卒業記念の指輪(カレッジリング)を作る|学年単位のサイズ集めと自分用の1本
卒業記念の指輪(カレッジリング)は、学年や同期でまとめて作るなら形を1つに決めて名前だけ刻む、自分用なら1本の特注と、進め方がはっきり分かれます。どちらも作れますが、まとめて作る場合は全員の号数が集まらないと製作に入れません。
自分用の1本は、人数集めも集金も要らないぶん、原型設計の費用を1人で負担することになります。既製のカレッジリングに学校名を刻むだけで足りるなら、その方が早く安く収まる場合もあります。
学校・生徒会・同期の有志でまとめる幹事の方と、自分の記念に1本作りたい方に向けて、校章の扱い、号数集め、素材、刻む内容、指輪にしない方がよい場合を順に説明します。
まとめて作るか、自分用に1本か
| 作り方 | 向く人 | 先に決めること |
|---|---|---|
| 学年・同期でまとめる | 幹事がいて、渡す日が決まっている | 形を1つ、号数の締切、集金の方法 |
| 自分用に1本 | 卒業後に自分の節目として持ちたい | 自分の号数、刻む内容、予算 |
| 既製品に名入れ | 形へのこだわりがなく、日程が短い | 入る文字数と納期 |
まとめて作る場合、全員で同じ形にし、名前や学部の違いは刻印で分けるのが基本です。形を2つ3つに分けると、その数だけ原型設計の費用がかかります。
自分用の1本は、オリジナルの形なら1個でも設計と原型の費用がかかります。費用の組み立ては後半で説明します。
校章・学校名は許可を確認してから
カレッジリングの定番は、天面に校章、側面に卒業年と学部を入れる形です。校章だけでなく、学校名の文字にも使い方の決まりを設けている学校があります。
- 校章・学校名・校名ロゴは、学校(学生課・同窓会事務局など)に確認する。用途(記念の指輪・配る人数)と表示の仕方(入れる位置・大きさ)を添える
- 大学によっては、公式のカレッジリングや指定の販売ルートがある。先にそちらを調べる
- 学部のマークや部活のロゴも、作った人や団体の許可が要る場合がある
校章を外した案でも、学校名を入れるなら確認は省きません。判断に時間がかかりそうなら、学校名を入れない案(卒業年・名前・モチーフ)を並行して用意しておくと日程が止まりません。
学年単位で号数を集める手順
まとめて作る指輪でいちばん時間がかかるのが、号数集めです。チームリングと同じ進め方で、チームリング・優勝記念リングの作り方に詳しくまとめています。
- 着ける指を全員で揃えるか、各自で選ぶかを決める
- 宝飾店などでリングゲージを使い、着ける指の号数を測ってもらう
- 号数・刻む名前・学部を1つの表にまとめる
- 締切を決め、未提出の人には個別に連絡する
- 表がそろってから、製作側に数量と号数を伝える
指の太さは季節や時間帯で変わります。紙を巻いて測った自己申告は誤差が出やすいため、実測をお願いしてください。測り方はリングサイズ(号数)の基礎知識で説明しています。
号数の種類が多いほど、サイズごとに合わせる手間が増えます。人数が多い学年では、号数の分布を先に見てから見積もりを取ると、費用の見通しが立ちます。
素材はK10・SV925・真鍮から
卒業記念の指輪でよく選ばれるのは、次の3つです。
| 素材 | 色と特徴 | 向く場面 |
|---|---|---|
| K10 | 淡い金色。変色しにくく硬い | 自分用の1本、長く着ける |
| SV925 | 銀色。重みがあり、いぶしで陰影を出せる | 学年でまとめる、日常的に着ける |
| 真鍮+メッキ | 金色。地金代を抑えやすい | 人数が多い、飾って残す |
カレッジリングは天面が大きく、厚みのある形が多いため、重くなりがちです。重いほど地金代が上がるので、裏側を肉抜きして軽くする設計も選べます。
天面に石を入れる形は、石の手配と石留めの手間が加わります。石の調達はご相談のうえ、仕様を見て費用とあわせてご案内します。
刻む内容:学校名・卒業年・学部・名前
共通の型に入れる部分と、1人ずつ刻印する部分を分けます。
| 入れる内容 | 入れ方 |
|---|---|
| 学校名・卒業年・校章(学校に確認済み) | 共通の原型に入れる |
| 学部・学科・名前・イニシャル | 1個ずつ刻印する |
刻印は1か所税込3,000円程度が目安で、仕様により変わります。1人ずつ名前を変える刻印は、人数と刻む位置を見て進め方をご案内します。
卒業年は「2027」のように数字だけにするか、「Class of 2027」のように英語にするかを決めます。名前のつづりと卒業年は、刻む前に本人へ確認した一覧を作ってから渡します。
指輪にしない方がよい場合
卒業記念は指輪でなくてもかまいません。次のときは別の形にした方が確実です。
- 卒業式まで日が少なく、号数を集めきれない
- 1人あたりの予算では、希望する素材や大きさに収まらない
- 指輪を着けない人が多い学年で、引き出しにしまわれそう
- 既製のカレッジリングに学校名と卒業年を刻めば足りる
- 自分用で、原型設計の費用が予算に合わない
人数が多い場合は、チャームやキーホルダーの方が号数の問題がなく収まります。進め方は卒業記念品・部活の引退記念をオリジナルの金属チャームで作るにまとめています。
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、自分用の1本の特注から、学年分の小ロット・中ロットまで製作します。まとめて作る場合は、全員の号数と名前の一覧がそろってから製作に入ります。
- 費用は、初回だけの原型設計(多くは税込22,000〜44,000円程度・形の細かさで変わる)と、原型の3D出力(初回のみ・別の費用)、1個ごとの製作費に分かれます。製作費は素材・重さ・号数の数・刻印の内容を伺ってからご案内します
- まとめて作ると、原型設計など初回だけの費用が1個あたりに分散されます。100個以上などまとまった数量は、単価をご相談いただけます
- 納期は仕様の確定後およそ4週間が目安です。号数集めと学校の許可の期間は別に見込んでください
- 校章・学校名・校名ロゴは、学校の許可を確認できる場合に限ります
- 原型とデータは最終のご発注から6か月お預かりし、期間内に同じ形を作り足すなら初回だけの費用はかかりません。卒業後に追加で欲しい人が出たときに使えます(ゴム型は消耗品のため、劣化していれば作り直しの費用がかかることがあります)
本体を作れる地金はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮・ステンレスの6種です。1本の特注は特注・小ロット製作に、まとまった数量は中ロット・量産に進め方をまとめています。
まとめ
- 学年でまとめるなら形を1つにして名前を刻印、自分用なら1本の特注
- 校章も学校名も、用途と表示の仕方を添えて学校に確認する
- 号数は実測で集め、名前・学部とともに1つの表にしてから発注する
- 素材はK10・SV925・真鍮から、着け方と人数で選ぶ
- 号数を集めきれない、1人あたりの予算に収まらないなら、チャームやキーホルダーにする
人数と渡す日、学校への確認の状況が分かる段階でご相談ください。自分用の1本は、着ける指の号数と刻みたい内容だけで検討を始められます。
この記事の内容で、製作を考えている方へ
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