ボトルキープの名入れタグを店のオリジナルで作る|真鍮・SV925の札と留め方
ボトルキープのタグを店のオリジナルで作るなら、店名やロゴは原型に入れて全枚共通にし、客ごとの名前は「番号」か「1枚ずつの名前刻印」で分けます。この分け方で、費用と日々の手間が決まります。
金属のタグが向くのは、ボトルの棚が店の見せ場で、タグを何年も使い回す店です。
素材は真鍮・SV925・ステンレスから、色の変わり方と手入れで選びます。
客の名前をどう入れるか
タグに入る情報は「店の名前」と「客の名前」の2種類です。店の名前は全枚同じなので原型に入れ、客の名前だけを別の方法で入れます。
| 入れ方 | 向く店 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 番号だけ刻み、台帳で名前を管理 | 棚の見た目をそろえ、タグを使い回したい | 番号も1枚ごとの刻印。番号と客の対応は店で管理する |
| 1枚ずつ名前を刻印 | 客に「自分の札」として渡したい | 名前の確認と、1枚ごとの刻印の手間がかかる |
| 名前の欄を空けて、店でシールや手書き | すぐ使い始めたい | 金属の面に書いた文字は消えやすい |
番号方式の利点は、タグを客から客へ使い回せることです。客が来なくなったとき、番号を次の客に割り当てるだけで済みます。
番号も名前も、1枚ごとに刻む作業です。刻印は1か所税込3,000円程度が目安で、仕様により変わります。枚数分の刻印費を、番号方式でも仕様の確認に含めます。名前の読み・漢字は客に確認し、刻む前に一覧で見直します。刻印の手法の違いはアクセサリー刻印の種類にまとめています。
形と大きさ:ボトルの首に掛ける前提で決める
タグはボトルの首に掛けるか、ネックに巻くかで、大きさと穴の位置が決まります。実際の瓶で確かめる点を挙げます。
- 隣のボトルや棚板に当たらない大きさか
- 角が丸く、瓶や手に当たっても傷を付けにくいか
- 穴の数と径が、使うチェーンや紐に合うか。掛けたときに回転して裏返らないか
- 厚みと重さで曲がらず、首に掛けて揺れたときに安定するか
- 裏面に、番号や名前を刻む平らな面があるか
店のロゴを立体で入れるなら、細い線は潰れることがあります。ロゴのデータを見て、金属で再現できる太さに直してからの製作になります。
取り付け方から仕様を決める考え方は、金属のブランドタグ・ロゴプレートを作ると同じです。
店名ロゴを共通の原型にして名前を1枚ずつ刻む作り方をスタッフの名札にも広げたいなら、店舗スタッフの金属名札をオリジナルで作るで留め具や新人用の予備の持ち方まで確かめられます。
留め方:チェーンか、紐か
タグをボトルに留める部品は、既製のものを組み合わせます。チェーンを自社で作ることはないため、既製のチェーンや紐から選びます。
| 留め方 | 向く場合 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ボールチェーン | 安く、付け替えが簡単 | 長さを首の太さに合わせる |
| 小判や喜平の細いチェーン | 高級感を出したい | 絡まりやすい。長さを短めに |
| 革紐・組紐 | 和風・落ち着いた店 | 湿気と酒で傷むため、交換前提 |
| ステンレスのワイヤー | 外れにくくしたい | 外しにくく、客に渡しにくい |
留め具の長さは、店で扱う瓶を実際に首へ掛けて決めます。回転・接触・着脱・安定性の4つを、太い瓶と細い瓶の両方で確かめます。
素材:真鍮・SV925・ステンレスの違い
タグの素材は、色の変わり方と手入れで選びます。酒・水・湿気のある場所で使い続けるため、普通のアクセサリーより変色の条件が厳しい点を見込みます。
| 素材 | 色の変わり方 | 向く店 |
|---|---|---|
| 真鍮 | 使ううちに色が深くなる | 経年変化を味にしたい |
