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GEMILYA
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ピアスを片方なくした|残った片方を元に1個だけ作る方法と、作れない形

ピアスは片方だけ残ると、左右の差がそのまま目に入ります。残った片方を見本に、もう片方を1個だけ作ることはできます。

ただし条件があります。金属のモチーフで、デザインの権利または許諾を確認でき、仕様上製作できる形に限ります。

購入店で片方だけ買えるか、作家本人に頼めるかを先に確かめ、無理だった場合の進め方を整理します。

作る前に試す順番

残った片方から作るのは、いちばん最後の手段です。先に試すことが3つあります。

  1. 購入店・ブランドの窓口に、片方だけ買えるか・保証の対象かを聞く
  2. ブランドの品なら、公式の在庫や正規の取扱店で同じ品が残っていないか探す
  3. 作家ものなら、作家本人に片方の再製作を頼めるか聞く

作った人が残っているなら、その人に頼むのが最も確実です。同じ原型と同じ素材で作れるため、色や重さを近づけやすくなります。

どれも無理だった場合に、次の「作れる形」に進みます。

残った片方から作れる形・作れない形

同じものに近づけられるかは、ピアスの作り方と素材、そしてデザインの権利で決まります。

ピアスの種類 作れるか 理由
鋳造の金属のモチーフ(SV925・K18・K10・Pt900・真鍮) 作れる 現物を写して鋳造できる
左右対称のモチーフ 作れる データを反転して使える
薄いプレス(板を打ち抜いた)品 仕様による 鋳造すると厚みと重さが変わる
色付きの樹脂・七宝・塗装 金属部分は作れる。色の再現は仕様確認 色合わせの作業が増える
真珠・大きな天然石が主役 向かない 同じ石を探す方が先
他社・ブランドのデザイン 権利または許諾を確認できる場合に限る 確認できない形は写せない

権利または許諾を確認でき、モチーフが金属で、残った片方が手元にあるなら、多くの形は作れます。残った片方の裏側やポストの付き方まで、現物を見て決めます。

真珠や天然石が主役のピアスは、金属より石の方が「同じもの」を左右で決めます。真珠店や石の専門店で近い石を探し、そこに金具を付ける方が、形を作り直すより近づきます。

他社のデザインの線引きは、ブランド品に似たデザインはオーダーできる?で説明しています。

現物を写す2つの方法と、差が出るところ

残った片方から形を起こす方法は2つあります。どちらも、元と寸分たがわぬ複製にはなりません。

方法 向く形 差が出るところ
3Dスキャンしてデータ化 曲面が多い・左右反転が必要 細い線や深い溝は読み取りにくい
現物から型を取って鋳造 単純な形・左右対称 鋳造で縮むため、元よりわずかに小さい

3Dスキャンの得意・不得意は、ジュエリーの3Dスキャンとはで説明しています。

ポスト(耳に通す軸)とキャッチは、新しく作る側に、入手できる既製の部品から合うものを選びます。残った片方と太さや長さに差が出る場合は、作る前にお伝えします。

色と重さを合わせるときの注意

形が同じでも、素材と仕上げが違えば左右で見え方が変わります。片方だけ作るときに、いちばん気をつける点です。

  • 元がK18なら、新しい方もK18で作る。SV925に金色のメッキでは、使ううちに色の差が出る
  • 同じ素材でも、合金の配合や仕上げの違いで色味の差が残ることがある
  • 元が着けて何年も経っていると、傷やくすみの分だけ新しい方が明るく見える
  • 鋳造で作ると、プレス品より厚く重くなることがある

左右の色がどうしても合わない場合は、2つとも新しく作る方が落ち着きます。残った片方は、形の見本として使います。

作らない方がよい場合

片方だけ作るには、1個でも原型設計の費用がかかります。多くは税込22,000〜44,000円程度(税抜2万〜4万円)で、初回のみ・デザインごとにかかり、形の細かさで変わります。鋳造・仕上げ・ポスト取り付けなど1個ごとの製作費と地金代は別で、内容を伺ってからご案内します。

  • 同じピアスがまだ買える。買い直す方が費用を抑えられる場合が多く、色もそろいやすい
  • 片方だけの金額が、ピアス自体の価格を上回る
  • 思い入れが形ではなく石や真珠にある。石を探す方が先
  • 他社のデザインで、権利や許諾を確認できない。購入店での対応に限られる

廃番で手に入らず、贈ってくれた人との思い出が形にあるなら、作る価値があります。片耳だけ残った方をペンダントトップにする選択も、形によっては可能です。

GEMILYAに頼む場合

GEMILYAでは、権利または許諾を確認でき、仕様上製作できる形に限り、残った片方を元にもう片方を1個の特注として製作します。お手持ちのピアスの修理やキャッチの交換は行っていません。ポストの曲がりなどは、ジュエリー修理・アフターケアの基礎知識を参考に修理店へご相談ください。

  • 本体はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスから、元の素材に合わせて選べます
  • 残った片方の表・裏・横の写真と、わかれば素材の刻印を送ってください
  • 現物をお預かりしてスキャンするか型を取るかは、形を見てご案内します
  • ポストとキャッチは、入手できる既製の部品から合うものを選びます。寸法差が出る場合は事前にお伝えします
  • 複製・改変をお受けできるのは、お客さまが権利をお持ちの製品・デザイン、または権利者から許諾を得ているものに限ります。許諾の範囲は必要に応じて書面で確認させていただきます

お起こししたデータと原型は、最終のご発注から6か月間お預かりし、その期間内ならもう一度なくしても原型の費用をかけずに作れます。1個からの進め方は1個から作れる小ロット製作にあります。

まとめ

  • 片方なくしたら、購入店の片方販売・保証、作家本人への再製作依頼を先に確かめる
  • 金属のモチーフで、権利または許諾を確認でき、仕様上作れる形なら、残った片方から1個作れる
  • 真珠・天然石が主役なら石を探す方が先。権利を確認できないデザインは写せない
  • 色と重さをそろえるため、元と同じ素材で作る。それでも差が残るなら2つとも新しく作る
  • 1個でも原型設計の費用がかかるため、買い直せる品は費用と仕上がりを比べてから決める

残った片方の写真と、どこで買ったものか・素材がわかる範囲を添えてご相談ください。作れる形かどうかと、費用の見通しをお返しします。

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