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グッズ検品チェックリスト|金属アクセサリーの試作・納品確認

グッズの検品は、試作品の承認時と、量産品の受け入れ時の2回に分けて行います。試作品で「量産の基準」を決め、受け入れ時はその基準との差を見ます。

グッズは、売り場に並んだ瞬間から「商品」として見られます。

納品後に修正が必要になると、販売日程に響きます。そのため試作時と受け入れ時に確認し、不具合が見つかった場合は状態を記録してご相談ください。

見るのは目視と着用が中心です。寸法と重量は、定規・ノギス・はかりがあると数字で比べられます。

試作品で見る7項目

量産の基準になるのが試作品です。ここで承認した状態が、そのまま量産品の見本になります。

1〜2は測って確かめ、3〜7は目で見たり着けたりして確かめます。

  1. 寸法 — 合意した厚み・幅・長さと合っているか。定規やノギスで測る
  2. 重量 — 合意した重量と比べる。はかりで測り、数字を記録する
  3. 仕上げ — 鏡面、いぶし、マットの見え方。写真と実物の差
  4. メッキの色 — 照明で変わるので、屋外と店内の両方で見る
  5. 刻印・ロゴ — 文字が潰れず読めるか。狙った位置に入っているか
  6. 可動部・留め具 — 開閉のしやすさ、チェーンの動き、引っかかり
  7. 着用感 — 実際に着ける。重さの感じ方、当たる、回る、外れやすいを見る

着けたときの違和感は、量産前の試作で見つけておくほうが直しやすくなります。測った値と写真は、試作品と一緒に残しておきます。

気になった点は、まとめて一度に伝えるのが結果的にいちばん早く進みます。小出しにすると、そのたびに確認の往復が発生します。

試作の進め方はジュエリーOEMのサンプル確認チェックリストでも扱っています。

量産品の受け入れで見る7項目

製造側の検品と、発注側の受け入れ確認は役割が違います。当社の検品は1個ずつ行い、受け入れ確認は「売り場に出せるか」を発注側が判断するためのものです。

区分 項目 見るところ
安全・機能 バリ・尖り 指でなぞって引っかかる箇所がないか
安全・機能 留め具・可動部 開閉できるか、外れやすくないか
外観 色味 複数個を並べて、基準の範囲に収まるか
外観 仕上げ 傷、研磨の残り
外観 刻印 読めるか、決めた位置の範囲に入っているか
数量・梱包 数量 発注数とそろっているか
数量・梱包 梱包 個包装、台紙、緩衝材の状態

抜き取りにするか全数を見るかは、受け入れの前に決めておきます。

  • どの項目を見るか(上の表のどれか)
  • 何個を、どう選ぶか(箱ごと・色ごとなど)
  • 不具合が見つかったら、確認の範囲をどこまで広げるか

比べるときは、承認した試作品を横に置きます。記憶だけで判断すると、少しずつずれていきます。

色や刻印の位置は、手仕上げのため個体間で完全には一致しません。どこまでの差を許容するかを、基準として持っておきます。

いつ、誰が見るか

確認は、担当者を決めておくと滞りません。

タイミング 誰が見るか 何を判断するか
試作品が届いたとき 企画の担当者 量産に進んでよいか
量産品の受け入れ時 物販の担当者 売り場に出せる状態か
会場搬入の直前 現場の担当者 数量と梱包の状態

試作品を見る人と、売り場に立つ人が違う場合は、判断の基準を共有しておきます。言葉だけでなく、次のように記録して渡します。

  • 基準サンプル(承認した試作品)
  • 色を見る照明と、見る向き
  • 刻印の位置と、読みやすさの目安
  • 許容する差と、許容しない差

「多少の色差は許容する」「刻印は読めることを優先する」といった優先順位が食い違うと、現場で止まります。

見落としやすい3つ

物販の現場で問題になりやすいのが、商品そのものではない部分です。

  • 台紙と個包装:あとから足すと日程にも費用にも響く
  • 保管と輸送:金属同士が擦れると傷がつく。仕切りや袋が要る
  • 予備:破損や紛失に備えた分を数に入れているか

とくに個包装は、企画の初期に決めておくと後が楽になります。グッズ製作全体の進め方はグッズ・ノベルティ製作にまとめています。

気になる点が見つかったとき

見つけたら、売り場に出る前に次の順で対応します。

  1. 該当品を分けて、良品と混ざらないよう印を付ける
  2. 判断が済むまで、該当品は販売を保留する
  3. 何個中いくつか、写真と数量を記録する

連絡の伝え方で、対応の速さが変わります。

  • どの個体か(何個中いくつか)
  • どこが、どう気になるか
  • 承認した試作品と、どう違うか

写真を添えていただけると、そのまま製造側と共有できます。当社では、納品前に確認する項目をご相談の段階で合意し、その基準で確認しています。

何を優先するかは商品によって変わるためです。完成後の返品は受けていませんが、不具合がある場合はご相談ください。

確認の体制は品質と進め方にまとめています。

前もって決めておくと早いこと

確認の基準は、試作を見てから決めるより、発注時に決めておくほうが早く進みます。まず、安全・機能に関わる点と、外観の許容差を分けて考えます。

  • 安全・機能:バリ、留め具の外れ、着用時の当たりなど。妥協しない項目として決める
  • 外観の許容差:色・仕上げ・刻印位置など、どの程度の差まで許容するか
  • 外観の優先:いちばん外せない点はどこか(刻印/色/寸法のどれか)
  • 判断者:気になったときに、誰が判断するか

外観のすべてを最高水準にしようとすると、日程も費用も膨らみます。外観の優先順位を先に決めておくほうが、結果として良いものが早く出ます。

まとめ

  • 検品は試作承認時と受け入れ時の2回。寸法・重量は測って記録する
  • 試作品では寸法・重量・仕上げ・色・刻印・可動部・着用感の7点を見て、修正は一度にまとめて伝える
  • 受け入れ時は承認した試作品と並べ、安全・機能と外観の許容差を分けて見る
  • 抜き取りの数と、不具合時に確認を広げる範囲は事前に決めておく
  • 不具合品は分けて販売を保留し、写真と数量を添えて連絡する

基準づくりから相談したい場合は、商品と重視したい点を発注仕様シートに書いてご相談ください。

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