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法人ギフトに名入れの金属記念品を選ぶ|カタログギフト・お菓子との使い分け

名入れの金属記念品は、周年や表彰など「節目を形に残したい」法人ギフトに向きます。日程に1か月以上の余裕があり、贈る相手の顔ぶれがある程度見えていることが条件です。

反対に、季節のあいさつや、相手の好みがまったく分からない大人数への一斉送付なら、お菓子やカタログギフトのほうが無難です。

金属の記念品は「選んだ側の意図」が残る贈り物です。そのぶん、外したときの気まずさも残ります。どの場面で使い、どこで別の品に譲るかを先に決めておくと失敗が減ります。

4つの選択肢を比べる

法人ギフトの候補は、大きく4つに分かれます。日程・手間・残り方・外れにくさで並べると、向く場面がはっきりします。

選択肢 日程と手間 残り方と外れにくさ
お菓子・食品 短い・少ない 残らない/外れにくい
カタログギフト 短い・少ない 品物は残る/外れにくい
名入れの既製品(ペン等) 中くらい 残る/好みで使われないことも
オリジナルの金属記念品 長い・多い 長く残る/品目選びで差が出る

オリジナルの金属記念品は、手間と日程の負担がいちばん大きい選択肢です。それでも選ばれるのは、社名やロゴの形そのものを品物にできるからです。既製品に名前を入れるのとは、受け取った側の記憶への残り方が違います。

ただし、比べる軸は「高級かどうか」ではありません。相手が使うか、飾るか、食べて終わるか、という受け取ったあとの姿で選びます。

お菓子・カタログギフトが向く場面

消えものやカタログギフトのほうがよい場面は、はっきりあります。無理に金属で作らないほうが、贈る側も受け取る側も楽です。

  • 年末年始・お中元など、毎年くり返す季節のあいさつ
  • 相手先の人数や顔ぶれが分からず、職場で分けてもらう前提のとき
  • 贈る日まで1か月を切っていて、仕様を固める時間がないとき
  • 記念する出来事がなく、日ごろのお礼として軽く贈りたいとき
  • 自社のロゴ入りの品が、相手には宣伝物に見えてしまう関係のとき

特に、相手の職場で分けて食べてもらうお菓子は、受け取る人数が読めないときの最適解です。金属の記念品は1人に1つ渡す前提なので、渡す相手が決まらない場面には合いません。

名入れの金属記念品が向く場面

金属で作る価値が出るのは、贈る理由がはっきりしていて、相手が名前で分かる場面です。

場面 向く品目の例
自社の周年・創立記念 卓上プレート、ピンバッジ
取引先の節目へのお祝い 卓上プレート、ペーパーウェイト
長年の取引への感謝 タイピン、キーホルダー
社員の表彰・永年勤続 社章型ピン、ペンダント

身に着ける品は好みが分かれます。相手の服装や年代が読めないなら、飾る品か、鍵やバッグに付ける小物のほうが外れにくくなります。

贈る理由が社長の就任や交代なら、取引先からか社員からかで向く品目と刻印が変わります。立場ごとの選び方は社長就任・社長交代の記念品に、株主へ届ける記念品の必要数と日程の組み方は株主優待・株主向け記念品をオリジナルで作るにまとめています。

名入れは、社名や年号など全員共通の文字を形に入れるのが基本です。受け取る人ごとに名前を変える場合は1個ずつの作業になるため、人数と刻む位置を見てご案内します。刻印の方法はアクセサリー刻印の種類にまとめています。

外れにくくする3つの工夫

オリジナル品の弱点は「相手の好みに合わない」ことです。次の3つで、その幅を小さくできます。

  • 使い道を1つに絞った形にする:飾る・鍵に付けるなど、迷わず使える品目を選ぶ
  • ロゴを主張しすぎない:裏面や側面に小さく入れると、日常で使いやすくなる
  • 素材は手入れの少ないものにする:変色が気になるなら、真鍮にメッキか、メッキ不要のステンレス

素材ごとの見え方と手入れはアクセサリーに使われる金属の種類で比べられます。重すぎる品は持ち帰りや郵送の負担になるため、大きさと重さも一緒に決めます。

内定者・新入社員の記念品にする場合

内定式や入社式で渡す記念品にも、名入れの金属記念品は使われます。社章をモチーフにしたピンやキーホルダーに、入社年を刻む形が考えやすい例です。

  • 社章モチーフ:社章のデータから形を起こし、全員共通にする
  • 刻印:入社年など、全員共通の文字にする方法もある
  • 名前を入れる:1人ずつ刻むため、人数と刻む位置を見てご案内する

配る日から逆算し、人数が確定する時期を先に確かめます。内定辞退などで人数が動くなら、少し多めに作るか、あとで作り足す前提にしておくと安心です。原型は最終のご発注から6か月お預かりするため、その間なら同じ形で作り足せます。

日程と費用の考え方

オリジナルの金属記念品は、贈る日から逆算して始めます。目安は次のとおりです。

  1. 品目・素材・数量・名入れの内容を決める
  2. 3D画像で形と文字の位置を確認し、社内の承認を取る
  3. 仕様が確定してから、およそ4週間で納品
  4. 包装・のし・発送の準備をして、贈る日を迎える

デザインの検討と社内承認の期間は、4週間に含まれません。承認に時間がかかる会社ほど、早めに始めることがいちばんの対策です。

費用は、初回だけかかるものと、1個ごとにかかるものに分かれます。

費用 かかる時期
原型設計(多くは税込22,000〜44,000円程度) 初回のみ
刻印(1か所3,000円程度) 刻む箇所ごと
地金代・製作費 1個ごと

金額はいずれも税込の目安で、仕様によって変わります。製作費は素材・重さ・メッキ・数量で大きく変わるため、内容を伺ってからご案内します。数量が増えると、原型設計など初回だけの費用が1個あたりに分散されます。考え方は料金の考え方をご覧ください。

社員に贈る場合は、税の扱いが品物の種類で変わることがあります。判断の材料は社員記念品の勘定科目と課税の考え方にまとめています。

まとめ

  • 名入れの金属記念品は、節目を形に残したく、日程に1か月以上の余裕があるときに向く
  • 季節のあいさつや顔ぶれの読めない一斉送付は、お菓子やカタログギフトが無難
  • 外れにくくするには、使い道の明確な品目・控えめなロゴ・手入れの少ない素材を選ぶ
  • 納期は仕様確定からおよそ4週間。デザイン検討と社内承認の期間は別に見込む
  • 費用は初回だけの原型設計費と、1個ごとの製作費に分けて考える

周年記念品や表彰品の進め方は周年記念品・社内表彰・ノベルティにまとめています。贈る相手・人数・贈る日が決まっていれば、ご相談の際にお知らせください。

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