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素材・製法約4分で読めます

真鍮アクセサリーのOEM|鋳造・メッキ・変色対策と小ロットの進め方

真鍮アクセサリーは、ロストワックス鋳造でオリジナルの形を1個から作れます。当社でも真鍮は本体を作れる5種の地金のひとつで、メッキまでまとめて依頼できます。

OEMで最初に決めるのは、真鍮の地色を見せるか、メッキで色を整えるかです。ここが決まると、変色対策・素材の表示・見積もりの条件が順に決まっていきます。

この記事は、真鍮でブランドの商品やグッズを作りたい方に向けて、発注の段取りを整理したものです。素材の性質やお手入れは真鍮アクセサリーの変色と経年変化にまとめているので、あわせてご覧ください。

真鍮がOEMで選ばれる理由

真鍮は銅と亜鉛の合金で、金に似た温かい黄色が特徴です。OEMの素材としては、次の点で選ばれています。

  • 地金代を抑えやすく、販売価格を決めやすい
  • 鋳造との相性がよく、ロゴや細かな模様も形にしやすい
  • メッキで金色・銀色など、色の幅を出せる
  • アクセサリーだけでなく、チャームやタグなどの金属小物にも使える

一方で、貴金属ではないため、真鍮本体をSV925やK18として示す品位刻印(含有率の印)は使えません。素材表示は実際の仕様に合わせます。素材の基本は真鍮の素材ページで確認できます。

無処理・メッキの方針を先に決める

真鍮の仕上げは、大きく2つの方針に分かれます。どちらを選ぶかで、商品の売り方まで変わります。

方針 向く商品 気をつける点
無処理(地色を見せる) 経年変化を楽しむ商品 色が深まり、くすむことを事前に伝える
メッキで色を整える 色をそろえたい定番品・グッズ 摩耗で下地が見えることがある

無処理は、使うほど色が変わる「育てる素材」として打ち出す売り方です。メッキは、届いたときの色を長く保ちたい商品に向きます。

白い色に仕上げたい場合の考え方は真鍮にロジウムメッキで詳しく比べています。

メッキの下地と色ぶれを確認する

真鍮にメッキをかけるときは、本体とメッキの間に下地のメッキを挟むことが一般的です。下地は、表面の色を安定させたり、真鍮の成分が表面に影響するのを抑えたりする役割があります。

見積もりの段階で、次の点を確認しておくと安心です。

  • 表面の色(ゴールド系・シルバー系など)と、仕上げ(鏡面・マット)
  • 下地の種類(肌に触れる商品ならとくに確認する)
  • 部分メッキにするか、全体にかけるか
  • 色見本を何で合わせるか(既存の商品・前回の現物など)

メッキの色は、同じ指定でも製作のたびにわずかに揺れることがあります。追加生産で色をそろえたいなら、承認したサンプルを見本として残しておくことが大切です。

変色・緑青への備えと購入者への案内

無処理の真鍮は、空気や汗で色が変わります。汗の多い部分では、肌が緑っぽく色づくこともあります。

OEMの段階でできる備えは、次のとおりです。

  • 肌に長く触れる部分は、メッキで覆う構成も検討する
  • 指輪の内側など擦れる場所は、メッキが摩耗しやすいと知っておく
  • 同梱カードや商品ページで、手入れ方法と変化のしかたを伝える
  • 「変色しない」「アレルギーが出ない」とは書かない

コーティングを希望する場合は、対応できるかを個別に確認します。変化をどう伝えるかまでを商品の仕様と考えると、購入後の問い合わせを減らせます。

素材の表示を正しく書く

真鍮にメッキをかけた商品は、見た目が金や銀に近くなります。販売ページでは、本体と表面を分けて書くと誤解を防げます。

書き方の例 伝わること
素材:真鍮/表面:ゴールドカラーメッキ 本体は真鍮で、色はメッキ
素材:真鍮(無処理) 経年変化する地色のまま
素材:真鍮/表面:ロジウムメッキ 白い色はメッキによるもの

「ゴールド」「シルバー」とだけ書くと、本体が金や銀だと受け取られるおそれがあります。表示の考え方に迷ったら、消費者庁など公的機関の情報や専門家への確認もおすすめします。

サンプルから小ロット・追加生産へ

真鍮のOEMは、1個の特注から依頼できます。複数個を作る場合は、サンプル確認後に希望数量で製作する進め方も検討します。進め方の一例は次のとおりです。

  1. デザイン・数量・方針(無処理かメッキか)をLINEかメールフォームで送る
  2. 概算見積もりを確認し、正式に発注する
  3. 3Dデータで形を確認し、原型を作る
  4. 数量を作る前に、サンプル1個で色と仕上げを確かめる
  5. 承認後に小ロットで製作し、検品して納品する

費用は、初回の原型データ制作費+1個ごとの製作費×個数です。製作費には、仕様に応じて地金・鋳造・研磨・メッキ・石留め・検品が含まれます。数量で変わるのは、主に初期費用をどれだけの個数で割るかです。

原型は最終のご発注から6か月保管し、その間に同じ仕様で追加するなら原型代はかかりません。数量の区切りと進め方は小ロット製作で確認できます。

まとめ

  • 真鍮はロストワックス鋳造で1個から作れ、メッキまでまとめて依頼できる
  • 最初に「地色を見せるか、メッキで整えるか」を決める
  • メッキは下地と色見本まで確認し、承認したサンプルを追加生産の見本に残す
  • 素材の表示は本体と表面を分けて書き、変色しないとは書かない
  • 最終のご発注から6か月以内なら、同じ仕様の追加生産に原型代はかからない

作りたい商品の画像と、無処理かメッキかの希望が分かれば、無料相談からすぐに見積もりの準備を始められます。

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