K18ジュエリーOEMの製作工程と素材選び
K18は、ブランドの主力商品や長く使うジュエリーに選ばれやすい素材です。一方で、地金の重量や色、仕上げによって完成品の印象と費用が大きく変わります。
この記事では、K18を使ったOEM製作で、企画前に知っておきたい素材と工程の基礎を解説します。
K18はどのような素材か
K18は、全体の75%が金で、残りに別の金属を配合した金合金です。純金よりもジュエリーとして必要な硬さを持たせやすいのが特徴です。
| 観点 | K18の特徴 |
|---|---|
| 金の割合 | 75% |
| 色 | 配合する金属で変わる |
| 重量感 | シルバーなどより感じやすい |
| 価格 | 地金相場と使用重量の影響が大きい |
| 用途 | リング・ネックレス・ピアスなど |
同じK18でも、配合や加工条件は製造先によって異なる場合があります。色味を厳密にそろえたいときは、呼び名だけでなく実物サンプルで確認します。
素材ページではK18ゴールドの特徴を簡潔に紹介しています。
色はYG・PG・WGから目的で選ぶ
代表的な色には、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドがあります。色だけでなく加工性や仕上げ方法も含めて選ぶことが重要です。
- イエローゴールド(YG):金らしい温かい色を出しやすい
- ピンクゴールド(PG):赤みがあり、やわらかな印象になる
- ホワイトゴールド(WG):白色系で、メッキ仕上げを組み合わせる場合がある
ブランドの写真や既存商品と色を合わせるなら、画面上の色見本だけでは不十分です。照明によって見え方が変わるため、自然光と室内光の両方で確認します。
K10と比較して検討したい場合はK18とK10の違いも参考になります。
K18ジュエリーができるまで
K18のOEM製作は、デザインを立体化し、鋳造後に職人が表面を整える流れが基本です。工程は形状や石の有無で変わります。
- デザインと仕様を整理する
- 原型または3Dデータを作成する
- 試作する形と重量を確認する
- K18で鋳造する
- 研磨、石留め、刻印などを行う
- 寸法、外観、石の状態を検品する
鋳造直後の品物は、販売できる光沢にはなっていません。湯道の跡を整え、段階的に磨くことで形と表情を仕上げます。
細い爪や鋭い角などは、鋳造できるかだけでなく、その後の研磨に耐えられるかも確認します。完成工程から逆算した設計が必要です。
費用を左右するのは重量と手間
K18は地金そのものの影響が大きいため、見た目が似た商品でも重量によって費用が変わります。単純な「リング1個の価格」では比較できません。
| 費用要素 | 変動する理由 |
|---|---|
| 地金 | 相場・重量・色 |
| 原型 | 新規設計・修正回数 |
| 鋳造 | 形状・数量・歩留まり |
| 仕上げ | 磨く面・模様・艶 |
| 追加加工 | 石留め・刻印・メッキ |
軽量化のために単純に薄くすると、変形しやすくなる場合があります。強度を保ちながら裏側を抜くなど、形状に合わせた検討が必要です。
費用を比較するときは重量の想定、加工範囲、地金の扱いをそろえます。考え方の全体像はOEM費用の内訳をご覧ください。
試作で確認するポイント
K18は最終素材での試作前に、データや別素材で形状を確認する方法もあります。ただし、最終判断は実際の素材と仕上げに近い状態で行います。
- 予定した寸法と重量になっているか
- 肌に触れる部分に角がないか
- 細い部分や接続部に不安がないか
- YG・PG・WGの色が意図どおりか
- 鏡面やマットの境界が整っているか
- 石留めや刻印の位置が正しいか
量産前には、承認したサンプルを基準品として残すと検品しやすくなります。写真だけでなく、実物のどの状態を正とするかを共有しましょう。
K18は材料価値が高いため、試作から量産までの重量変化も記録します。承認品と量産品を比べる基準があると、追加生産の相談も進めやすくなります。
まとめ
- K18は75%の金を含む、ジュエリー向けの金合金
- YG・PG・WGは実物で色と仕上げを確認する
- 費用は地金重量と加工の手間で大きく変わる
- 薄さだけで軽量化せず、強度とのバランスを取る
- 承認サンプルを量産時の品質基準にする
K18で作れる形や重量感がわからない段階でも構いません。ラフや参考画像を添えて無料相談からご相談ください。