シルバーに金メッキしたアクセサリー|剥がれたときの見え方と設計
シルバー925に金メッキをしたアクセサリーは、使ううちにこすれる場所から金色が減っていきます。減ったところには、下のシルバーの色が出てきます。
さらに、出てきたシルバーは空気中の硫黄分で黒ずみます。そのため剥がれた部分は「銀色」より「くすんだ黒っぽい色」に見えることが多いのが、この組み合わせの特徴です。
この記事では、シルバーに金メッキの商品を作るブランドの方と、持っている品の変化が気になる方に向けて、剥がれ方と設計での備え方を説明します。
「ゴールドコーティング」は多くの場合メッキのこと
商品の素材欄で「SV925+ゴールドコーティング」と書かれていることがあります。多くの場合、これは金のメッキを指しています。
- メッキ: 電気の力で、表面に金の薄い膜を付ける方法
- ゴールドフィルド: 金の層を圧着した素材。メッキより金の層が厚い
- 地金のK10・K18: 中まで金の合金で、削れても同じ色
表面だけが金色なのか、中まで金なのかで、使ううちの変化がまったく違います。ゴールドフィルドとの違いはゴールドフィルドとメッキの違いで比べています。
剥がれ方の順番と見え方
メッキは一度に剥がれるのではなく、こすれる場所から少しずつ減ります。
| 段階 | 見え方 |
|---|---|
| 1. 角や縁の金色が薄くなる | 縁だけ色が浅く見える |
| 2. 下地が見える | メッキの下にもう1層ある場合、その色が出る |
| 3. シルバーが出る | 銀色の点や線が出る |
| 4. 出たシルバーが黒ずむ | ところどころ黒っぽく見える |
下地とは、金メッキの前にかける別の金属の薄い層です。付けるかどうか、何を使うかは作り手によって違います。
剥がれか、汚れか
知恵袋には、数回しか着けていないのに茶色い斑点が出て、メッキ剥がれかと心配する相談があります。結局、ヘアオイルが付いたまま熱が加わったことによる汚れで、落とせたという例です。
| 症状 | 考えられること | 確認の仕方 |
|---|---|---|
| 角や縁から銀色が出ている | メッキのすり減り | こすれる場所に集中しているか見る |
| 平らな面に茶色の斑点 | 化粧品・オイル・汗の付着 | 柔らかい布でぬるま湯拭きして落ちるか見る |
| 全体が均一にくすむ | 皮脂の膜 | 拭くと光りが戻るか見る |
数回の使用で平らな面に出た斑点は、剥がれより付着物を先に疑います。研磨剤で磨くとメッキそのものを削ってしまうので、まずは拭き取りで確かめます。
剥がれが目立ちにくい形と仕上げ
商品を作る段階で、剥がれの目立ち方は変えられます。
- 角を丸くして、こすれが1点に集中しないようにする
- 鏡面よりマットのほうが、色の差が目立ちにくい
- 指輪は内側と手のひら側から先に減るため、毎日着ける指輪には向きにくい
- ペンダントトップ・ピアスなど、こすれにくい品から始める
- 金色を長く保ちたい品は、メッキではなく地金のK10・K18で作る
メッキの剥がれ全般の対策は、メッキの剥がれ対策と寿命にまとめています。
商品にするときの記入例
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| アイテム | ペンダントトップ(こすれにくい品から始める) |
| 本体 | SV925 |
| 仕上げ | ゴールドメッキ、マット |
| 色の希望 | K18に近い色、画像を添付 |
| 商品ページの素材表記 | 本体SV925、表面ゴールドメッキ |
| 購入者への案内 | 研磨剤を使わない、拭いて袋で保管 |
素材欄を「ゴールド」とだけ書くと、地金の金と受け取られることがあります。本体の素材と表面の加工を分けて書くと、購入後の問い合わせを減らせます。
気をつけること(ここにまとめます)
- メッキが減るまでの期間は、形・着け方・汗・保管で変わり、期間では約束できない
- 「剥がれない」「変色しない」とは書かない
- 下地の有無と種類は作り手によって違うため、気になる場合は発注時に確認する
GEMILYAに頼む場合
GEMILYAでは、シルバー925の本体にゴールドメッキやロジウムメッキをかけて仕上げられます。
- 鋳造は国内の提携工場に委託し、メッキは案件により自社の工房と国内の協力先で行う
- 金色を長く保ちたい品は、地金のK10・K18との比較もご案内する
- オリジナルの形は、1個でも設計・原型の費用がかかる
シルバーで作るときの仕上げの選び方は、シルバーアクセサリーのOEMで紹介しています。
まとめ
- シルバーに金メッキは、こすれる場所から金色が減っていく
- 出てきたシルバーは黒ずむため、剥がれは黒っぽく見えやすい
- 平らな面の斑点は、剥がれより汚れを先に疑う
- 角を丸く、マット仕上げ、こすれにくい品から始めると目立ちにくい
- 素材欄は本体と表面の加工を分けて書く
作りたいアイテムと金色の希望を添えて、無料相談からお送りください。メッキか地金かの選び方から一緒に考えます。