プラチナの指輪は普段使いできる?|傷・変形の実際とお手入れ
プラチナの指輪は、毎日着ける普段使いに向く素材です。白い色は地金(金属そのもの)の色なので、メッキのように剥げて色が変わることがありません。
一方で、プラチナは柔らかく、細かい傷は付きやすい素材です。細い指輪は、ドアノブや重い荷物に強く当たると形がゆがむこともあります。
この記事は、結婚指輪や毎日着ける指輪をプラチナにするか迷っている方に向けて、傷・変形の実際と、長く着けるための形とお手入れをまとめます。
普段使いでの向き・不向き
プラチナが普段使いに向くかは、何を気にするかで答えが変わります。
| 気になること | プラチナの場合 | 判断 |
|---|---|---|
| 色が変わらないか | 地金の白さなので剥げない | 向く |
| 黒ずまないか | 汗や温泉で黒ずみにくいとされる | 向く |
| 細かい傷 | 付きやすく、表面がくもってくる | 気になる人は仕上げを工夫 |
| 形のゆがみ | 細い指輪は強い力でゆがむ | 太さと厚みで防ぐ |
| 重さ | 同じ形なら金やシルバーより重い | 好みが分かれる |
色の変わらなさを重視するならプラチナ、細かい傷を一切つけたくないなら、どの素材でも難しいと考えてください。素材ごとの傷の付き方は傷つきにくい指輪の素材と仕上げで比べています。
プラチナの傷は「削れずに寄る」
プラチナは粘りのある金属です。傷が付いても、表面が欠けて失われるより、金属が押しのけられて寄るような付き方をします。
- 細かい傷が重なると、鏡のような光沢がくもって見える
- 傷が付いても、指輪の重さや厚みは減りにくい
- 磨き直すと、くもった表面が整って光沢が戻る
使い込んだプラチナのくもった風合いを好む人もいます。最初からつや消しの仕上げにすると、細かい傷が目立ちにくくなります。
変形しにくい形を選ぶ
ゆがみは、素材の柔らかさより、細さと薄さで起きることが多くあります。
| 形 | ゆがみやすさ | 理由 |
|---|---|---|
| 細くて薄い | ゆがみやすい | 力を受け止める金属が少ない |
| 細いが厚みがある | ゆがみにくい | 横から見た高さが支えになる |
| 幅が広く、ほどよい厚み | ゆがみにくい | 力が分散する |
| 石が高く飛び出している | 石座が当たりやすい | ぶつけたときに爪が曲がる |
細身のデザインにしたいなら、幅を細くした分、厚みを残すのが基本です。石は低めに留めると、普段使いで当たりにくくなります。幅と厚みの関係は指輪の幅は何ミリでも説明しています。
家でできるお手入れ
プラチナは黒ずみにくいので、お手入れは汚れを落とすことが中心です。
- ぬるま湯に台所用の中性洗剤を少し溶かす
- 柔らかい歯ブラシで、内側と石のまわりを軽くこする
- 水で流し、柔らかい布で水気をふき取る
くもりが気になってきたら、購入した店などで磨き直し(新品仕上げ)を相談します。家庭で研磨剤を強く使うと、仕上げの風合いが変わることがあります。
- 重い荷物を持つとき、筋トレのときは外す
- ほかの指輪と同じ箱に入れず、1本ずつ分けてしまう
- ゆがんだと感じたら、無理に自分で戻さない
よくある失敗
| 失敗 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 細くて薄い指輪が、数か月でゆがんだ | 細くするなら厚みを残す |
| 鏡面の傷が気になり、毎日見てしまう | つや消しや槌目の仕上げを選ぶ |
| 重さを知らずに作り、太めの指輪が重かった | 重さを先に確かめ、幅か厚みを調整する |
重さの目安は指輪の重さの目安で、Pt900を含む5つの素材で比べています。
気をつけること(ここにまとめます)
ここで書いた傷・黒ずみ・変形の性質は、一般的な傾向です。使い方や手の使い方、仕上げによって変わります。プラチナの割合(Pt900・Pt950など)でも硬さが違います。
- 当社で作れるプラチナはPt900
- 磨き直しやゆがみの修理を当社で受けるとは限らないため、購入店に相談する
GEMILYAに頼む場合
作りたい指輪のイメージと、号数・幅・普段の使い方をお送りください。
- Pt900で、普段使いに合う幅と厚みを一緒に決める
- 原型の形を3D画像で確かめてから鋳造する
- 納期は仕様確定後およそ4週間が目安
結婚指輪を2本作る場合は、プラチナの結婚指輪を自分でデザインするの進め方になります。
まとめ
- プラチナは色が剥げず、普段使いに向く素材
- 細かい傷は付きやすいが、削れて減りにくく、磨き直しで光沢が戻る
- ゆがみは細さと薄さで起きる。細身なら厚みを残す
- お手入れは中性洗剤とやわらかいブラシで汚れを落とすのが中心
普段の使い方を伝えていただければ、合う幅と仕上げを提案します。無料相談からどうぞ。