありません。

費用は、原型データの制作費と1個分の製作費に分かれます。オリジナルの形は1個でも原型データの制作費がかかる点を先に知っておくと、見積もりが読みやすくなります。

この記事では、サンプルで確かめること、費用の考え方、その後に数量を作るときの流れを順に整理します。

サンプル1個から始められる理由

当社ではロストワックス鋳造という方法で製作します。ロウや樹脂の原型を型材で包み、原型を取り除いてできた空洞に金属を流し込む製法です。

大がかりな金属の金型を使わないので、1個からでも作れます。仕組みはロストワックス鋳造とはで詳しく紹介しています。

呼び方 意味 例
サンプル(試作) 販売用の商品を検討中で、数量を作る前に仕上がりを確かめる1個 販売前の確認用
1個の特注(一点もの) 1個だけで完結する製作 プレゼントや私用など

販売を検討中の1個はサンプル、1個だけで完結するものは1個の特注(一点もの)です。どちらに当たるか迷う場合も、そのままご相談いただければ一緒に整理します。

1個でもかかる費用の中身

費用は大きく2つに分かれます。最初に一度だけかかる費用と、1個ごとにかかる費用です。

  • 初回だけの費用: 原型データの制作(デザインを3Dデータにする作業)
  • 1個ごとの費用: 地金、鋳造、研磨、メッキ、石留め、検品

サンプル1個では、初回だけの費用を1個で背負うことになります。そのため1個あたりで見ると、数量を作るときより高く見えます。

価格は重量・素材・数量・工程の数で動きます。全体の構造は料金の考え方にまとめています。

サンプルで確かめることを先に決める

サンプルは「なんとなく見る」だけだと、次に何を直すかが決まりません。依頼の前に、確かめる項目を書き出しておきましょう。

確かめる項目 見るポイント 判断の例
大きさ 着けたときの存在感 写真の印象より小さければ拡大
重さ 長時間着けて疲れないか 重ければ、強度を確認しながら厚みや構造を見直す
色と質感 光の下での見え方 鏡面かマットかを決める
着け心地 引っかかり・当たり 角を丸くする

記入例として、ピアスなら「耳たぶに着けて前から見たときの大きさ」を必ず入れます。項目が具体的なほど、修正点を共有しやすくなります。

確認の観点はサンプル確認チェックリストも参考になります。

サンプルのあとに数量を作るとき

サンプルで仕様が固まれば、同じ原型データから数量を作れます。当社では原型データを最終のご発注から6か月保管します。

同じ仕様の追加製作なら、期間内は原型データの制作費が再びかかりません。かかるのは1個ごとの製作費×個数です。

  • サイズや形を変える場合は、データの修正が必要になります
  • 素材を変える場合は、重さと仕上げの確認をし直します
  • 数量で下がるのは、主に初回の費用を個数で割った分です

研磨やメッキなど1個ずつの作業は、数量を増やしても大きくは変わりません。数量ごとの考え方は1個から作れる小ロット製作で確認できます。

依頼するときに伝えること

まだ決まっていないことは未定と書いて大丈夫です。わかっている範囲で、次の項目を伝えてください。

  1. 作りたいもの(リング・ネックレス・ピアスなど)
  2. 参考の画像やラフスケッチ
  3. 希望の素材(SV925・K18・K10・Pt900・真鍮から)
  4. 販売を考えているか(数量の見込みは未定でも可)
  5. 予算の感覚と、いつまでに欲しいか

初回のお取引は全額前払いです。金額が大きい場合は、着手金と納品前の残金の2回に分けることもできます。

サンプルのあとの3つの道

サンプルを手に取ったあとの進み方は、大きく3つに分かれます。どれを選んでも、作ったサンプルが無駄になるわけではありません。

判断 次にすること 原型データ
このまま販売する 数量を決めて見積もりを取る そのまま使える
直してから販売する 修正点を伝え、もう一度確かめる 修正して使う
今回は見送る 手元の1個を保管・自分用に 保管期間内なら再開できる

見送る場合も、6か月の保管期間内なら同じ仕様で再開できます。販売の時期を後ろにずらしたいときにも役立ちます。

まとめ

  • 販売や数量が未定でも、サンプル1個から個人で依頼できる
  • 1個だけで完結するものは1個の特注(一点もの)として扱う
  • オリジナルの形は1個でも原型データの制作費がかかる
  • 確かめる項目を事前に表にしておくと、修正点を共有しやすい
  • 同じ仕様なら、保管中の原型データで追加製作できる

「サンプルだけ作ってみたい」という段階のままでも構いません。手元の画像を添えて、LINEかメールフォームからお気軽にご相談ください。

この記事の内容で、製作を考えている方へ

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