30歳・40歳・50歳の節目に自分で作るジュエリー|長く着けるための3条件と予算の決め方
30歳・40歳・50歳の節目に自分へジュエリーを1つ持つなら、長く着けるために確認したいのは「変色しにくい地金」「歪まない厚み」「あとから直せる形」の3点です。ブランド名や石の大きさより、この3点が長く使えるかを左右します。
ブランド品と特注のどちらにするかは、欲しい形が既製品にあるかで分かれます。既製品に気に入った形があり、号数も合うなら、ブランド品で足ります。
特注を選ぶなら、予算は「原型設計」「特注品1個の製作費」「地金代」の3つを足して組み立てます。
長く着けるために確認したいのは素材・厚み・直せる形の3点
長く着けられるかは、使う頻度や手入れでも変わります。それでも、作る前に決められる条件は次の3点です。
| 条件 | 向く選び方 | 外れると起きること |
|---|---|---|
| 地金 | K18・K10・Pt900 | メッキは内側からすり減り、色が変わる |
| 厚み | 細く薄くしすぎない | 毎日着けると歪み、石が緩む |
| 形 | サイズ直しや磨き直しができる形 | 指が変わったとき着けられなくなる |
毎日着けるなら、変色しにくい金かプラチナが考えやすい地金です。SV925は黒ずみますが、磨けば戻るため、週末だけ着ける品なら十分に長く使えます。
細く華奢な形は、毎日着ける品としては歪みやすいのが弱点です。長く着けたい1つほど、幅と厚みを少し残します。毎日外さない前提の素材の選び方はつけっぱなしにできる指輪の条件で詳しく説明しています。
指輪の場合は、全周に石を入れた形や、内側に細工のある形はサイズ直しがしにくくなります。指の太さが変わる可能性を感じているなら、直せる形を選んでおきます。直せる形の考え方はサイズ直しできない指輪のデザインとはにまとめています。
節目に石を並べたエタニティリングを考えているなら、ハーフかフルかでサイズ直しの余地が変わります。石の数や幅とあわせた選び方はエタニティリングをオーダーで作るで比べています。
年代で変わるのは「着ける場面」
30歳・40歳・50歳で、似合う形が決まっているわけではありません。変わるのは着ける場面で、形は本人が感じる着け心地と好みで決めます。
| 感じていること | 形の考え方 |
|---|---|
| 仕事にも休日にも着けたい | 小さく、服を選ばない形 |
| 手持ちの華奢な品が物足りない | 幅と厚みを少し足す |
| 関節や指の太さが変わってきた | 関節を通る号数と、回りにくい形 |
年齢で形を決めるのではなく、今の手と生活に合うかで決めます。手持ちの品が物足りなく感じるなら、幅と厚みを少し足すと手になじみやすくなります。
関節が太くなり指輪が回る悩みは、関節が太くて指輪が回る・入らないで測り方と形を説明しています。
ブランド品で足りる場合と、特注が向く場合
特注がいつも正しい答えではありません。先に、作らなくてよい場合を外します。
- 気に入った既製品があり、号数も合う → ブランド品
- 手持ちの品に刻印を足したいだけ → 購入店か修理店に刻印を相談
- 手持ちの品のサイズや石の緩みを直したい → 購入店か修理店
- 既製品にない形、自分の寸法に合わせた形が欲しい → 特注
ブランド品のデザインをそのまま写して作る依頼は、権利または許諾を確認できる場合に限ってお受けしています。好きな理由を「幅」「断面」「仕上げ」など誰のものでもない要素に分けると、似せずにオリジナルの形にできます。線引きはブランド品に似たデザインはオーダーできる?にまとめています。
当社では修理・サイズ直しを行っていません。手持ちの品を直す場合は、購入店か修理店へ相談してください。
特注にするなら、予算は3つを足して決める
自分用の1個でも、オリジナルの形には原型の費用がかかります。予算は次の3つの足し算です(税込・目安・仕様で変わります)。
| 費用 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 原型設計 | 多くは税込22,000〜44,000円程度 | 初回のみ・デザインごと。形の細かさで変わり、石の数では変わらない |
| 原型の3D出力 | 別の費用 | 初回のみ。データ制作とは別 |
| 特注品1個の製作費 | 内容を伺ってご案内 | 鋳造・仕上げ・石留めなど。1個ごとにかかる |
| 地金代 | 重さ × その日の地金相場 | 正式発注時に再計算 |
金やプラチナは地金代が大きく、同じ形でも重さで総額が動きます。節目の1つにK18やPt900を選ぶなら、先に「上限の金額」を伝えてもらうと、その範囲で作れる大きさと厚みを形ごとにお返しできます。K18・プラチナは別途お見積もりです。
刻印は1か所税込3,000円程度が目安で、仕様により変わります。石を入れる場合、天然石や石の多いデザインは別途お見積もりになります。
指輪に絞った決める順番は自分用の指輪をオーダーメイドで1本作るをご覧ください。
当社で作る場合
当社で本体を作れる地金は、SV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種です。Pt950はご相談、K14やK22には対応していません。
- 指輪・ペンダント・ピアス・バングルなど、形は1個の特注(一点もの)から
- 手描きのスケッチや、好きな要素を書いたメモからでも相談できる
- 原型とデータは最終のご発注から6か月保管し、期間内に同じ形を作り足す場合は初回だけの費用がかからない(ゴム型は消耗品のため、劣化していれば作り直しの費用がかかることがある)
納期は仕様確定後およそ4週間が目安で、デザインを決める期間は含みません。誕生日に間に合わせたい場合は、2〜3か月前から相談を始めると余裕があります。
まとめ
- 長く着けるために確認するのは、変色しにくい地金・歪まない厚み・直せる形の3点
- 年代で変わるのは着ける場面。形は年齢ではなく今の手と好みで決める
- 気に入った既製品があるならブランド品で足りる。直したいだけなら購入店か修理店へ
- 特注の予算は、原型設計+特注品1個の製作費+地金代の足し算で組む
- ブランド品の複製は権利または許諾を確認できる場合に限る。好きな要素に分けてオリジナルにする
節目の1つを特注で作るか迷っているときは、着けたい場面と上限の金額を添えてご相談ください。作らない方がよい場合も、そのようにお伝えします。
この記事の内容で、製作を考えている方へ
参考画像と、作りたい個数をLINEでお送りください。まず1個から作りたい・販売を検討中・贈り物の1個など、今の段階のままご相談いただけます。