本文へ移動
GEMILYA
実務ノウハウ約4分で読めます

コイン・メダルをペンダントにする|穴をあけずに枠で包む方法と注意点

記念メダルや外国のコインをネックレスにしたいなら、本体に穴をあけず、枠(フレーム)で包んでペンダントにするのが基本です。思い出の品を傷めずに済み、あとで外すこともできます。

ただし、日本の硬貨は別です。穴をあける・曲げる・削るといった加工は、貨幣損傷等取締法で禁じられています。

この記事では、手元のメダルやコインを身に着けたい方に向けて、3つの方法の選び方と、枠を作るときに決めることを説明します。

3つの方法と選び方

知恵袋には、メダルに穴をあけずにネックレスにしたい、という相談がありました。回答は「メダルの大きさに合うペンダント枠をパーツ店で探す」「宝飾店に加工を頼む」の2つでした。オーダーで枠を作る方法を加えると、選択肢は3つです。

方法 向くケース 気をつける点
既製のコイン枠 よくある大きさのコイン 合う径がないと、すき間や傷の原因になる
オーダーの枠 径・厚みが半端なメダル、金の枠にしたい 現物を測る必要がある
メダルを作り直す 日本の硬貨、大きすぎるメダル 元の品そのものは使わない

手元の品をそのまま使いたいなら枠、形だけ残したいなら作り直し、と考えると選びやすくなります。

日本の硬貨は加工しない

貨幣損傷等取締法は、貨幣を「損傷し又は鋳つぶしてはならない」と定めています。違反には罰則があります(e-Gov 法令検索で2026-10-06に条文を確認)。

財務省と造幣局の案内でも、硬貨に穴をあける、故意に曲げるといった行為は、目的にかかわらず同法で禁じられていると説明されています。

  • 穴をあける、曲げる、削る、溶かすは不可
  • 硬貨そっくりの形を作ることも、別の法律(通貨及証券模造取締法)で「紛らわしい外観」のものの製造が禁じられている
  • 生まれ年の硬貨を残したいなら、硬貨は硬貨のまま保管し、年号を刻んだオリジナルのメダルを作る方法がある

枠で包むだけでも、爪で押さえる・はめ込むときに傷が付くおそれがあります。日本の硬貨は身に着ける加工に使わないと決めておくのが安全です。

枠の留め方を決める

枠でメダルを包む方法は、石を留める方法とよく似ています。メダルの縁の形と、裏面を見せたいかで選びます。

留め方 見た目 向くメダル
覆輪(ふくりん) 縁を金属の輪でぐるりと包む 縁が平らで、厚みが均一
爪留め 数本の爪で縁を押さえる 裏面も見せたい
裏ぶた付きの枠 片面だけ見せ、裏はふさぐ 薄いメダル、裏に刻印を入れたい

覆輪は外れにくい一方、縁が隠れます。爪留めは両面が見えますが、爪が引っかかりやすくなります。留め方の考え方は石留めの種類と選び方が参考になります。

枠を作る前に測るもの

コインやメダルは、同じ名前のものでも個体ごとに径や厚みが少し違います。枠は現物に合わせて作るため、測る項目を先にそろえます。

  • 直径(数か所を測り、いちばん大きい値)
  • 縁の厚みと、中央の厚み
  • 縁の形(平ら・丸い・ギザギザ)
  • 表裏どちらを前に向けるか

大きいメダルをそのまま下げると重くなり、ネックレスが回って裏返りやすくなります。重さとバチカンの位置はペンダントトップが裏返る原因でも説明しています。

失敗例

失敗 防ぎ方
既製の枠の径が少し大きく、中でカタカタ鳴る 径と厚みを測り、合う枠がなければオーダーにする
金の枠を重くしすぎて、首元で裏返った 枠は細く、バチカンは上寄りに付ける
生まれ年の硬貨に穴をあけようとした 硬貨は加工せず、年号入りのメダルを作る

気をつけること(ここにまとめます)

法律の内容は、2026-10-06 に e-Gov 法令検索の条文と、財務省・造幣局の公式の案内で確認したものです。外国の硬貨や記念品が個別にどう扱われるかの判断は、この記事ではしていません。気になる場合は、発行元や専門家に確認してください。

  • 価値のある収集用のコインは、加工や装着で価値が下がることがある
  • 持ち込みの品を枠に収める作業を受けられるかは、現物の写真と寸法で個別に確認する

GEMILYAに頼む場合

メダルの表裏の写真、直径と厚み、作りたい枠の素材をお送りください。当社で作れる枠の地金はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮です。

  • 枠を作れるか、留め方は何が向くかを、現物の状態から確認する
  • オリジナルのメダルを作り直す場合は、オリジナルメダルの製作の進め方になる
  • 納期は仕様確定後およそ4週間が目安

まとめ

  • メダルや外国のコインは、穴をあけずに枠で包んでペンダントにする
  • 日本の硬貨は、穴あけ・曲げ・削りが法律で禁じられている
  • 枠は覆輪・爪留め・裏ぶた付きから、縁の形と見せ方で選ぶ
  • 枠は現物に合わせて作るため、径と厚みを先に測る

残したいメダルや、形にしたい年号があれば、写真を添えてご相談ください。枠にするか作り直すかから一緒に考えます。

この記事の内容で、製作を考えている方へ

参考画像と、作りたい個数をLINEでお送りください。試作だけ・販売を検討中・贈り物の1個など、今の段階のままご相談いただけます。

作りたいものが決まっていなくても大丈夫です

「こんなものは作れる?」の一言だけでも構いません。LINEまたはメールフォームから、気軽にご相談ください。

LINEで相談フォームで相談