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事実婚・パートナーシップ・同性カップルの指輪|2人で決める指と刻印

籍を入れない2人、または入れられない2人の指輪は、着ける指に決まりがありません。左手薬指に着けて結婚指輪として扱っても、右手にしても、別の指にしても、2人で決めた指が答えです。

2本の作り方は、どのペアの指輪とも同じです。同じ形で幅と号数をそれぞれの手に合わせ、内側に2人で決めた言葉や日付を刻みます。

事実婚・パートナーシップ宣誓・同性のカップルで、指輪をどう決めるか迷っている2人に向けて、指・見え方・2本の差・刻印の順に説明します。

着ける指は2人で決める

「結婚指輪は左手薬指」という習慣はありますが、法律や制度の決まりではありません。2人がどう呼びたいかで決めてかまいません。

着ける指 向く考え方 気をつけること
左手薬指 結婚指輪として扱いたい 周囲に結婚したと受け取られる
右手薬指 結婚指輪と区別したい、将来左手に移す余地を残す 利き手なら物に当たりやすい
中指・人差し指 幅のある指輪を着けたい 薬指より号数が大きくなる
ネックレスに通す 職場では見せたくない チェーンに通る内径にする

どの指にするかで、指輪の形も少し変わります。中指や人差し指なら幅広でも映え、薬指なら細めが着けやすい傾向です。指を決めてから形を考える順番が進めやすくなります。

右手薬指など左手以外を選ぶとき、指ごとに合う幅と号数や、利き手側で傷つきやすい理由は自分で買う指輪はどの指に着ける?で指別に説明しています。

職場での見え方をどうするか

毎日着けるものなので、職場でどう見えるか、どこまで見せたいかを2人で先に話しておきます。周囲の反応は形では決められませんが、見せる範囲は自分たちで決められます。

  • 聞かれたくない:細くシンプルな形にして目立たせない。質問を避けられる保証はないので、聞かれたときの答えも決めておく
  • 聞かれたら答える:形は自由に。刻印は内側なので外からは見えない
  • 職場では外す:ネックレスに通して持つ前提で、内径をチェーンに合わせる。ネックレスも不可の職場があるため、勤務先の決まりを先に確かめる
  • 手を使う仕事:石や凹凸のない平打ちか甲丸で、引っかかりをなくす

2人で着け方が違ってもかまいません。片方は左手薬指、片方はネックレスという組み合わせでも、同じ形なら1組です。

2本の幅と号数の差

2人の手の大きさが違うときは、幅を変えてペアに見せるのが基本です。断面の形と表面の仕上げがそろっていれば、幅が違っても1組に見えます。

2本の差 進め方
手の大きさが大きく違う 幅を変える(例:2.5mmと3.5mm)
手の大きさが近い 同じ幅で号数だけ変える
片方だけ石を入れたい 石の有無を分け、断面と仕上げをそろえる
素材を変えたい 片方SV925・片方K10のように分けてもよい

幅が違えば原型はそれぞれに必要になり、同じ幅で号数だけ違うなら原型を共通にできる場合があります。どちらになるかは形を伺ってご案内します。2本のそろえ方の詳しい考え方はペアリングをオーダーメイドで作る、素材を分けるときの注意はペアリングはシルバーとゴールドどっち?にまとめています。

刻印に入れるもの

内側の刻印は外から見えないため、2人で決めた言葉をそのまま入れられます。

  • パートナーシップ宣誓をした日、同居を始めた日、2人が決めた記念日
  • 2人のイニシャルや名前
  • 2本で前半と後半に分けた1つの言葉
  • 宣誓した自治体の名前を入れたい場合は、文字数が長くなるため略称を検討する

刻印は1か所につき税込3,000円程度が目安で、文字数や場所などの仕様によって変わります。細い指輪は内側に入る文字数が限られるため、長い言葉は細い方の指輪に入る長さから先に決めます。並べ方の例はペアリング・指輪の刻印文例をご覧ください。

既製品で足りる場合・作らない方がよい場合

オーダーで作るのが常に正解ではありません。次の場合は、既製品や別の選び方が合います。

  • 既製のペアリングに刻印を入れるだけで気持ちが足りる。オリジナルの形は1個でも原型設計の費用がかかる
  • 急いでいる。製作は仕様確定後およそ4週間が目安で、デザインを決める期間は含まないため、希望日と仕様を伺って間に合うかをご案内する
  • ブランドの指輪と同じ形にしたい。権利や許諾を確認できる場合に限るため、幅や色をそろえた別の形になる
  • 制度や相続など法律に関わることの答えを指輪に求めている。指輪は2人の印であり、手続きは自治体や専門家に確かめる

オーダーが向くのは、2人の手に合う幅や、既製品にない断面・仕上げを求めるときです。形へのこだわりがなければ、既製品に刻印で十分です。

GEMILYAに頼む場合

2本は数量2個(小ロット)として扱います。原型設計はデザインごとにかかるため、2本の形が違えばそれぞれに、同じ形なら1つで済むかを、形を伺ってご案内します。

  • 本体を作れる地金はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種
  • 原型設計は多くは税込22,000〜44,000円程度(税抜2万〜4万円)。初回のみ・デザインごとで、形の細かさで変わる
  • 原型の3D出力は別の費用で、こちらも初回のみ
  • 鋳造・仕上げなど1本ごとの製作費と地金代は、内容を伺ってからご案内
  • 号数は2人とも測ってから伝える。原型の確認までに確定させる
  • 着ける指が違えば号数も変わるため、指を決めてから測る

2人が離れて暮らしていて相手の号数をその場で測れないなら、号数の伝え方と郵送で渡す段取りを遠距離・転勤・進学で離れる2人のお揃いにまとめています。

起こした3Dデータと原型はGEMILYAで保管し、ご依頼の製作と追加生産以外には使いません。原型とデータは最終のご発注から6か月間お預かりし、その期間内に同じデザインを1本足す場合は、原型設計や3D出力など初回だけの費用がかかりません(ゴム型は消耗品のため、劣化していれば作り直しの費用がかかることがあります)。形や号数を変えて足す場合は、仕様を確認してご案内します。1個からの進め方は特注・小ロット製作にまとめています。

まとめ

  • 着ける指に決まりはない。2人で決めた指が答えで、指を決めてから形を考える
  • 職場での見え方は、見せる範囲・着けない選択・勤務先の規則を2人で決めておく
  • 手の大きさが違えば幅を変え、断面と仕上げをそろえれば1組に見える
  • 刻印は内側に、宣誓日や2人の言葉を。長い言葉は細い方に入る長さから決める
  • 既製品に刻印で足りるなら、オーダーしなくてよい

着ける指や刻印の言葉がまだ決まっていなくても、2人の手の大きさの違いと、どこまで見せたいかを添えてご相談ください。幅と断面の候補を挙げながら一緒に詰められます。

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