| 真鍮+メッキ | 色の変化を抑えられる | 金色・銀色を保ちたい |
| SV925 | 黒ずむが、磨けば戻る | 高級感を出し、手入れもできる |
| ステンレス | 変色しにくい | 手入れの手間をかけたくない |
真鍮のタグは、客ごとに色の深さが変わっていきます。古い客の札ほど色が濃くなる様子を、店の歴史として見せられる素材です。変色を抑えたいならメッキをかけますが、こすれる部分から薄くなることがあります。
真鍮の経年変化と手入れの詳細は真鍮アクセサリーの変色と経年変化にまとめています。
枚数と追加製作の考え方
最初に作る枚数は、今キープされているボトルの数に予備を足して決めます。2〜99枚は小ロット、100〜999枚は中ロットの扱いになります。
- 現在のキープ本数と、空きが出る頻度(再利用できる枚数)
- 予備の枚数。追加製作の納期(仕様確定後の製作期間)の間に足りなくなるか
- 原型は1種類で済む。店名を原型に入れ、客ごとの違いは番号か刻印で付ける
- 原型とデータは最終の発注から6か月間保管され、期間内の追加製作は原型の費用がかからない
- 追加分も番号や名前の刻印は1枚ごとの作業。同じ素材・同じ仕上げを指定すると色の差が出にくい
在庫を多めに持つより、再利用率と追加の納期から予備の数を決める方が、無駄が出ません。
作らない方がよい場合
金属のタグは、1枚ごとの製作費に加えて、最初に原型設計の費用がかかります。多くは税込22,000〜44,000円程度(税抜2万〜4万円)で、初回のみ・デザインごとにかかり、形の細かさで変わります。1枚ごとの製作費は、素材・枚数・刻印の内容を伺ってからご案内します。
- 客の入れ替わりが速く、タグを使い回す前提がない。既製のプラ札や木札で足りる
- 棚が客から見えない。見せる効果がないため、札は管理用で十分
- 名前を1枚ずつ刻む運用を、店で続けられない。番号方式にするか、既製品にする
- 開店前で、キープの客数が読めない。まず既製品で始め、客が付いてから作る
棚が店の顔になっている、常連に「自分の札」を渡したい、店のロゴを形にしたいなら、オリジナルのタグが効きます。
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、店のロゴや店名を入れたタグを、小ロットから中ロットまで製作します。1枚だけの製作もできますが、原型の費用は枚数にかかわらずかかります。
- 素材は真鍮・SV925・ステンレスから選べます。金色・銀色のメッキも相談できます
- 店名・ロゴのデータ(画像でも可)と、ボトルの首の太さ、希望の枚数をお知らせください
- 客の名前の入れ方(番号・刻印・空欄)を先に決めていただくと、仕様が早く固まります
- チェーンや紐は既製のものを組み合わせます。留め方の希望を伺って、合う部品をご案内します
- 数量が増えると、原型設計など初回だけの費用が1枚あたりに分散されます。100枚以上などまとまった数量は、単価をご相談いただけます
店舗向けのグッズ製作はグッズ・ノベルティ製作のページにまとめています。
まとめ
- 店名は原型に入れて共通にし、客の名前は番号か1枚ずつの刻印で分ける
- 番号方式はタグを使い回せる。番号も名前も1枚ごとの刻印で、費用と確認の手間を見込む
- 留め具は既製のチェーンか紐。実際の瓶で回転・接触・着脱・安定性を確かめて長さを決める
- 真鍮は色の変化を味に、SV925は磨いて保つ、ステンレスは手入れを減らす
- 客の回転が速い店や棚が見えない店は、既製の札で十分
店のロゴ、扱う瓶の種類、今のキープ本数を添えてご相談ください。名前の入れ方と素材の組み合わせごとに、見通しをお返しします。
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