本文へ移動
GEMILYA
グッズ・ノベルティ3分で読めます

タレントグッズを金属アクセサリーで作る|権利・数量・日程の実務

タレントやアーティストのグッズに、リングやネックレスなどの金属アクセサリーを入れる企画が増えています。

単価を上げやすく、ライブ後も日常で使ってもらえるのが理由です。一方で、缶バッジやアクリルとは進め方がかなり違います。

このページでは、事務所やレーベルのご担当者が最初に決めておくべきことを、実務の順番で整理します。数量や予算が固まっていない段階でも読めるようにしています。

金属グッズが向いている場面

まず、企画として金属が向くかどうかを見極めます。次のような条件がそろうときに力を発揮します。

  • 上代を数千円以上に設定したい
  • ツアーや周年など、記念性のある企画に紐づく
  • ロゴやシンボルマークなど、立体にしたときに映る形がある
  • ライブ後も日常的に着けてもらいたい

逆に、来場者全員に配る前提の大量ノベルティには向きません。1個ずつ仕上げと検品を通す工程があるため、極端な低単価が求められる企画とは相性が良くないためです。

アイテムごとの特徴はリングブレスレットのページにまとめています。

権利まわりは、企画の一番最初に確認する

タレントグッズで最も事故が起きやすいのが権利の扱いです。着手してからの手戻りが大きいため、企画段階で確認します。

確認すること 誰に確認するか
ロゴ・シンボルの利用範囲 権利を保有する事務所・レーベル
既存デザインの流用可否 そのデザインの権利者
未発表情報の取り扱い 社内の管理部門

当社で複製・改変をお受けできるのは、お客さまが権利をお持ちのもの、または権利者の許諾を得ているものに限ります。 第三者の意匠やキャラクターを写し取るご依頼はお受けできません。

未発表の企画やロゴデータをお預かりする場合は、秘密保持契約を結んでから進められます。ご依頼時にお申し付けください。

数量は「読める数」から決める

グッズで一番こわいのは売れ残りです。かといって数を絞ると単価が上がります。

この板挟みは、初回と追加に分けて考えると解けます。

  1. 初回は、確実に掃ける数だけ作る
  2. 反応を見て、同じ型で追加生産する
  3. 追加では原型の製作費がかからない(同じ仕様の場合)

最低ロットは設けていないため、初回を小さく始められます。数量と在庫の考え方はグッズの在庫リスクを抑える作り方で詳しく解説しています。

日程は「承認にかかる時間」を別枠で見る

制作の目安は、仕様が確定してからおよそ4週間です。数量、石留めやメッキの有無、試作での修正回数によって前後します。

見落とされがちなのが、この4週間に含まれない期間です。

  • デザインの検討と修正
  • 事務所・権利者の確認と承認
  • 販売ページや告知物の準備

実務では、この承認待ちが最も読みにくい時間になります。開催日が決まっている場合は、逆算のうえで「いつまでに何を決めるか」を先にお渡しします。

完売したときの受け皿を用意しておく

初回を絞る進め方には、完売が早いという裏側があります。売り逃しを防ぐには、先に受け皿を決めておきます。

  • 会場での受注(後日配送)を受け付ける
  • 通販で追加分の予約を取る
  • 次の公演までに追加生産を間に合わせる

いずれの場合も、追加分がいつ届くかを先に把握しておく必要があります。同じ仕様のまま作り足すなら原型からやり直さないため、初回より短い日程で動かせます。

告知の文面に「追加生産分は◯月お届け予定」と書けるかどうかで、機会損失の大きさが変わります。

仕様で単価を調整する

予算に収まらないとき、デザインを諦める前に動かせる部分があります。

  • 重量を落とす(裏抜きで見た目を保ったまま軽くする)
  • 素材を真鍮+メッキに寄せる
  • 石留めや部分メッキなど、手作業の工程を減らす
  • 数量を増やして初期費用を分散する

なかでも効くのが重量です。地金代は「相場 × 重量」で決まるため、厚みの設計が金額を大きく左右します。

費用の構造は料金についてにまとめました。

まとめ

  • 金属グッズは、上代を取りたい記念性のある企画に向く
  • 権利の確認は企画の最初に行う。許諾のないデザインは受託できない
  • 初回は読める数に絞り、同じ型で追加生産する
  • 制作の目安は仕様確定後およそ4週間。承認期間は別枠で見る
  • 予算が合わないときは、重量・素材・工程・数量の順に調整する

企画書ができていない段階でも構いません。開催日と、作りたいもののイメージだけお知らせいただければ、実現できる進め方をご提案します。ご相談はいつでもどうぞ。

作りたいものが決まっていなくても大丈夫です

「こんなものは作れる?」の一言だけでも構いません。LINEまたはメールフォームから、気軽にご相談ください。