アクセサリーは仕入れて販売かオリジナルか|OEMとの違いと選び方
アクセサリーの販売を始める方法は、大きく2つあります。既製品を仕入れて売る方法と、オリジナルの商品をOEMで作って売る方法です。
すぐに売り始めたいなら仕入れ、ほかにない商品で勝負したいならOEMが向いています。両方を組み合わせるブランドもあります。
この記事では、2つの違いを比較し、どちらから始めるかを判断する手順を紹介します。
仕入れとOEMの違い
仕入れは、問屋や卸サイトにある完成品を買って売る方法です。OEMは、自分のブランドで売る商品の製造を他社に依頼する方法です。当社では、ラフや参考画像をもとに相談できます。
| 比べる点 | 仕入れて販売 | OEMでオリジナル |
|---|---|---|
| 売り始めるまで | 早い | デザインと製作の期間が必要 |
| 独自の形を設計する費用 | 既製品なので不要 | 新しい形なら原型データの制作費がかかる |
| ほかとの違い | 同じ商品を他店も売れる | 自分だけの形を持てる |
| 価格の決め方 | 卸値と競合店の価格に左右される | 仕様から組み立てられる |
同じ商品が他店にも並ぶかどうかが、いちばん大きな違いです。OEMの基本はジュエリーOEMとはで詳しく紹介しています。
仕入れが向いている場合
仕入れは、品ぞろえを早く広げたいときに力を発揮します。
- まず販売の経験を積みたい
- 多くの種類を少しずつ並べたい
- セレクトショップとして選ぶ目で勝負したい
一方で、同じ商品が他店にも並ぶため、価格の比べ合いになりやすい面があります。素材の表記や品質を、自分で確かめられない場合もあります。
仕入れで始めるときは、次の点を確かめておくと安心です。
- 素材の表記が確かか(メッキか地金そのものか)
- 同じ商品を追加で仕入れられるか
- 販売ページに使える写真があるか
OEMが向いている場合
OEMは、ブランドとしての顔をつくりたいときに向いています。
- デザインのアイデアや世界観がある
- 素材や重さ、仕上げを自分で決めたい
- 同じ商品を追加で作り続けたい
当社で本体を作れる素材は、SV925・K18・K10・Pt900・真鍮です。素材を指定して作れるので、商品説明に書く素材の情報をそろえやすくなります。
1個だけで完結する1個の特注(一点もの)から相談できます。オリジナルの形は、1個でも原型データの制作費がかかります。
小ロットの考え方は1個から作れる小ロット製作をご覧ください。
費用と在庫の出方の違い
仕入れは、完成品を取り寄せて在庫にします。OEMは、最初に原型データの制作費がかかり、そのあと1個ごとの製作費×個数がかかります。
| 段階 | 仕入れ | OEM |
|---|---|---|
| 最初の支払い | 商品代 | 原型データの制作費+製作費 |
| 2回目以降 | 商品代 | 同じ仕様なら主に製作費(原型データの保管期間内) |
| 在庫の持ち方 | 卸の最低数量に合わせる | 必要な数量を相談して決める |
OEMで数量を増やして下がるのは、主に原型の費用を個数で割った分です。1個ごとの製作費は、数量で大きくは変わりません。
どちらから始めるかの判断表
迷ったときは、次の質問に答えてみてください。
- 自分だけのデザインがすでにあるか
- デザイン検討と製作期間(仕様確定後およそ4週間が目安)を待てるか
- 1つの商品を長く売り続けたいか
- 素材や品質を自分で説明したいか
「はい」が多いほどOEM向きです。少ない場合は、仕入れで販売に慣れてから、売れ筋に近いオリジナルを1型作る方法もあります。
最初の1型の選び方はジュエリーブランド最初の商品が参考になります。
仕入れとオリジナルを組み合わせる例
どちらか一方に決めず、段階を踏んで組み合わせる方法もあります。次の流れは一例です。
- 仕入れた商品で販売を始め、売れる価格帯と好みを知る
- よく売れた系統をもとに、オリジナルを1型作る
- オリジナルの反応を見て、型を少しずつ増やす
- 店の顔になる商品をオリジナルに置き換えていく
ただし、仕入れた商品の形をそのまま写して作ることはできません。参考にするのは雰囲気や価格帯までにとどめ、形は自分で考えます。
OEMに進むときに準備するもの
オリジナルを作ると決めたら、次のものをそろえると相談が早く進みます。
| 準備するもの | 内容 |
|---|---|
| デザインの手がかり | ラフ、参考画像、手持ちの作品 |
| 販売価格の案 | お客さまに売りたい価格 |
| 数量の案 | 2〜3通り |
| 欲しい時期 | 販売を始めたい時期 |
伝え方の詳しい項目は見積もり依頼のチェックリストにまとめています。
まとめ
- 仕入れは早く始められ、OEMは自分だけの形を持てる
- OEMは原型データの制作費が最初にかかる(1個でも同じ)
- 同じ仕様の追加製作では、原型データの費用はかからない
- 判断表で「はい」が多ければOEMから始める価値がある
仕入れと迷っている段階でも、オリジナルにした場合の見積もりを比べてみると判断しやすくなります。LINEかメールフォームから気軽にお問い合わせください。