ハワイアンジュエリーのオーダーメイド・OEM製作|リング・ネックレス・バングルを1個から
ハワイアンジュエリーをオーダーで作るとき、当社ではスクロールやプルメリアなどの彫り柄を3D CADで起こし、鋳造で再現します。職人が1本ずつ彫る手彫りとは工程が違うため、この点は最初にお伝えしておきます。
1個の特注から受けられます。ブランドとして展開するなら、柄を1〜数種類に決めて、注文ごとに誕生石と刻印だけを変える受注生産の型が向いています。
地金はSV925・K18・K10から選びます。彫りの深さは、リングやバングルの幅と厚みで上限が決まるため、柄より先に寸法を決めるのが近道です。
ハワイアンジュエリーの彫り柄と配置
ハワイアンジュエリーは、地金の表面に植物や波の柄を彫り込んだ装身具です。柄には、それぞれ意味が込められていると一般に言われています。
代表的な柄と、向く配置を整理します。
| 柄 | 一般に言われる意味 | 向く配置 |
|---|---|---|
| スクロール(波) | 途切れない流れ、繁栄 | リングやバングルの全周 |
| プルメリア | 気品、大切な人への想い | リングの正面、ペンダントの中心 |
| マイレ | 絆、結びつき | 縁取り、2つの柄をつなぐ帯 |
| ホヌ(海亀) | 守り、長寿 | ペンダントトップ、バングルの中央 |
柄の意味を先に決めるより、どの面にどの柄を置くかを先に決めるほうが、設計は進めやすくなります。
手彫りと3D CAD・鋳造の違い
伝統的なハワイアンジュエリーは、職人がタガネで1本ずつ彫ります。当社の製法はこれとは異なり、3D CADで柄を立体データにし、光造形の原型から鋳造で形にします。
どちらが良い悪いではなく、向く目的が違います。
| 比較点 | 手彫り | 3D CAD・鋳造 |
|---|---|---|
| 彫り跡 | 1本ごとに表情が変わる | 全数が同じ柄になる |
| 追加生産 | 毎回、彫り直しになる | 原型と型を保管して再現できる |
| 柄の修正 | 彫った後は戻せない | データの段階で何度も直せる |
| 向く用途 | 1本の記念品 | ブランド商品、複数本の展開 |
鋳造では、ごく細い線や深い切れ込みは甘くなりやすい性質があります。柄を起こすときは、鋳造で残せる線の太さと深さに合わせて調整します。
手彫りの風合いを求める方には、当社の製法は向きません。同じ柄を何度も、同じ品質で作りたい場合に、3D CADと鋳造の強みが出ます。
地金はSV925・K18・K10から選ぶ
ハワイアンジュエリーは、地金の色がそのまま柄の見え方を左右します。当社で本体を作れるのはSV925・K18・K10・Pt900・真鍮の5種です。この記事では、ハワイアンジュエリーで一般的なSV925・K18・K10を中心に説明します。
| 地金 | 彫り柄の見え方 | 向くケース |
|---|---|---|
| SV925 | 彫りの溝にいぶしを入れると柄がはっきり浮かぶ | 1個の特注、価格を抑えた展開 |
| K18 | 深い金色で柄がやわらかく見える | 結婚指輪、贈り物 |
| K10 | K18より色が淡く、硬さがあり傷に強い | 日常使い、幅広い層への展開 |
いぶし仕上げはSV925のみ対応しています。金では、溝の陰影で柄を見せる設計になります。
幅と厚みで彫りの深さが決まる
彫りの深さは、自由に決められるわけではありません。地金の厚みから、必要な肉厚を差し引いた残りが、彫りに使える深さです。
寸法を決める順番は次のとおりです。
- アイテムの幅を決める(リングなら腕の幅、バングルなら帯の幅)
- 幅に合わせて厚みを決める(幅が広いほど、厚みも必要になる)
- 厚みから、底に残す肉厚を引いて彫りの深さを決める
- その深さで、柄の線がつぶれずに残るかを確認する
幅が細いと、彫りは浅くなり、柄も細い線に変わります。幅の細いリングに大きなプルメリアを入れたい、という希望は、柄を簡略化する方向で調整することになります。
厚みを増やすと彫りは深くできますが、重さも増えます。地金代は重さに素材と相場が掛かって決まるため、幅・厚み・素材はセットで考えます。
リング・ネックレス・バングルの設計ポイント
同じ柄でも、アイテムによって決めることが変わります。
| アイテム | 先に決めること | 注意点 |
|---|---|---|
| リング | 号数、幅、柄を一周させるか正面だけか | 彫り柄があるとサイズ直しが難しい |
| ネックレス | トップの大きさ、バチカンの内寸、チェーンの太さ | チェーンは既製品を組み合わせる |
| バングル | 内周または内径、開口部の幅 | 開口部を広げて着ける前提にしない |
リングで柄を一周させる場合、号数が変わると一周の長さも変わります。柄の繰り返しの間隔が号数ごとに変わるため、号数ごとに原型が必要になります。
バングルは、内周と開口部の寸法で着け心地がほぼ決まります。開口部を毎回広げて着けると変形や破損につながるため、開かずに着けられる寸法を試作で確かめます。
寸法の測り方はバングル・ブレスレットのサイズの決め方にまとめています。
受注生産の型:柄を固定し、石と刻印だけ変える
ブランドとしてハワイアンジュエリーを展開するなら、柄を1〜数種類に絞る設計が向いています。注文ごとに変えるのは、誕生石と刻印だけにします。
この型が向く理由は次のとおりです。
- 原型と型を当社で保管するため、注文が入るたびに設計からやり直す必要がない
- 石座の寸法を共通にしておけば、12か月の誕生石を同じ型で回せる
- 刻印はレーザーで1個ずつ内容を変えられる
- 在庫を持たずに、注文ごとに1個ずつ製作できる
初期費用(設計・原型)は、柄の種類ごとにかかります。柄を増やすほど初期費用は増えるため、最初は1〜2種類に絞り、反応を見て追加するのが堅実です。
誕生石の石座を共通化する考え方は誕生石ジュエリーの商品展開で、刻印の方法はアクセサリー刻印の種類で説明しています。
ブランド立ち上げ全体の進め方はブランド立ち上げ支援をご覧ください。1個の特注として作る場合は小ロット製作のページから進められます。
なお、伝統的な柄そのものは広く使われていますが、特定ブランドの柄の配置や意匠をそのまま写す依頼は受けていません。判断に迷う場合は、弁理士などの専門家に確認してください。
まとめ
- 当社のハワイアンジュエリーは3D CADと鋳造で作り、手彫りとは工程が違う
- 地金はSV925・K18・K10を中心に選び、いぶしはSV925のみ対応
- 彫りの深さは幅と厚みで上限が決まるため、柄より先に寸法を決める
- ブランド展開は柄を1〜数種類に固定し、誕生石と刻印だけを注文ごとに変える
- 伝統的な柄は使えるが、特定ブランドの意匠の複製は受けない
入れたい柄の参考画像、地金、作りたい数量の3点があれば検討を始められます。無料相談からお送りください。